コナミHD、平成30年3月期第2四半期決算を発表。新規・既存タイトルが順調に推移し、営業利益は約50%増の249億円。

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『パワプロ野球』や『遊戯王デュエルリンクス』などのモバイルゲームが堅調に推移。パチスロ機も新基準対象の新機種が好評。

コナミホールディングス株式会社(以下、コナミHD)は、平成30年3月期第2四半期決算を2017年10月31日(火)に発表した。当期売上高は1153億5600万円(前年同期比13.8%増)、営業利益は249億5100万円(同46.4%増)、税引前利益は248億3600万円(同52.9%増)、四半期利益は171億8600万円(同40.5%増)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は171億8000万円(同40.6%増)、四半期包括利益合計額は178億1600万円(同105.1%増)となった。

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当第2四半期連結累計期間の概況

コナミHDグループのデジタルエンタテインメント事業に関して、『実況パワフルプロ野球』『遊戯王 デュエルリンクス』『プロ野球スピリッツA(エース)』『ウイニングイレブン 2017(海外名:PRO EVOLUTION SOCCER 2017)』などのモバイルゲームが引き続き堅調に推移。

カードゲームに関しても『遊戯王トレーディングカードゲーム』シリーズをグローバルに展開し、世界選手権を日本で開催した。モバイルゲーム『遊戯王 デュエルリンクス』の選手権も併催し、e-Sportsとしてもユーザーに好評だったと報告。

家庭用ゲームは『ウイニングイレブン 2018(海外名:PRO EVOLUTION SOCCER 2018)』が好評。既存タイトルの『スーパーボンバーマン R(海外名:Super Bomberman R)』や『実況パワフルプロ野球2016』も堅調に推移したとのこと。

デジタルエンタメ

健康サービス事業に関しては、利用者の頻度に応じて選択できる料金プランや複数の施設を手軽に利用できる施設利用制度を展開するとともに、“続けられる”をコンセプトにコナミスポーツクラブのサービスの拡充と浸透に努めた。健康関連商品は家庭用を中心として広がりを見せる健康機器市場での認知向上、シェア拡大を目的に、新たな健康関連商品の開発に取り組んでいると発表した。

健康サービス

ゲーミング&システム事業では、主力商品であるビデオスロットマシン「Concerto(コンチェルト)」シリーズを中心に、ロングセラー商品の「Podium(ポーディアム)」シリーズやカジノマネジメントシステム「SYNKROS(シンクロス)」の販売を北米、アジア・オセアニア市場を中心に展開。

ゲーミングシステム

アミューズメント事業は、アーケードゲームの『麻雀格闘倶楽部 ハイグレードモデル』や音楽ゲーム『ノスタルジア FORTE(フォルテ)』がリリースから安定稼働。メダルゲームの『アニマロッタ おとぎの国のアニマ』が引き続き堅調な稼働で推移し、遊技機ではパチスロ最新機種『ラッキーベガス』『悪魔城ドラキュラ Lords of Shadow』を発売した。また、前期に発売したパチスロ機『GI優駿倶楽部』が、新基準の5.5号機の中でもトップクラスの長期安定稼働を維持しており、市場の高い評価から追加受注を受けるなど、順調に推移していると発表した。

アミューズメント

以上の結果、当第2四半期連結累計期間に関して、売上高1153億5600万円(前年同期比13.8%増)、営業利益249億5100万円(同46.4%増)、税引前四半期利益は248億3600万円(同52.9%増)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は171億8000円(同40.6%増)となった。

今後の業績見通しに関しては、2017年5月11日に発表した平成29年3期決算短信から変更はないとのこと。

関連サイト

コナミホールディングス株式会社公式サイト
平成30年3月期 第2四半期決算短信〔IFRS〕(連結)
2018年3月期第2四半期 決算発表資料

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