マンガプロダクション、東映アニメーションとアニメを共同制作。日本とサウジアラビアで放送。

アニメ映画も制作し、両国で放映予定。アラブの伝統や文化を映像コンテンツを通じて世界に紹介するのが目的。

マンガプロダクションズ(サウジアラビア・リヤード市)は、東映アニメーション株式会社とアニメと映画を共同制作し、サウジアラビアと日本の両国で放映することを11月17日(金)に発表した。

最初の作品は、20分のアニメの「キコリと宝物」。本作は、サウジアラビアに伝わる民話であり、誰でも楽しめる家族向けの内容・設定、アラビア語と日本語で制作されており、サウジアラビアと日本のテレビで放映予定とのこと。

アラブ・イスラーム諸国のみならず、日本をはじめとする世界各国の子供やアニメ愛好者をターゲットに、アラブの伝統や文化を映像コンテンツを通じて楽しく紹介するのが目的だ。

今後は90分の映画、ならびにサウジアラビアの民話シリーズ13巻の制作も予定されている。

マンガプロダクションズ

左から:ブカーリ・イサム氏、バドル・アルアサーケル氏、清水慎治氏、アロマダホ・アムル氏

マンガプロダクションズ会長 ミスク財団 事務局長 バドル・アルアサーケル氏のコメント
「マンガプロダクションズを通じて質の高いアニメやゲームを制作し、サウジアラビアのコンテンツ産業を育成して世界へ発信していきたい。ミスク財団は未来ある若者に活躍の場を提供すべく様々な事業を展開しています。今後も若者の育成に貢献する事業を展開していきます。」

マンガプロダクションズCEO イサム・ブカーリ氏のコメント
「サウジアラビアではプレプロダクションやデザインなどのコンテンツを準備し、日本で実際に制作を行うというコラボレーションにより、世界各国の皆様に楽しんでいただける作品を作っていきます。今後もマンガプロダクションズは様々なアニメ制作会社とのコラボレーションも視野に入れ、世界をターゲットとした活動をしていきます。」

東映アニメーション株式会社 常務取締役 清水慎治氏のコメント
「アニメ製作をマンガプロダクションズと共同制作できて大変光栄です。お互いの文化を尊重しながら、サウジアラビアと日本の真の文化交流になるよう良質な作品を作っていきたい。」

関連サイト

ミスク財団公式サイト(海外サイト:英語)
東映アニメーション株式会社公式サイト