サイバーエージェント、AbemaTV等で50億超の損失も営業益27%増の265億円。2018年9月期第3四半期決算。

ゲーム事業は『プリコネRe:Dive』のヒットや既存タイトルの堅調な推移で安定化。メディア事業はオリジナル番組やオンデマンド視聴が伸長。

株式会社サイバーエージェントは、7月26日に2018年9月期第3四半期決算を発表。当期売上高は3119億6000万円(前年同期比15.8%増)、営業利益は265億5700万円(同27.1%増)、経常利益は251億2700万円(同29.5%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は49億9800万円(同66.1%増)だった。

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経営成績に関する説明

メディア事業(「AbemaTV」「FRESH!」「Ameba」など)
オリジナル番組やオンデマンド視聴が伸長。「AbemaTV」などの投資期が前期から継続。

上記の結果、売上高は227億2100万円(前年同期比20.8%増)、営業損益は123億9200万円の損失計上(前年同期間144億2300万円の損失計上)となった。

CAメディア売上 CAメディア注力

ゲーム事業(株式会社Cygames、株式会社サムザップ、株式会社Craft Eggなど)
『プリンセスコネクト!Re:Dive』のヒットや既存タイトルが堅調に推移。それにより、主力タイトルが複数あることで、安定な事業となった。

上記の結果、売上高は1097億2000万円(前年同期比5.5%増)、営業損益は209億6700万円の利益計上(同1.4%減)となった。

CAゲーム営業 CAゲームセールス CAゲーム注力

インターネット広告事業(インターネット広告事業本部、株式会社CyberZなど)
人材の積極採用で、営業利益が増加。また、スマートフォン向けの動画広告の順調な販売で売上が拡大。

上記の結果、売上高は1794億8400万円(前年同期比17.8%増)、営業損益は168億1800万円の利益計上(前年同期比18.6%増)となった。

CA広告営業 CA広告注力

投資育成事業(コーポレートベンチャーキャピタル、株式会社サイバーエージェント・ベンチャーズにおけるファンド運営など)
売上高は31億3500万円(前年同期比78.5%増)、営業損益は20億1500万円の利益計上(前年同期比190%増)となった。

その他事業(株式会社シーエー・モバイル、株式会社ウエディングパークなど)
売上高は129億1900万円(前年同期比37.6%増)、営業損益は15億4800万円の利益計上(前年同期比23.9%増)となった。

以上の結果、売上高は3119億6000万円(前年同期比15.8%増)、営業利益は265億5700万円(同27.1%増)、経常利益は251億2700万円(同29.5%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は49億9800万円(同66.1%増)となった。

業績予想については、2017年10月26日に発表した内容から変更はないとのこと。

関連サイト

株式会社サイバーエージェント公式サイト
2018年9月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2018年9月期第3四半期 決算説明会資料