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セガサミーHD、アミューズメント施設の運営事業から撤退

セガサミー

セガ エンタテインメントの株式の一部をGENDAに譲渡。2021年3月期決算にて特別損失約200億円を計上。

セガサミーホールディングス株式会社(以下、セガサミーHD)は、2020年11月4日に行なった取締役会において、連結子会社である株式会社セガグループが保有する株式会社セガ エンタテインメント(以下、セガ エンタテインメント)の株式の一部を、株式会社GENDA(以下、GENDA)に譲渡することを発表した。また、今回の株式譲渡によって、セガ エンタテインメントに対する議決権所有割合は14.9%になったことで、セガサミーHDの連結子会社から除外されるとのこと。

GENDAは、アミューズメント施設へのゲームマシンのレンタルやオンラインクレーンゲームサイト「LIFTる。」の運営などを行なっている企業。

セガサミーHDは、グループ事業の多くが新型コロナウイルス感染症の影響を受けている状況を鑑みて、外部環境に適応した構造へと変革すべく構造改革委員会を設置し、「非事業資産を対象としたバランスシートの見直し」「市場環境の変化に適応できる組織体制の構築」「グループ全体の固定費を中心としたコスト削減(削減目標150億円)」などに取り組んでいる。

エンタテインメントコンテンツ事業におけるアミューズメント施設分野は、新型コロナウイルス感染症の影響を強く受けていることから、施設の稼働が著しく低下しており、2021年3月期第1四半期時点で大幅な損失を計上しているとのこと。足元では回復傾向にあるものの、依然として不透明な状況が続いているそうだ。

このような事業環境の変化に適応するため、セガサミーHDは、アミューズメント施設分野の収益性改善と早期での売上回復を目的に様々な選択肢を検討してきたが、その過程において、アミューズメント施設事業の拡大に強い意欲を持つGENDAへセガ エンタテインメントの株式を譲渡する協議を進め、11月4日の取締役会において、株式譲渡契約の締結を決定したとのこと。

これに伴い、セガ エンタテインメントが保有する固定資産等の帳簿価額を株式譲渡による回収可能価額まで減額したことなどから、当該減少額などを2021年3月期において、特別損失(構造改革費用)として約200億円計上する予定だ。

関連サイト

セガサミーホールディングス株式会社公式サイト
株式会社GENDA公式サイト

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