【スマホゲームレビュー乙女系 第10回】主人公が猫!? 愛と癒しのハートフル恋愛ゲーム『にゃんらぶ～私の恋の見つけ方～』

　みなさま、猫はお好きですか？ 猫です。にゃーにゃーの猫です。当連載第1回でご紹介した『妖かし恋戯曲』でもおなじみ、JOYSOUND×オペラハウスの女性向け恋愛アドベンチャーゲーム第3弾『にゃんらぶ～私の恋の見つけ方～』は、なんと、猫が主人公……!?

　本作は『妖かし恋戯曲』と同じく、オートセーブや既読スキップといった便利な機能、イベントスチルやボイスをゆっくりと振り返ることができるアルバム機能、ボイスリスト機能など、プレイの快適性が高く、安心です。

　初回起動時のダウンロードデータはやや大きめ。ただし豪華なフルボイスが収録されているため、「システムのみダウンロード」、「ボイスなしダウンロード」ではなく、Wi-Fi接続を使ってすべてダウンロードしておくのがおすすめです！

　昨今、フルボイスのアプリゲームが珍しくなくなってきたとはいえ、本作の斉藤壮馬さん、田丸篤志さん、安元洋貴さん、前野智昭さん、櫻井孝宏さんという豪華声優陣は目を引きます。いえ、耳が惹かれます!! 猫に優しく話しかける声は、五人五様の癒やしの響き……☆

　グラフィックの美しさは、ご覧のとおり。イラストレーターのひだかなみさんが描かれた男性キャラクター5人は、どれも魅力的で目移りしちゃいます。

◆主人公は、花屋勤務の普通の女の子……なのに、夜だけ猫に!?

　プロローグは、主人公の働く花屋から始まります。優しい店長の村主拓馬（CV：斉藤壮馬）と働いていると、主人公を気にかける幼なじみの夏目航平（CV：田丸篤志）や、巡回に来る警官の冨士本祥吾（CV：安元洋貴）、ホストらしく（？）花束を買いに来る河原匡祐（CV：前野智昭）、少し不思議な雰囲気の西條鳴海（CV：櫻井孝宏）といったキャラクターが、次々に登場。そして仕事を終え、少し疲れた主人公が、癒やしを求めて行ったいつもの公園で不思議な出来事が起こります。

　ちょっとした行き違いから、主人公は黒猫に、夜になると猫になる呪いをかけられてしまいます。呪い。呪いといえば、そうもちろん、「本当に好きな人」とのキスで解けるもの！ とはいえ、一心に働く日々を過ごしていた主人公には、恋愛はちょっと縁遠くて、そんな人はなかなか思い当たらず、ようやく思い浮かべたのは……と、ここまでがプロローグです。

　猫の姿になってしまった主人公が、ひとりぼっち、いや一匹ぼっちの夜の街で心細くふらふらしていると、助けてくれたのは航平。意外に猫好きなのか、主人公（猫です！）を抱き上げる手つきも慣れたもの。

　深夜で危ないと、航平の自宅に連れて行ってもらい（猫ですから）、お風呂で汚れた身体もきれいにしてもらって（猫ですから？）、猫ならではの癒やし展開にほっこりしつつも、ドキドキしてしまいます。

　本編では、ときどき選択肢が現れます。この選択によって、展開が変わったり、違ったエンディングにたどり着いたりしますので、じっくりプレイしてくださいね！

　うーん、やっぱり、匡祐くんも気になるっ!! 次は、匡祐くんシナリオをプレイしてきます。それでは！