コロプラ、平成29年9月期決算を発表。既存タイトルが収益に寄与し営業利益129億円。

コロプラ

『白猫』の周年イベントが利益に貢献。新規タイトルも『ツムツムランド』が好調。

株式会社コロプラ(以下、コロプラ)は、平成29年9月期決算を11月8日(水)に発表した。当期の連結業績に関しては、売上高522億4600万円(前年同期比38.3%減)、営業利益129億3200万円(同59.4%減)、経常利益129億100万円(同58.7%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は86億9100万円(同58%減)となった。

コロプラ

当期の経営成績の概況

スマートフォン向けの既存ゲームについては、ユーザとのエンゲージメントを高めることを意識。新規ゲームについてはリリースに向けて注力した。その他、VRを具現化するHMD端末(頭部装着型表示端末)向けサービスも進行し、開発実験を積極的に行なった。

売上の多くを占めるオンライン型ゲームアプリに関しては、海外向けタイトルに『ドラゴンプロジェクト』『東京カジノプロジェクト』、日本国内向けに『プロ野球バーサス』『PaniPani-パラレルニクスパンドラナイト-』を当連結会計年度にリリース。

既存ゲームである『クイズRPG魔法使いと黒猫のウィズ』や『白猫プロジェクト(以下、白猫)』などに関しては、TVCMやオンライン動画プラットフォームにおけるプロモーション、コラボカフェなどのリアルイベントを実施。『白猫』に関しては、第4四半期のアプリの売り上げにおいてトップとなり、『ほしの島のにゃんこ』とあわせて2014年度のリリースタイトルの売り上げが、単体売上比率の45%を占めた。

HMD端末向けサービスに関しては、PlayStation VR向けに『Fly to KUMA』『STEEL COMBAT』『VR Tennis Online』、Oculus Rift向けに『Dig 4 Destruction』『Fly to KUMA MAKER』『COLOPL VR GARAGE』『TITAN SLAYER』、HTC Vive向けに『TITAN SLAYER』をリリース。

以上の結果、当連結会計年度の売上高は522億4600万円(前連結会計年度比38.3%減)、営業利益は129億3200万円(同59.4%減)、経常利益は129億100万円(同58.7%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は86億9100万円(同58.0%減)となった。

今後の見通しとして、次期の業績予想に関しては、出足が好調な『ツムツムランド』など、新作タイトルの売上寄与を見込んでいるが、既存ゲームの売上減少に伴い減収減益を予想していると発表した。

関連サイト

株式会社コロプラ公式サイト
平成29年9月期 決算短信〔日本基準〕(連結)

コロプラ