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[上級エージェント編]12月上旬~中旬の情報をお届け! 公式イベント#Darsanaレポート!


◆12月上旬~中旬の『Ingress』ニュース

☆ポータル冷却時間が半分に

https://plus.google.com/115880454950193571355/posts/isNRNGf7qbA

 12月12日から1週間、Hack後のポータル冷却時間が通常300秒に対して半分の150秒になっていました。おそらくは#Darsana前後でのアイテム供給を目的とした対応であったと思われます。HeatSinkを入れなくても十分な時間になっていたため、非常に効率よくアイテムを稼ぐことができました。さらにMODにHeatsinkをひとつ入れて、もうひとつにMultiHackをいれたポータルが数個近くにあれば、ひとりでプチフラッシュファーム状態にすることができました。
 ポータルにVeryRare HeatSinkが4つ入っていると冷却時間が10秒まで短縮されたため、1分以内でBurnout(=これ以上しばらくHackできない状態)してしまうというとんでもない事態になっていました。

☆12月16日朝に新メダルが実装されました

エージェントの実績を示す、新たに3種類のメダルが実装されました。
https://plus.google.com/u/0/+Ingress/posts/heEVzYdomky

・Trekker(トレッカー)

https://plus.google.com/u/0/+Ingress/posts/heEVzYdomky?pid=6093161333324976226&oid=103320655754019011706

 スキャナー起動状態における歩行距離である「Distance Walked」が対象となる実績です。それぞれメダルの色と実績はブロンズが10km、シルバーが100km、ゴールドが300km、プラチナが1,000km、ブラックが2,500kmとなります。車、電車などでの移動ではおそらくカウントが増えません。時速10km以下での移動距離ではないかと思われます(筆者推測)。
 12日の予告発表時に、多くの高レベルエージェントたちが予想していた距離よりも短めであったために、いきなりプラチナ、ブラックの実績を手に入れたエージェントが多かったと各所で報告があがっていました。私もDistance Walkedの実績は2,000kmを超えていましたのでプラチナメダルを頂きました。

・Enginner(エンジニア)

https://plus.google.com/u/0/+Ingress/posts/heEVzYdomky?pid=6093161296844706546&oid=103320655754019011706

 ポータル ShieldやFoerce Ampなど、MODを挿した数を示す「Mods Deployed」が対象となる実績です。メダルの色と実績はブロンズが150、シルバーが1,500、ゴールドが5,000、プラチナが20,000、ブラックが50,000となります。Trekkerが通算だったのに対して、Enginnerはこの12月以降でカウントされています。過去の実績はなくこれからの積み上げていく実績ですね。

SpecOps(スペックオプス)


https://plus.google.com/u/0/+Ingress/posts/heEVzYdomky?pid=6093161320543897298&oid=103320655754019011706

 Missionsの達成数による実績です。メダルの色と実績はブロンズが5、シルバーが25、ゴールドが100、プラチナが200、ブラックが500となります。同じMissionsをクリアしても実績は増えないため、各地に作られたさまざまなMissionsを完了させていく必要があります。結果として同時にポータルキャプチャーの実績数で獲得できるメダル「Explorer」も獲得できるチャンスが増えることになりますね。

☆XM企業IQTechResearch社によるIntelMapアップグレードが行なわれました

・Regional Scoresが表示できるようになりました

 今までは自分がいる場所のCELLと、近隣CELLのRegional Scoreはスキャナー画面(アプリ側)でしか見ることができませんでしたが、Intel Mapから世界中のRegional Scoreが見ることができるようになりました。



▲低レベルのうちはあまり気にかけることのないRegional Scoreだが、慣れてくるとここの勝敗も気になってくる……?


・リンク計画機能が追加されました

 Intel Map上でリンクを仮で張ることができ、ブロックリンク(張ろうとしているリンクを妨害するリンク)の有無などが画面上で確認できるようになりました。ポータルをクリックして出現するウインドウの右にあるボタンを押して、リンクしたいポータルをクリックすることで確認できます。また右上のLINKボタンからURLを共有すれば、ほかのエージェントと情報共有ができますので、今後の大規模CF計画にとても役に立つ機能と言えそうです。



▲ポータルをクリックして現れるウインドウ右上の白いマークでリンクを試すことができる。消すときはマップ右上の「Clear」を押す。


☆シールドにAXA Shieldが追加されました

 12月17日、ローソンに続き2社目のタイアップとして保険会社のAXAが参加し、新アイテム「AXA Shield」が登場しました。ゲーム内で最強のシールドとのことで、その防御力が期待されます(おそらくShieldingの数値が高いということだと思います)。世界的にはAXAの代理店がポータルになり、そこからのHackで出やすい、ということですが、ご存じのとおり日本国内においてはネット販売が主流のAXA社なので、12月19日現在、東京の白金にあるアクサ本社ですらポータルにはなっていないようです。
 とはいえ入手不可能というわけでなく、一定の確率で通常のポータルからも出る、との声がtwitterなどで散見されます。

◆『Ingress』史上最大規模となった公式イベント#Darsana~あるResistanceの1エージェントレポート~

 去る12月13日に#Darsana XM Anomary PrimarySite TOKYOが開催されました。
 すでにさまざまなメディアで報道されているとおり、『Ingress』史上もっとも直接参加者が多いイベントとなりました。
 会場となった各クラスター(戦場)参加者だけではなく、広大で緻密な計画参加者(つまり、現地以外のエリア)も含めて参戦した、素晴らしいイベントとなりました。
 このイベントでResistance陣営の1リーダーとして戦ったレポートを2週連続でお送りします。

 イベントの公式結果については以下のURLをご確認ください(TokyoにおいてはEnligtendの勝利でした)。
クラスター1 https://plus.google.com/+Ingress/posts/hN7aPea6YWM
クラスター2 https://plus.google.com/+Ingress/posts/XXMbowsAZAg
クラスター3 https://plus.google.com/+Ingress/posts/7jwimFLZeLY
クラスター4 https://plus.google.com/+Ingress/posts/VKgkXEKzpi2

(1)前日までの事前準備

 12月13日のイベント当日までの期間、Resistance陣営の窓口となっていたサイト(http://Darsana.Tokyo)に登録してくれたエージェントの方々とともにグループを編成しました。
 当日必要と考えられていた各物資の補給を行なうために、複数回にわたるFlashFarmを実施しました。普段はポータルに挿さっているレゾネーターやシールドの名前で見かけたり、Google+やハングアウトなどのオンライン上でしか会話を行ったことがなかったエージェントの方々と実際に顔合わせをして、さらに普段は持つことがないであろう1,000発以上のXMPバースターやレぞネーターを集めました。
 11月のうちはそれほど回数も実施されませんでしたが、12月に入ってからは両陣営ともにさまざまな場所でフラッシュファーム(以下FF)が行なわれていました。FFが行なわれていることに気付くとそれを阻止するがためにポータル破壊へ敵陣営のエージェントが飛んでくるなど、さまざまな出来事がありました。妨害に来られるとFFのために仕込んでいたMulti-Hackが破壊されてしまい、4回のHackでポータルがBurnoutしてしまうわけですから、そのポータルでは以後4時間、補給ができなくなってしまいます。
 見つけ次第妨害に来るのは正しい戦術なのですが、近隣グループと合同で行なったFFの時に本当にすごい勢いで自転車で飛んできた、御徒町を中心によくお見かけするEnlightenedの某氏、流石です。

 12月5日朝、クラスター対象ポータル発表。ここで『Ingress』史上初めて、クラスターが分割されて開催されることがわかりました。自分が担当する場所は幸い見知らぬ場所ではなく、見知った恵比寿エリアスタートだったこともあり、同じグループの友人とともに、事前に当日のオペレーションの下見を行いました。グループに参加してくれた方々も各々で下見を行なってくれました。そんな感じで少しずつ気分が盛り上がっていきました。

(2)12月13日イベント当日・戦いを前にしての高揚

 一緒に参加する友人とともに集合場所となった日比谷野外大音楽堂(通称・日比谷野音)へ。9時前に現地に到着すると、すでに200名近い両陣営のエージェントが並んでいました。それぞれどちらの陣営に属しているのがわかるように服装や各種アイテムでアピールしていました。
 我々が並んだすぐ後ろに、同じ地区で活動するEnlightenedのエージェントを見つけて挨拶したり、Resistance陣営のほかのグループリーダーたちと健闘を称えあったり……と、「いよいよ始まる感」が高まりました。

 開場予定だった10時よりも若干早く開場され、野音の入り口で左Resistance、右Enlightenedと分かれてそれぞれの受付でパケット(参加記念のグッズが入った袋)を受け取りました。またその時にアフターパーティーへの入場確認用のスタンプを左手首に押されました。



▲日比谷野音入口にRegistance、Enligtenedの旗がかかっており、ここから左右に分かれて入場後、受付となった。


▲手首に押された「INGRESS」のスタンプ。アフターパーティ会場への入場パス替わりだった。

 前から詰めて着席し落ち着いたところで挨拶回り。オンラインで作戦会議を行なっていた各地域のグループリーダー、他エリアのエージェントの方々、さらにはEnlightenedの方々などと挨拶してまわりました。他のオンラインゲームなどでもそうですが、実際にこうやってオフラインで出会い、新たな関係を持てるということは素晴らしいことだと思います。

 1時間もしないうちに野音はエージェントで埋め尽くされました。事前の下馬評通り、立ち見も出てしまうほどのResistance陣営に対して、Enlightened側は若干数で劣り、会場での比率は3:2ぐらいであったように見えました。


▲みんな大好き、Niantic Labsの川島さんの挨拶

 開催の挨拶は、当初アナウンスされていた12:30ごろではなく、1時間ほど前倒しされて11:40にNiantic Labsのジョン・ハンケ氏によって行われました。このスピーチでは「みなさんは普段行なっている【Kusakari(草刈り)】、【Mizunuki(水抜き)】を行なうことになるでしょう」と語り、会場の笑いを集めていました。また「身の回りにある美しいものに気づき、周りにいるエージェントの笑顔を忘れないでください」と語りました。


▲Niantic Labsのジョン・ハンケ氏。Google EarthやStreetviewを作った人でもある!

 その後、各陣営の代表によるあいさつがあり、記念撮影が行なわれました。あまりの人数で各マスコミのカメラでも広角すぎて入らないため、中央付近へみんなが集まるといったハプニング(?)もありました。記念撮影後、そのまま解散となり、野音に集まっていたエージェントたちはそれぞれの戦いの場へと向かいました。


▲両陣営代表あいさつ

 私のグループはもともと記念撮影が13時ごろ予定だったということもあり、移動時間を考えると、開戦時間まであまり猶予がなかったため、担当場所となっていた恵比寿ガーデンプレイスでの現地集合を予定していました。ところが当初の予測よりも記念撮影が早く終わったため、野音の出口である程度集合し、みんなで恵比寿まで移動したのち、昼食をとって、戦いの場所へと移動しました。


▲画角に収まりきらないほどの人で埋め尽くされた集合写真。手前は日比谷野音の建物の影で暗くなっています

(3)クラスター1開始。それとともに緑染まるスキャナー画面

 グループの担当エリアとなった恵比寿ガーデンプレイスへ到着後、グループのみなさんへ担当するポータルの説明とともに配置について指示をだし、作戦本部からの攻撃開始指示を待っていました。作戦本部からの指示は音声チャットアプリを使い、13時58分、指示があって攻撃を開始しました。


▲13:59、攻撃開始直後の模様。スキャナーの画面更新よりも早く情勢が変化していくし、Bursterは撃ってもサーバが重くて反応がない!


 破壊担当がXMP Bursterを撃ち続け、レゾ差し担当がデプロイを行ない、シールドを挿しつづけてポータルを確保するべく動き出して始まった14時、スキャナー画面が一瞬で緑に染まりました。私はすぐに「Control Fieldやられた!」と理解しました。このCFはそのとき予想していたよりもはるかに巨大な、襟裳岬-グアム-中国という、本州、四国、九州までもを覆ってしまうものでした。

 元々、Enligtenedはクラスター全体を覆うCFを狙ってくるだろうという予想はあり、それをさせないためのリンクなどの対策を事前に実施しましたが、蓋を開けてみれば、クラスター開始の14時までに邪魔となるLINKをすべて破壊し、14時きっかりに、事前に周到に準備をしていたであろう海外2か所を含むCFを構築してくるとは思いもよりませんでした。


▲開始直後、一面緑に覆われるスキャナー画面


▲世界ではこういうことになっていた!


▲右上がえりも岬。現地の気温は零下で吹雪だったとのこと


▲左上は青島。ポータル名が読めない!


▲下はなんとグアムの学校! 何日前から仕込んでいたんでしょうか……

 CFの中に沈んでしまうと新たにLinkが貼れなくなるばかりか、今回のイベントでは「CFでクラスター全体を囲った陣営に入るポイントが40%増」となるルールのため、非常に優位に立つことができます。現場ではこの巨大CFに対してどうすることもできなかったため、担当ポータルの奪取のため戦い続けました。ゲームサーバーへのアクセス集中のためのラグがひどく、とくにXM補給のためにパワーキューブを選択しようとしてからの表示遅延で、何もできない時間が発生してしまい、その数秒が何十秒にも感じられ、ただ焦りがつのるばかりでした。

 14時11分、本部からの指示とともに攻撃終了となりました。個人的にはEnlightenedに終始押されていたと感じ、またグループのメンバーもみなそのように感じていたようです。その場で若干の情報共有を行い、次のクラスターである恵比寿駅東口方面へ移動しました。


▲こちらは別ルートで参戦していた編集部員k撮影の、新橋駅前SL広場。さりげなく陣営主張グッズを身に着けてスマホいじってる人がチラホラ……

(4)クラスター2開始、ボラタイルポータルが!

 ガーデンプレイスより10分かからずにクラスター2の担当ポータルへ移動し、現地確認を実施。ひとつ離れたポータルは人数的にも厳しいので取られても構わないと判断し、それ以外を確保する方針で打ち合わせを行ないました。そうこうしている間に続々とEnlightened陣営が集まってきて、こちらのグループの倍以上の人数となりました。これはまずいと感じましたがどうすることもできません。そのままクラスター1と同様に計測時間直前から攻撃を開始しました。

 計測時間に突入後、本部からの指示が飛んできました。「vatpatimonさん、担当ポータルのThai Statuesがボラタイルです!」


▲ボラタイルポータルとは、不安定な、乱高下、という意味から転じて要するにボーナスが高いポータルのこと。このとおり、外見は変わらない

 そのポータルは前述のとおり、少し離れていて放棄する予定でいたポータルでした。「誰も行ってない!」……離れたところにいた、一緒に指示を聞いていたチームリーダーが私に視線で向かう意思を伝えて動き出し、私は近くのメンバー数名に近寄り周りに聞こえないように「一番端のThai Statuesがボラタイルです。向かって死守してください」と伝えて可能な限りの人数を向かわせました。スキャナー画面ぎりぎりで見えるThai Statuesは安定して青をキープしているように見えていたため、私はその場にとどまり、計測時間が早く終わってくれることを思いながら、ひたすらXMP Bursterを撃ち、Resonatorを差してその他のポータルを確保するべく奮戦しました。

 15時11分ごろ、本部からの指示とともに攻撃終了となりました。ほかのポータルはほとんどEnlightenedに抑えたれてしまったようですが、肝心のThai Statuesは完璧に確保しきってクラスター2を終えました。

クラスター3以後アフターパーティーまでは次回レポートします。

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