モバイルファクトリー、『駅メモ』の過去最高売上高を受け営業利益前期比20%増加の7億3600万円。平成29年12月期決算。

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『駅メモ』リリース3年経つもユーザー数、売上高共に過去最高を記録。一方、開発中止などに伴い原価が増加。

株式会社モバイルファクトリーは、平成29年12月期決算を1月19日(金)に発表。当期の連結業績は、売上高24億3700万円(前期比17.6%増)、営業利益7億3600万円(同20.5%増)、経常利益7億2200万円(同18.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益5億1100万円(同24.2%増)となった。

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当期の経営成績の概況

ソーシャルアプリサービスの位置情報連動型ゲームに経営リソースを集中し、位置情報連動型ゲームの拡大に向け注力。それにより、ユーザー数の拡大、エンゲージメントの向上を重点に施策を実施。当連結会計年度において『ステーションメモリーズ!(以下、駅メモ)』が大幅に業績に寄与したことで、位置情報連動型ゲームの売上高は、全体で前年同期と比べ35.6%増加した。

『駅メモ』では、奈良県とのコラボイベントや複数の映画作品とのタイアップキャンペーン、アプリ版リリース3周年記念キャンペーンなどを実施。その他、他社IPとのコラボやボイスシナリオの配信、属性機能の追加など、ユーザーのエンゲージメントを高める施策などを行なった。また、当連結会計年度下期より、マーケティング強化の観点からプロモーションに注力し、親和性の高いユーザーの積極的な獲得を目指した結果、リリースから3年を経過してもなおユーザー数、売上高共に過去最高を記録。

『駅奪取』では、引き続き関東近郊を対象としたモバイルスタンプラリーを実施。また、駅奪取シリーズのリリース6周年を記念したキャンペーンを行なってきた。

『レキシトコネクト』は、3月にリリースしたが、売上高、KPI等にあわせた運営を実施。

一方、平成30年12月期リリース予定で開発していた新規位置情報連動型ゲームに関して、将来の投資回収見込等を鑑み、開発を中止。開発にかかった費用を全額費用処理したと発表。

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その他、スマートノベルは、位置情報連動型ゲームへの経営リソース集中に伴い、最低運用及びサービス終了を実施。その結果、売上高について大幅に減少。

コンテンツサービスは、自社で運営している各着信メロディサービスは緩やかに課金会員数が減少。一方で、ソフトバンク株式会社のアプリ取り放題サービス「App Pass」、KDDI株式会社の「auスマートパス」にて運営している「スタメロ -スタンプ&メロディとり放題」が堅調に推移したことで、コンテンツサービストータルで売上高が増加した。

上記の結果、売上高24億3780万円(前年同期比17.6%増)、営業利益7億3604万円(同20.5%増)、経常利益7億2263万円(同18.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益5億1123万円(同24.2%増)となった。

さらに、業績予想の修正を同日に発表。iOS及びAndroid版『駅メモ』が好調に推移したことで、売上高及び各利益項目は前期実績を上回ったが、リリースしたタイトルの実績推移が見込みを下回ったこと、新作の開発中止に伴う費用計上等の影響により、売上高及び各利益が前回発表予想を下回る結果になったと発表。

業績予想の修正は、以下。

モバイルファクトリー業績予想修正

関連サイト

株式会社モバイルファクトリー公式サイト
平成29年12月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
2017年12月期決算説明資料
業績予想数値と実績値との差異及び配当予想の修正に関するお知らせ

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