【編集部日記】「ニコニコ超会議2015」、実は終わった後に……

 編集部シライシです。

 Google Playで、Android版『428 ~封鎖された渋谷で~』が大セール中ですね。通常1800円のところを、タイトルにちなんで、7割引の428円(税込)。本日30日まで。
 このタイトル、個人的にアドベンチャーゲームの歴史上最高峰の作品なので、大変にオススメです。隙間にやるというよりは、腰を据えて遊ぶためのゲーム。まだやってない人がうらやましいくらいですよ!

 

 それはそうと、今日の話は、先日開催された「ニコニコ超会議2015」の思い出。

ニコニコ超会議

 今回の「ニコニコ超会議2015」、去年を超える最大規模で開催されたわけですけど、やっぱり盛り上がり感がすごかったですね。いまのエンターテイメントカルチャーの中心は、間違いなくニコニコ超会議にある!って感じてしまうくらい、熱気にあふれてました。実際、十代~二十代の皆さんの好きなものって、ほとんどニコニコ超会議の中に含まれてたんじゃないですかね。
 なんせ、ゲーム、音楽ライブ、アイドル、アニメ、声優、ボカロ、ダンス、コスプレ、ビジュアル系、軍事、ゆるキャラ、大相撲、プロレス、将棋、鉄道、食べ物、などなど、ですからね。そりゃ何かしら好きなものあるでしょ、ってくらいの幅広さですよ。
 というわけで、本当に全部網羅して伝えるメディアってのもほぼなかったんじゃないですかね。TAPPLIではスマートフォンゲームに注目してお伝えしたわけですが、お役に立てましたでしょうか。

 TAPPLIの「ニコニコ超会議2015特集」はこちらから。

ニコニコ超会議
▲この全員参加型のワッショイ感、これこそニコニコっぽさ。

 個人的には、TAPPLIができる以前、第一回から「ニコニコ超会議」にはお邪魔しているんですけれど、もう4回目ということで、やっぱり少しずつ変わってきているところもありますね。
 一番変わったのは、お客さんの年齢層。最初の超会議は「うわ、十代二十代はみんなニコニコに集まってたんだ!」って痛感するくらい、ユース年代の皆さんが多かったんです。実際、その頃にはすでに、ニコニコカルチャーが若年層の拠り所になっていると感じていたので、それが形になった感じでしたね。
 でも今回あたりを見ると、来場しているお客さんの年齢層が、相当に幅広いんですよ。親子連れで来た小さなお子さんもたくさんいたし、五十代六十代と思しき先輩方もかなりいらしてました。もちろん大相撲や化石を見に来た、っていう人もいるでしょうけれど、あえてニコニコ超会議に来るわけですから、ニコニコ動画やニコニコ生放送も見ていると思うんですよね。
 だからニコニコカルチャーって、もう若年層だけのものではなくて、スマホやPCを持っている人にとって、ごく一般的なものになりつつあるんだな、と思いました。

ニコニコ超会議
▲ピカソ絵画なんかは幅広さの最たるもの。十代はなかなか美術館いかないもんね。

 もうひとつ、とても印象的だったのが、イベントがすべて終わった後のこと。
 17時にイベント終了、閉館になって、自分が仕事を終えてプレスルームを出たのがだいたい19時のこと。もう夜になっていて、幕張メッセの建物から出たら、ビックリ、メッセの周りに結構お客さんがいたんですよ!
 幕張メッセの周りにはオープンにテーブルと椅子が置いてあったんですが、皆さん名残惜しそうに、そこで談笑してるんですよね。中にはサイリウム(キンブレ)を振り回して、ヲタ芸をしている一団もありました。そんな人たちが、海浜幕張駅まで、ほとんど途切れなくいらっしゃったんです。イベントが終わってもう二時間ですよ!?
 もちろん一緒に来た人もいるでしょうけれど、中にはここでしか会わないネット友達なんかもいたんでしょう。ひょっとしたら、超会議で知り合った友達もいたのかもしれない。そう思うと、結構胸が熱くなるものがありました。

 ネットで知り合うと言うと、テレビや新聞ではいまだに「得体の知れないもの」「悪いもの」とされていることが多いんですけれど、いまはこういう友達だってあり得るんだよ、と言いたくなりました。だってみんなスマホ持ってるじゃんね。
 あ、でも気をつけるところは気をつけてくださいね。

ニコニコ超会議
▲祭りのあとの静けさ。なんとも言えない寂しさがあります。