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イー・ガーディアン、ローカライズされたゲームの翻訳品質を検証する「LQAサービス」を提供

英語、中国語、韓国語、フランス語のローカライズに対応。言語や視覚の両軸から翻訳が意図した通りに実装されているかを検証するサービス。

イー・ガーディアン株式会社(以下、イー・ガーディアン)は、ローカライズされたゲームの翻訳が、世界観にあわない違和感のある文章や単語が使用されたり、視覚的な見切れや改行ミスなどがなく、きちんと表記されるかを検証する「LQAサービス」の提供を開始したことを発表した。

サービスフロー図

コロナ禍が追い風になったことで世界のゲーム市場は拡大しており、「グローバルゲームマーケットレポート2020」によると、2020年の世界ゲーム市場は、前年比19.6%増の1749億ドル(約18兆3758億円)に達する見通しとなった。こうしたゲーム需要が高まるなか、すでに認知度がある人気ゲームタイトルを他国で販売、配信するだけでなく、グローバルなゲームプラットフォームを活用し、複数言語で同時にリリースするケースも増加している。

企業はゲームタイトルの海外進出に向けて、開発と並行してその国の文化を考慮した上で翻訳を行なうローカライズを進めることもあり、外部企業へローカライズを委託している場合、クオリティのチェックまで手が回らない状況に陥る可能性がある。

一方で、翻訳された文章をそのままゲームに組み込むと、機能名など統一されるべき単語がバラついたり、文章や単語がゲームの世界観にあわず違和感が生じる場合があるほか、翻訳の際に、元言語よりも文字数が多くなった場合、既存のスペースからはみ出したり、見切れ、改行ミスなどが視認しにくくなることもある。

こういった不適切なテキストが残ったままゲームが販売、配信されると、ユーザーはプレイ中に違和感を抱くようになり、ゲームの世界観に没入できず、ユーザーの離脱につながったり、人気タイトルの場合はクオリティの低さが原因で炎上するケースもある。

イー・ガーディアンは、このような課題を受け、ユーザー離脱や炎上を防ぐことを目的に「LQAサービス」の提供に至ったとのこと。

「LQAサービス」は、ゲーム企業からローカライズが組み込まれた開発環境などを提供してもらい、全体の工程など計画を立て、言語や視覚の両軸から翻訳が意図した通りに実装されているかの検証を行なうサービスだ。

これまでローカライズを行なってきた知見をいかして、翻訳のリライト提案のほか、ゲームレイティングサービスで“ユーザーの本音”を評価してきた知見もいかして、よりユーザーにとってストレスを軽減するUI/UXの提案なども必要に応じて行なうという。

対応言語は英語、中国語(簡体字、繁体字)、韓国語、フランス語となっており、ゲームだけでなく、Webシステムや機器の説明書などのローカライズを行なう際も利用可能だ。

関連サイト

イー・ガーディアン株式会社公式サイト

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