創通、「ガンダム」シリーズ以外の大ヒットが無く減収。営業利益12.8億円。平成30年8月期第2四半期決算。

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「ゆるキャン△」など、新作アニメのプロデュース業は順調も、売上伸長に大きく貢献するヒット作を欠く。

株式会社創通(以下、創通)は、平成30年8月期第2四半期決算を2018年4月6日(金)に発表。売上高89億500万円(前年同期比2.7%減)、営業利益12億8700万円(同12.5%減)、経常利益13億5900万円(同6.1%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益9億5600万円(同3.5%減)となった。

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経営成績に関する説明

中核であるアニメーション作品やエンタテインメントコンテンツのプロデュースにおいて、より良い企画・ビジネススキームを提案。それにより、新たなスポンサーの獲得に注力するとともに、新規二次利用の市場を開拓、アニメーションキャラクターの版権ビジネスを拡大する方針のもと、事業展開を行なってきた。

以上の結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は89億500万円(前年同期比2.7%減)、営業利益12億8700万円(同12.5%減)、経常利益13億5900万円(同6.1%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益9億5600万円(同3.5%減)となった。

セグメント毎の業績に関しては、以下。

メディア事業
継続番組の「それいけ!アンパンマン」や「リルリルフェアリル~魔法の鏡~」などのほか、新作アニメの「ゆるキャン△」「ラーメン大好き小泉さん」に関して、製作出資・製作委員会の組成・共同運営ならびにプロデュース事業を、期初の計画通りに実施。

また、遊技機の新発売に伴う広告業務や「JR東日本 機動戦士ガンダムスタンプラリー 行きまーす!」など、新規販促キャンペーンを行なった。

上記の結果、売上高は64億7000万円(前年同期比3.4%増)、営業利益3億2500万円(同3.1%減)となった。

ライツ事業
「ガンダム」シリーズについては、概ね計画通り堅調に推移。しかし、「ガンダム」シリーズ以外の大きなヒット作不在により、製作委員会からの配分金が減少。前年同期に比べ売上高が減少した主な要となった。

上記の結果、売上高は21億5400万円(前年同期比16.8%減)、営業利益9億7300万円(同14.4%減)となった。

スポーツ事業
プロ野球のオフシーズンに当たるため、売上額自体は大きくないが、概ね期初の計画通りに推移。

上記の結果、売上高は2億7900万円(前年同期比7.3%減)、営業利益2400万円(同23.4%減)となった。

業績予想に関しては、平成29年10月6日付で発表した内容から変更はない。

関連サイト

株式会社創通公式サイト
平成30年8月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

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