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アクセルマーク、上場廃止に係る猶予期間入りを発表

猶予期間は2021年9月30日まで。固定費の削減や利益体質への転換などで早期の債務超過解消を目指す。

アクセルマーク株式会社(以下、アクセルマーク)は、有価証券報告書を提出し、2020年9月期決算において債務超過になったことから、株式会社東京証券取引所の規定に基づき、上場廃止に係る猶予期間入り銘柄として指定を受けたことを発表した。

アクセルマークグループは、スマートフォンの普及拡大に伴い、スマホ向けゲームの企画や開発、運営を行なってきた。しかしながら、スマホコンテンツ市場の競争の激化により、開発費や広告宣伝費が増加する一方でヒットタイトルが創出できず、業績不振から脱却できない状態が続いたという。2020年9月期においても、ゲーム事業の赤字や新規事業への投資過多の状況が続いたことから、ゲーム事業からの撤退と協業体制への移行による新規事業への投資抑制といった事業構造の改革を行なっていた。

それにあわせて、事業譲渡による従業員数の減少や在宅勤務の導入によるオフィスの縮小などにより、固定費用の削減にも着手。その結果、2020 年9月期において、営業損失6億5200万円、ゲーム事業のソフトウェアやオフィス縮小に伴う固定資産の減損損失等2億2100万円の特別損失を計上したことなどから、親会社株主に帰属する当期純損失8億2500万円を計上。1億7100万円の債務超過に至った。

猶予期間は2020年10月1日から2021年9月30日までとのこと。今後、アクセルマークグループは、2020年9月期に実施した固定費用の削減と事業構造の転換が2021年9月期第1四半期中に完了することに加えて、収益基盤を担う広告事業の成長と収益強化につとめ、利益体質への転換をはかると共に、既に発行している新株予約権等の行使による資金調達をあわせて、早期に債務超過の解消を目指すそうだ。

関連サイト

アクセルマーク株式会社公式サイト

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