VRとリアルを組み合わせて広がるファッション業界の新しい価値の創造を目指す。イベントでバーチャル店舗を出店してリアル商品や3Dモデル商品を販売。
株式会社HIKKY（以下、HIKKY）は、株式会社ビームス（以下、ビームス）と、xR（空間拡張技術）領域での業務提携契約を締結したことを発表した。
この契約の締結で、HIKKYのxRを用いたイノベーション企画やVRイベント制作の知見と、ビームスのファッションとカルチャーにおける企画力を組みあわせて、VRとリアルで広がるファッション業界の新しい価値の創造を目指していくとのこと。
両社の取り組み第1弾は、HIKKYが主催する世界最大級のバーチャルイベント「バーチャルマーケット5」に、ビームスがバーチャル店舗を初出店。東京・原宿にある実店舗BEAMS HARAJUKUをもとにデザインしたバーチャル店舗で、リアル商品と3Dモデル商品を販売するほか、人気コンテンツとのコラボレーションを実施。実店舗でも働いている店員がバーチャル空間でも接客を行なうそうだ。
株式会社HIKKY 代表取締役CEO 舟越靖氏のコメント
「『ファッションはコミュニケーション手段の1つ』とよく言われますが、バーチャル世界では服装や髪形だけでなく、性別や人間などといった概念を超えて自由に自己表現をすることが可能です。そんな新しい『バーチャル×ファッション』は多くのクリエイターの作品と自分を、現実商品や店舗などとデジタル融合させることが可能になります。これまで表現しきれなかった個性を、VRの力で世界中に届けていきましょう。」
株式会社ビームス 代表取締役社長 設楽洋氏のコメント
「BEAMSは『HAPPY LIFE SOLUTION COMPANY』をコンセプトにしている集団です。ファッションに限らず、アート・カルチャー・ムーブメントに寄り添い、明るく楽しい社会現象を起こすことを目指してきました。いつの時代も、次の時代の新しい価値観、喜びの素材、共感の素材を提供していきたいと思っています。今回のVRを使ったバーチャルマーケットへの参加は、その思いを形にした新しいトライアルです。自分たちの想像を超えるような化学反応やお客様との融合が生まれることを期待しています。」