【JAEPO2018】「技術の進化が人を呼び戻す」、アミューズメント業界の展示会でオンリーアーケードの魅力を体験。

JAEPO2018

大型筐体やVR、家庭では遊べない最新アミューズメント機に注目。2日目からの闘会議2018合同開催ではeスポーツ大会も。

ドワンゴ、Gzブレイン、ジャパンアミューズメントエキスポ協議会は、2月10日(土)~11日(日・祝)の2日間、千葉県幕張メッセで日本最大級のゲームの祭典「JAEPO×闘会議2018」を開催する。

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それに先駆けて「JAEPO2018」のビジネスデーが2月9日(金)に開催されたので、会場の様子をお伝えしよう。

JAEPO2018は、一般社団法人日本アミューズメントマシン協会(JAMMA)と、一般社団法人全日本アミューズメント施設営業者協会連合会(AOU)という2団体が合同で行なっているアミューズメント業界の展示会で、今回で6回目の開催となる。

会場には、これからリリースされる最新アーケードゲームをはじめ、クレーンゲームの景品となるプライズ賞品やゲーム機の部品などが展示され、そのほぼすべてが無料で体験できるのがウリだ。

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YOSISTAMPやこうぺんちゃんなど、LINEスタンプの人気クリエイターとコラボしたプライズ商品も。

2017年からは「闘会議2017」と合同開催となり、小学生以下の入場料を無料にするなどの施策で、ファミリー層などの違った層の呼び込みや、インターネット配信で全国の視聴者にも情報を発信。多方面へのPR活動へとつなげている。

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日本アミューズメントマシン協会会長 里見治氏

日本アミューズメントマシン協会会長の里見 治氏は、「これまで10年間右肩下がりだった業界が、ここ2年くらいは少しずつ上がってきている。」と、アミューズメント業界が回復傾向にあることを述べ、その背景として、2016年の規制緩和(※)でファミリー層の来場者が増加していることや、近年成長が著しいVRなどの最新技術がアミューズメント施設で楽しめるようになっていることも要因では? と語っていた。(※2016年6月に風営法が改正され、ゲームセンターへの16歳未満の入場制限が、保護者同伴で最長18時までから22時までに緩和された。)

実際、JAEPO2018のビジネスデーの会場でも、最新技術を応用した大型のアミューズメント機に足を止めている来場者が目立ち、アミューズメント施設は、家庭用ゲームの進歩で失った「アーケードでしかプレイできないゲームが遊べる場所」という昔の立場を取り戻しつつあるのかもしれない。

『星と翼のパラドクス(スクウェア・エニックス)』

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アーケード業界進出10周年を迎えたスクウェア・エニックスの完全新作ハイスピードメカアクション。アニメーションは株式会社サンライズ、キャラクターデザインが貞本義之氏、メカニックデザインを刑部一平氏や石垣純哉氏など豪華な制作陣は圧巻。ゲーム内の動きにあわせて動く筐体と、レバーコントローラー、ペダルコントローラー、タッチパネルが配置されたコックピットは乗り込むだけで胸が躍る。

『VRキャプテン翼(タイトー)』

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日本だけでなく、世界中に多くのファンを持つサッカーマンガ『キャプテン翼』とコラボレーションしたVRアトラクションが参考出展されていた。SGGK(スーパーグレートゴールキーパー)若林源三や、デフェンダーとの白熱の勝負がVR楽しめるゲームだ。

『ダンスラッシュスターダム(コナミ)』

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ランニングマンの“足を滑らせて踊る”シャッフルダンスが楽しめる新世代ダンスゲーム。画面の指示に足がもつれそうになりながらも楽しむ来場者の姿が印象的だった。

2月10日(土)からは同会場で、ゲーム大会の祭典 闘会議2018もはじまり、ゲームのプロライセンスが発行されるeスポーツ大会が会場で開かれる。

eスポーツは、これまで“プレイ”していたゲームを“観戦”して楽しむ新しいエンターテインメントで、インターネット配信でも楽しめるが、真剣勝負だからこその緊張感や熱気は会場で観戦することで倍増する。

技術が進歩したことで、アーケードゲームは家庭で遊べるようになったが、さらなる進歩で家庭ではプレイできないオンリーアーケードの体験を生み出した。

JAEPO×闘会議 2018は、まだまだゲームの進歩は止まらないと実感できるイベントだ。

関連リンク
ジャパンアミューズメントエキスポ2018公式サイト
闘会議2018公式サイト

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