任天堂、平成30年3月期第2四半期決算を発表。当期営業利益は399億6100万円。

前年同期比で売上高170%増、Nintendo Switchが売上高をけん引。ソフトの販売本数は全世界で2200万本を突破。

任天堂株式会社(以下、任天堂)は、平成30年3月期第2四半期決算を10月30日(月)に発表した。当期売上高は3740億4100万円(前年同期比173.4%増)、営業利益399億6100万円、経常利益695億9100万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は515億300万円(同34.5%増)となった。

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連結経営成績に関する説明

当第2四半期(平成29年4月~9月)の期間中、Nintendo Switchに関しては、7月21日(金)に発売した『Splatoon 2』が国内外で人気を博し、全世界で361万本の販売を記録したと発表。そのほかにも、4月28日に発売した『マリオカート デラックス』、6月16日に発売した『ARMS』の販売が順調に推移。そのこともあり、Nintendo Switchのハードウェアの販売台数は489万台、ソフトウェアの販売本数は2202万本となったとのこと。

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ニンテンドー3DSに関しては、ハードウェアの新しいラインアップとして全世界で6月から7月にかけて発売したNewニンテンドー2DS LLが販売を伸ばし、ハードウェアの販売台数は286万台(前年同期比5%増)となった。ソフトウェアは、全世界で発売した『ファイアーエムブレム Echoes もうひとりの英雄王』や『メトロイド サムスリターンズ』の販売が堅調に推移したが、ソフトウェアの販売本数は1382万本となり、前年同期とくらべ28%減少した。

その他には、海外では9月29日、日本では、10月5日に発売した「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン」が好調なスタートを切ったとの事。

また、amiibo(アミーボ)は、新たに発売した「Splatoon」シリーズなどでラインアップの拡充を図り、フィギュア型を約510万体、カード型を約280万枚を販売した。

ダウンロードビジネスでは、Nintendo Switchのダウンロード販売が好調だったことにより、ダウンロード売上高合計では228億円(前年同期比55%増)となった。

スマートデバイスビジネスに関しては、前期に配信を開始した『スーパーマリオ ラン』や『ファイアーエムブレム ヒーローズ』が、引き続き多くユーザーに楽しまれていることもあり、スマートデバイス・IP関連収入などの売上高は179億円(前年同期比426%増)となった。

以上の結果、売上高は3740億円(海外売上高:2723億円、海外売上比率72.8%)、営業利益は399億円、経常利益は695億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は515億円と発表。

連結業績予想に関する説明

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連結業績予想に関しては、平成30年3月期第2四半期連結累計期間の販売実績及びその後の状況を踏まえた結果、通期の販売予想を修正。

同日発表された「通期業績予想の修正に関するお知らせ」にて、修正された。

関連サイト

任天堂株式会社公式サイト
平成30年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2018年3月期 第2四半期 決算参考資料
通期業績予想の修正に関するお知らせ