字幕制作や外国人人材のビザ取得などを行うグループ会社を取りまとめているペイサーを吸収合併。
ポールトゥウィン・ピットクルーホールディングス株式会社(以下、ポールトゥウィンHD)は、11月17日に行なった取締役会において、連結子会社のペイサー株式会社(以下、ペイサー)を吸収合併することを発表した。
ポールトゥウィンHDグループでは、ソフトウェアやハードウェアの品質向上をサポートするためのデバッグ・検証事業や、インターネットの健全な成長をサポートするために違法有害情報や不正利用の検出を行なうネットサポート事業を、主な事業として行なっている。
グループ企業においては、これらの事業のほか、今後の映像バリアフリー時代を見据えたテレビ番組や映画のバリアフリー字幕、音声ガイド制作サービス、医療機関で働く外国人人材のビザ取得及び就学などの国内生活手続きをサポートするサービスも提供している。
これらのサービスは提供をはじめた際、グループの主要事業と大きく異なるものであることから、中間持株会社であるペイサーによって各事業会社を取りまとめていたが、グループ一体経営を推進したことで、ペイサーの中間持株会社としての役割が縮小したことから、経営効率化の観点から今回の合併に至ったそうだ。
効力発生日は2021年3月1日を予定しており、合併後、ペイサーは解散するとのこと。
なお、ペイサーは、現在債務超過となっているが、本合併に先立ち、ポールトゥウィンHDがペイサーに対して有する債権を放棄し、債務超過状態を解消した後に合併する予定となっている。