gumi、『FFBE』『タガタメ』など既存タイトルの好調も減益。営業利益は9.9億円。平成30年4月期決算。

gumi

国内外の既存オンラインモバイルゲームの好調で売上増。VR/AR事業はスタートアップ企業への投資で赤字に。

株式会社gumiは、平成30年4月期決算を6月8日(金)に発表した。当期連結業績は、売上高271億1200万円(前期比4.5%増)、営業利益9億9400万円(同39.7%減)、経常利益9億6200万円(同44.5%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益5億5200万円(同60%減)となった。

gumi gumi gumi

経営成績に関する説明

モバイルオンラインゲーム事業
平成25年に配信を開始した『ブレイブ フロンティア(日本語版)(海外言語版)』の売上が配信開始後の期間経過に伴い減少。一方、株式会社スクウェア・エニックスと共同開発し、平成27年及び平成28年に配信を開始した『ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス(日本語版)(海外言語版)』、平成28年に配信を開始した『クリスタル オブ リユニオン(日本語版)』の売上が増加。平成29年11月に配信を開始した新規タイトル『誰ガ為のアルケミスト(海外言語版)』が好調に推移し、売上増加に寄与した。平成26年に配信を開始した『ファントム オブ キル(日本語版)』、平成28年に配信を開始した『誰ガ為のアルケミスト(日本語版)』も堅調に推移した。

gumi

一部の既存タイトルのTVCM、複数の新規タイトルのリリースに伴う初期プロモーションの実施によって、広告宣伝費が増加。それにより販売費及び一般管理費が増加した。

この結果、売上高は271億1042万円(前年同期比4.5%増)、営業利益は12億4986万円(同24.3%減)となった。

VR/AR事業
gumiグループは、市場の状況にあわせて投資を行なう方針であり、市場の黎明期においては国内外にて主にファンド出資を通じたVR/AR関連企業の成長支援を実施。成長期においてはコンテンツの開発を主体的に取り組み、VR/AR事業の収益化を目指している。

当連結会計年度においては、Tokyo XR Startups株式会社、第1四半期連結会計期間に設立したNordic VR Startups Oy等におけるインキュベーションプログラムを通じ、世界を代表する企業の育成と輩出を目指して、国内外のVR/AR市場におけるスタートアップ企業に対して支援を提供。

また、gumiグループが、ジェネラル・パートナーとして参画しているVenture Reality Fundを通じたグローバル投資を実行。有力な技術・コンテンツ・人材を保有する企業との戦略的な連携をはかったとのこと。

上記の結果、売上高は159万円、営業損失は2億5554万円となった。

gumi

以上の結果、当連結会計年度の売上高は271億1201万円、営業利益は9億9432万円、経常利益は9億6228万円、親会社株主に帰属する当期純利益は5億5292万円となった。

平成31年4月期の連結業績予想は以下の通り。

gumi gumi

関連サイト

株式会社gumi公式サイト
株式会社gumi IRサイト
平成30年4月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
2018年4月期 通期及び第4四半期決算説明資料

gumi