現状の開発状況や今後の市場動向などを勘案した結果、ユーザーに納得してもらえるゲームサービスの提供が困難と判断。
株式会社Aiming(以下、Aiming)は、中国のゲーム会社Shanghai BaJin Technology Co.,Ltd.(以下、Bajin社)と締結していたスマートフォンゲーム『Project:R』の共同開発契約を解除することを6月3日に発表した。
『Project:R』は、2019年1月にAimingが発表したプロジェクトで、シナリオ原案とメインシナリオを日本のライトノベル作家である渡航氏(シナリオ原案プロデュース:株式会社オーバーラップ)、キャラクター原案をしずまよしのり氏(ゲーム『艦隊これくしょん -艦これ-のキャラクターデザイン)が手掛けるスマートフォン向けゲームを開発し、日本と中国を皮切りとして将来的にはグローバル展開も視野に進めていた大型プロジェクトだ。
このプロジェクトは、発表当初はAimingとShanghai Giant Network Technology Co., Ltd.(以下、Giant Network)の2社で進められていたが、2020年6月にGiant Networkより共同開発辞退の申し出があり、現在のBajin社にパートナーが変更になっていた(関連記事)。
しかし、現状の開発状況や今後の市場動向などを勘案した結果、ユーザーに納得してもらえるゲームサービスの提供が困難だと判断したことで、今回の共同開発契約の解除に至ったという。
なお、『Project:R』のプロジェクトは中止となるが、開発中のゲームとその権利はAimingに帰属するため、今後開発するゲームタイトルに有効活用するとのこと。