韓国、マーベルヒーロー最新作「アベンジャーズIW」が外国映画史上最速で観客動員数1000万人を突破か。

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世界三大マーベル大国ともいえる韓国でマーベル最新作が大ブレイク中。興行収入の記録にも期待。

今回の韓国オタクカルチャー最前線は、韓国における外国映画の様々な記録を塗り替えている『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(以下、IW)』についてお伝えしよう。

アベンジャーズ

「アベンジャーズ」シリーズ最新作である「IW」が、韓国で上映開始して以来、外国映画最速で観客動員数1000万人を達成するんじゃないかと、韓国の各メディアが報じている。

これまで韓国で観客動員数1000万人を突破した外国映画は4作品あり、現在の最速記録は2015年に公開されたマーベル作品「アベンジャーズ/エイジ オブ ウルトロン(以下、AoU)」で上映開始から25日間で1000万人を達成したが、最新作である「IW」は上映開始から17日目を迎えた5月11日に累積観客動員数が約935万人を記録。配給会社であるウォルトディズニー カンパニーコリアは、週末の5月13日には突破する見込みだと発表した。

この韓国における1000万人という数字は、韓国の人口は5125万人(2016年の調査)といわれているので全国民の5分の1に当たる。数字だけで考えるとだいたい5人に1人はみた計算となるのだ。ただ、実際はそんなことはない。

もともと、韓国では日本に比べて映画が身近なエンターテイメントとなっていて老若男女を問わずファンが多い。友人の韓国人に話を聞いてみたが、気に入った映画は劇場で複数回みるのも当たり前とのことだ。

特に、韓国はマーベル社にも「マーベルヒーロー」の人気が高い国と知られていて、韓国、中国(人口13億8000万人)、イギリス(人口6560万人)の3か国が興行収入が高い国のトップ3となっている。

映画の興行成績を集計しているウェブサイト「Box Office Mojo( Webサイト )」のデータによると、2008年に劇場公開された「アイアンマン」で2500万米ドルというイギリスに次ぐ世界2位の売り上げを記録したのを皮切りに、「アイアンマン2」で2700万米ドル、「アイアンマン3」では6400万米ドルと大きな収益を上げた。

また、マーベルヒーローが集結する「アベンジャーズ」シリーズでも、1作目の「アベンジャーズ(マーベル ザ アベンジャーズ)」で5000万米ドルを記録。

この人気ぶりに、マーベル社も韓国市場を意識するようになり、「ブラックパンサー」や「AoU」では韓国の釜山がロケ地に選ばれ、アジア発の「マーベルヒーロー」体験型パーク「マーベルエクスペリエンス釜山」もオープン。その結果、「ブラックパンサー」は4300万米ドル、2作目「AoU」ではこれまでの最高収益となる7800万米ドルの興行収入を稼ぎ、韓国で上映された外国映画で、最も早く観客動員数1000万を突破した作品となった。

その記録を「マーベルヒーロー」の最新作「IW」が塗り替えようといている。最速達成は成るのか、また興行収益はどこまで伸びるのか。今後の動向に注目したい。

関連リンク

Naver(※韓国語サイト)
Marvel.com The Official Site

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