『Warhammer 40,000: Freeblade』のグラフィックと3D Touch活用に、iPhoneゲームの未来を感じた話【編集部日記】

編集部の小ネタ日記

 編集部シライシです。
 今日は『Warhammer 40,000: Freeblade』の話。

 さて、iPhoneファンというかAppleファンの方は、iPhone6s/6s Plusが発表されたときのイベントで、デモとして出ていたゲーム、覚えていますでしょうか。デカいメカで敵を撃つやつです。
 あのゲームが、ついにリリースされました。その名も、『Warhammer 40,000: Freeblade』

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▲この画面、見覚えがある人もいるかも。

 『Warhammer』と聞いてピンと来た人は、なかなかの通。これ、マニアの間では有名なミニチュアゲーム(小さなフィギュアをジオラマに置いてプレイするボードゲーム)なんです。東京では、中野ブロードウェイや原宿、神保町に専門店があるので、見たことがある人もいるかも。
 で、『Warhammer』にはファンタジー版とSF版があって、今回のゲームはSF版のほうです。

 で、この『Warhammer 40,000: Freeblade』。iPhone発表イベントでも使用されただけあって、リリース直後から、もちろんiOS App Storeの「スタッフのおすすめ」に載りました。といわけで、無料ダウンロードランキングでも上位をひた走ってます。

 というわけで『Warhammer 40,000: Freeblade』、プレイしましたよ。
 まあ何しろ、グラフィックが綺麗! メッチャメチャ綺麗です。よくスマートフォンゲームを褒めるときに「家庭用ゲームと比べて」という話が出ますけど、そんな比較も別に必要ない。
 特に自分のメカ(インペリアルナイトと言います)の綺麗さは、かなりのものがあります。iPhoneのRetinaディスプレイの能力を堪能できる、現時点ではトップクラスのゲームかもしれません。

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▲このメカが動くんですから、見たら「おおっ!」と思うこと請け合い。

 で、ゲーム内容は、ガンシューティングに近いスタイルです。自分のインペリアルナイトがノシノシと歩いて行き、行く手を阻む敵兵やビークルをガンガン撃ち倒す。武器やシールドを使い分けながら、ひたすら撃てばOK。狙いに集中できるので、初めてのプレイヤーでも安心です。
 ポイントは、iPhone6sのデモで使用されただけあって、3D Touchに対応していること。画面を“強押し”するとズームアップしたり、重火器を発射したりできます。いままでほとんど使ってなかった3D Touch、ようやく使う日が来たよ!
 実際に3D Touchで強押ししてみると、グイッとズームしてくれる。この感じ、確かに直感的で楽しいです。ちょっと未来感あります。

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▲強押し長押しで強武器。青いのは敵攻撃を防ぐシールドで、これもタッチするだけ。

 また、このゲームの楽しさは、タイタンのカスタマイズ性にもあります。装備はかなり細かく部位分けされているし、武器はもちろん換装可能。ドロップなどで手に入るレア装備もあったりと、その辺りは抜かりありません。
 見た目に楽しいのは、ペイントの塗り分け。これ、部位ごとに、かなり細かくカラーを塗り分けることができるんですよ。このあたりは、フィギュアのペイントを楽しむ本家『Warhammer』と直結している魅力でしょうね。

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▲部位はぜんぶで10箇所。武器、防具など効果いろいろ。
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▲部位ごとの塗り分けで個性を演出。基本色以外にアンロック式の色もあります。

 初心者に厳しいポイントがあるとすれば、ゲームの難易度的には、結構難しめに作られています。課金額によって溜まるロイヤルティで常時有利になるシステム(中国などのゲーム文化では“VIPシステム”と呼ばれたりします)がある辺り、基本的には有料アプリで、無料プレイはデモ版に近い位置づけと割り切っていいかもしれません。

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▲こちらがロイヤルティシステム。2段階のグレードアップが可能。

 わりと有料に近いバランスのゲームとはいえ、このグラフィックや3D Touchを試せるのは、新型iPhoneユーザーにはちょっと魅力的。ここまでできるんだなあ、と、一度は見ておいていいゲームだと思いますよ。