【リズムゲームめった打ち 第2回】スタイリッシュな『クロスビーツ』をご紹介、そして最難関曲「Hesperides」に挑戦!


 今回は2013年末にリリースされ、僕がどハマりしたリズムゲーム『クロスビーツ』を紹介します。このゲームは「交差する光の矢」というタイトルのとおり、曲に合わせて画面端から現れる「光る矢」が交差したところをタップしていくゲームです。具体的な操作方法などを画面で見ていきましょう。

▲まずは基本のタップ。


▲入力のタイミングによって判定が出ます。いい順にFlawless→Super→Cool→FastもしくはSlow→Fast2 / Slow2。見逃すとFailです。


▲薄い水色の輪が表示されると同時タップです。


▲長押しするホールドです。『クロスビーツ』ではタイミングよく離す必要はなく、タップし続けていれば必ず終点ではFlawlessが出ます。


▲最後にフリック。矢の交差点にあるピン(この場合は左)のとおりにフリックします。


 このゲームの譜面は、この4種類のノーツが複雑に絡み合ってできています。難しそうに見えるかもしれませんが、できるようになるととても楽しい配置になっている譜面ばかりです。

◆新しく、悩ましい楽曲の「アンロックチャレンジ」

『クロスビーツ』で熱い要素のひとつに、「アンロックチャレンジ」があります。ゲームを進めて条件を満たすと隠し曲が出現することがありますが、始めは鍵がかかった状態です。この鍵を外して、ほかの曲と同じように普通にプレイできるようにするために行なうのがアンロックチャレンジです。

▲曲ごとにSTANDARD、HARD、MASTERの3つの難易度があり、この場合は前者ふたつに鍵がかかっています。


▲アンロックチャレンジは制限時間があり、基本は20分。その間に曲をプレイしてポイントを貯め、条件を満たすと鍵が外れます。


▲面白いのが、ポイントを得る条件を切り替えられること。たとえば「最後までプレイをする」という楽な条件では1000ポイントしか貯まりませんが、「Failを1以下」だと100000ポイント(=1回達成するだけでアンロック!)も手に入ります。


 制限時間、そしてこの自分がクリアできそうな条件を選ぶという要素が悩ましく、また新しいシステムですね!

◆全俺が泣いた! 収録曲が素晴らしい!

 僕が『クロスビーツ』に本気でハマったのは、なにより楽曲のよさのおかげです。リズムゲーム黎明期に活躍したアーティスト、シーンの最前線で活動しているハイセンスなアーティスト、さらにGLAYやきゃりーぱみゅぱみゅといった著名アーティストと、とにかくバリエーションが幅広いのです。

 オススメの曲を挙げるとキリがないくらい大好きな曲ばかりですが、なかでも僕が好きなのは「Landing on the moon / SIMON」、「Aqualight / MAYA AKAI」、「Sundrop / Yamajet」といったあたり。いずれもヘッドホンを付けて大音量で聴いてみてほしいです。

 さて、現在140を超える楽曲が収録されている『クロスビーツ』で最難曲と言えるのが「Hesperides」(MASTER)。腕前を示すランクポイントのランキングでかつては1位をキープし続けていた僕ですが、こればかりは本当に難しく、「クリアレート100%(Cool以下の判定を出さずにフルコンボ)なんてできるか!」と匙を投げたくなるレベルの譜面です。

 解説すべきポイントは山ほどある曲ですが、なかでもフルコンボの難関となるのが以下の箇所です。ぜひ参考にしてください。

・0:55~0:56
 パッと見はわかりづらいですが、裏拍で右にホールド+左にフリックが同時に飛んできます。さらにその直後、少し空いてタップからの縦スライド(連続フリック)という複雑な構造です。左のフリックが非常に難しく、さらに次のタップが反応してしまう危険性があるため、ホールドを右手親指、フリックを右手人指し指で処理するのが理想です。

・1:26~
 タップがすごい勢いで飛んできますが、交互で叩ける配置になっているので、まずは順番を把握しましょう。1:26周辺のタップは右手から、1:27周辺のタップは左手から交互にタップできます。そこから右手で左下にスライド、直後左手で縦にスライドという流れです。その直後が同時タップになっていますが、これは右手だけで処理しましょう。

・1:29~
 3×3列でタップが並んでいますが、リズムは16分音符です。9個目が同時押しになっているためリズムを乱されやすい配置です。すべて左から順番に並んでいるので、どの列も左手、右手、右手とタップするのがおすすめです。1:30からは4×4列ですが、今度は順番が左から→右から→左から→右からとなります。ここは両手の3本の指を有効に使いましょう。動画のように左薬指→左人指し指→右人指し指→右薬指→右中指→右人指し指→左人指し指→左薬指→左中指→左人指し指→右人指し指……と叩けると、脳から汁が出るほど楽しいです。

・1:57~
 3つ連続しているタップのパターンが難しい場所です。僕の場合は横に3つ並んでいるものは人指し指、中指、薬指でタップし、縦に3つ並んでいるものは親指、人指し指、中指(2回目は逆)でタップしています。一方、1:59の配置は両手親指→左手の人指し指、中指、薬指→両手親指→右手の人指し指、中指、薬指の順です。これらの指押しは、ハイスコア狙いには適さないかもしれませんが、慣れれば安定してコンボをつなげられるのでお試しあれ。

・2:00~2:03
 縦2個ホールド、右からの二重16分音符スライド、そしてラストに右側にタップがひとつ……ホールドを右手で処理し、左手を潜らせてスライドする方法もありますが、右手で最初のフリックが見えなくなるというデメリットもあります。またポイントとして、ホールドの終点とスライドの始点が同じなので、左手小指と親指でホールドを、左手の人指し指と中指でスライドを処理するという方法もあります。

 動画ではとても必死にプレイしているため、右手でホールドしてしまい、前者の方法になりそうなところを左手に入れ替えています。『クロスビーツ』では、画面に触れ続けてさえいればホールドする手を入れ替えるのは案外容易です。また、リズムを刻む音がなくなりますが、ホールドを押さえてから4拍空いてスライドになるので、頭の中でカウントするのもいいでしょう。

『クロスビーツ』、いかがでしたでしょうか? 今夏にはアーケード版『crossbeats REV.』が稼働するということで、ますます盛り上がりそうな本作。今からでも遅くないので、ぜひプレイしてみてください!