ゲーム制作×青春!【 マンガ とりあえず「ゲーム部!」3 】#3-10 「譜面打ち!パート2」

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監修・原案:「ゲーム部!」実行委員会
まんが:森宮鈴

ゲーム部

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コラム「ゲーム業界に行こう!」:やっぱりゲームを作ってみよう!

これまでのコラムで、作品制作~面接まで触れてきましたが、いかがでしたでしょうか。
繰り返しとなりますが早めの準備が大切であることは間違いありません。

まだ、就活生でない場合は、やはり「ゲーム制作」にチャレンジする事をお勧めします。

ゲーム開発において「与えられた作業だけやっていればOK」ということはまずなく、チームとして円滑に開発していくためのルールや作法といったものが存在します。

スケジュール・タスク管理、モチベーションコントロール、情報共有の仕方等々といったものですが、言語化しにくい部分も多々あり、そういったものは経験して感覚として身につけていった方がよいかなと思います。

プランナー志望者であれば、RPGツクール等のゲーム作成ツールでいいので、まずは一人で一本作ってみてもよいですね。これでゲームに必要な要素や、だいたいの開発の流れについては把握できます。

また、いきなり大人数というのはハードルが高いので、2~3人のチームからはじめてみることをおすすめします。

ただし、ここで一つ、押さえて欲しい事があります。

「途中で投げ出さない事」です。

ゲーム開発はそれなりの期間がかかるので、その中で人間のモチベーションは変化していきます。最初はやる気に満ちていて、作業がハイペースで進む事も多いでしょう。

ただ、それが2~3ヶ月目ぐらいになった時に作業に「飽き」てくるという事が起きてきます。その時期はチームの様々な問題が表面化しやすい時でもあり、それによって「モチベーションの低下」が引き起こされる場合もあります。

早ければ、そこでチーム崩壊してしまう事もあります。

制作中にこういったモチベーション低下が起こりやすいタイミングというのは何回かあって、企業でマネージメントを担当する人間は、都度、対策を打っています。
それらを乗り越えいった先にゲームの完成があります。

(この四コマの連載を始めた理由のひとつに、チーム制作を行う上で「危機」となりそうなポイントを知ってもらい、運営に役立ててもらう事がありました。)

もし、途中で投げ出してしまった場合…作品として中途半端なので高く評価して貰う事は難しいです。これは、極端な言い方をすれば、そこまでに費やした貴重な時間・エネルギーが無駄になってしまうという事です。

専門学校の講師の方々と情報交換していると「学生のゲーム制作は8~9割が未完成で終わる。」という感覚をお持ちの方が多いです。それぐらい完成まで漕ぎ着けるチームは少ないということですね。

裏に返せば、完成にたどり着いた「1割」になれば、業界に進める確度も高くなってくると言う事です。

ぜひ、完成を目指して頑張って下さい!

By かもちゃん先生 @gamebu_info

※このコーナーではゲーム制作におけるお悩みを募集しています。
「ゲーム部!」実行委員会ツイッター( @gamebu_info )にメッセージをお寄せ下さい。

【今回の登場人物】

かねこ
◆かねこ:本作主人公。本作主人公。性格は明るく活発で、負けん気が強い。楽しそうな事にノリでとびつくが飽きっぽい。ゲーム作りの魅力に目覚めてきた感じだが、常に背中に疲労の色が漂っている。カレーといえば「牛スジカレー」。

将軍
◆将軍:「ゲーム部!」プログラマー。幼なじみである「雄大」にくっついて、情報学科に入学。人間より動物としゃべるのが得意。普段はあまりしゃべらないが、突如、動物の鳴きまねなどをして周囲を驚かせることがある。作曲もできる。動体視力も良いなど、まだまだ他にも秘めた能力がありそう。カレーといえば「チキンカレー」。

(C)森宮鈴/「ゲーム部!」実行委員会
※この物語はフィクションなので、実在の学校・人物とは一切関係ありません。