コロナ禍による就活生の内定率低下を受けて、学生たちに企業との活動実績を重ねてもらうことが目的。部活動でつくりだしたバーチャルタレントでデビューを目指す。
株式会社ファンスター(以下、ファンスター)は、東京アニメ・声優&eスポーツ専門学校(以下、東京アニメ)と、学生がエンタメ業界で成功するためのサポートする産学協同プロジェクト「VIRTUAL STAR PROJECT(以下、VSP)」を始動。同校内にバーチャルタレント活動を行なう部活動を設立したことを発表した。
「VSP」とは、バーチャルタレントを運営する部活動を立ち上げ、TECH.C.東京デザインテクノロジーセンター専門学校の学生がデザインしたキャラクターを使って、東京アニメの学生が声優としてバーチャルタレントを演じ、夢の舞台(デビュー)に向けて活動するというプロジェクトだそうだ。
このプロジェクトを立ち上げた背景には、コロナ禍の影響で就活生の内定獲得のペースが遅くなったことが関わっており、2021年卒生の1月時点の内定率は56.9%で、前年の2020年卒の同時期の内定率(70.3%)から13.4ポイントの減少となっている(リクルートキャリア・就職みらい研究所調べ)という。
そのことから、このプロジェクトで学生たちに企業との活動実績を重ねてもらい、ファンスターをはじめとするITやエンタメ、ゲーム業界への就職活動サポートを行なっていくとのこと。