エイチーム、営業利益が前年同期比2倍増の9億6000万円。平成30年7月期第1四半期決算。

エイチーム

『ヴァルコネ』の足踏みで減収減益傾向がみえるも、各事業の好調により事業規模が拡大したことで売上が増加。

株式会社エイチームは、平成30期7月期第1四半期決算を2017年12月8日(金)に発表。当期売上高は89億400万円(前年同期比24.8%増)、営業利益は9億6300万円(同228.4%増)、経常利益9億8000万円(同235.3%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は6億7800万円(同390.9%増)となった。

エイチーム平成30期7月期第1四半期決算

経営成績に関する説明

平成30年7月期第1四半期は、各事業が順調に推移し、事業規模が拡大したことで売上が前年同四半期比で増加した。

営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益が大幅に増加した理由としては、前年同四半期は、積極的な広告投資が集中したことにより、利益水準が一時的に低下したことをあげ、当第1四半期においては定常的な水準で効率運用を実施したため、大幅に増加したとのこと。

上記の結果、売上高89億448万円。(前年同四半期比24.8%増)、営業利益9億6368万円(同228.4%増)、経常利益9億8050万円(同235.3%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益6億7843万円(同390.9%増)となった。

セグメント毎の業績は、以下。

エンターテインメント事業
自社で開発したオリジナルスマートデバイス向けゲームアプリをアプリ専用プラットフォームを通してユーザーに提供。ゲームアプリ自体は基本無料で提供し、アプリ内アイテム購入代金が主な収益。

当第1四半期においては、主に平成28年6月にリリースした『ヴァルキリーコネクト(ヴァルコネ)』がふるわず、減収減益傾向となった。また同ゲームに関しては、10月に国内でTVCMを放映するなど、引き続きユーザーの獲得に注力している。

その他、既存ゲームアプリに関しては効率的な運用に努め、新規ゲームアプリの開発も進行中。

以上の結果、エンターテインメント事業の売上高は43億1551万円(前年同四半期比5.5%増)、セグメント利益は8億6523万円(同186.3%増)となった。

ライフスタイルサポート事業
引越し、自動車、ブライダル、金融メディアなど様々な事業領域において個人の利用者に向けてサービスを展開する事業者と提携し、比較サイト・情報サイトといった便利なウェブサービスを展開。個人利用者は基本無料で利用可能。パートナー企業に見込客を紹介による、紹介手数料や成約報酬が主な収益。

ライフスタイルサポート事業の売上高は39億5408万円(前年同四半期比49.1%増)、セグメント利益は5億5059万円(同48.9%増)となった。

EC事業
東海、関東、関西3カ所に物流倉庫を構え、国内外から仕入れた200種類以上の完成品自転車を自社で在庫を持ち、専属のプロ整備士により整備された完全組立自転車をオンラインで販売。自宅まで届ける自転車専門通販サイトを展開。主な収益は自転車の販売代金とのこと。

EC事業の売上高は6億3488万円(前年同四半期比61.2%増)、セグメント損失は4420万円(前年同四半期は3485万円の損失)となった。

平成30年7月期第2四半期の業績予想に関しては、以下。

平成30年7月期第2四半期業績見通し(平成29年8月1日~平成30年1月31日)
売上高:185億万円(前連結会計年度比 21.0%増)
営業利益:13億5000万円(前連結会計年度比 32.0%増)
経常利益:13億5000万円(前連結会計年度比 26.0%増)
親会社株主に帰属する当期純利益:9億円(前連結会計年度比 33.1%増)

※2018年3月13日、記事の表記で誤っていた箇所を修正いたしました。ご了承ください。

関連サイト

株式会社エイチーム公式サイト
平成30年7月期  第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

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