冬クールアニメもそろそろ終わり間近。ここ最近は1クール13話程度で終わってしまうアニメも多いですが、じっくり楽しめる2クールアニメもなかなかオツなもの。今回紹介する『七つの大罪 ポケットの中の騎士団』も、2014年秋から続く2クールアニメ『七つの大罪』の世界観にどっぷりハマれるRPGです!
◆『七つの大罪』とは?
物語の舞台は、クーデターを起こした聖騎士に武力支配された大国、リオネス王国。国情を憂いた第三王女エリザベスは、聖騎士長殺害の容疑で解散した最強最悪の騎士団<七つの大罪>に助力を求めんと旅立った。だが、エリザベスは追っ手に執拗に狙われたすえ、ある酒場に匿われることに。なんと、その酒場の主人を名乗る不思議な少年こそが、<七つの大罪>の団長である憤怒の罪のメリオダスだった!
週刊少年マガジン(講談社刊)連載の同名マンガを原作とするテレビアニメ『七つの大罪』は、今どき珍しいくらいのいわゆる“剣と魔法のファンタジー”作品。2014年10月より放送されており、ダイナミックなアクションと<七つの大罪>を中心とする個性的なキャラクターで人気のアニメです。
▲ストーリーはアニメ準拠で、一部ボイスもあり。アニメの名シーンをボイスつきでもう一度楽しめます!
◆人気キャラクターたちと新たな冒険へ!
『七つの大罪 ポケットの騎士団』のジャンルは“バトルRPG”で、プレイヤーはメリオダス(CV:梶裕貴)となって自分だけの騎士団を編成。リオネス王国を救うため、仲間を集めて聖騎士との戦いに挑みます。登場するのはアニメでお馴染みのエリザベス(CV:雨宮天)、ホーク(CV:久野美咲)、ディアンヌ(CV:悠木碧)といった人気キャラ達。改めて考えると、<七つの大罪>はいずれもほかのアニメでもメインを張れる声優さんばかりで、豪華です。
▲本作のヒロイン、エリザベスをゲット。頼りなさげな雨宮天ボイスとむっちりふとももにグッときます!
◆本格バトルでデッドリーシンズを決めろ!
ゲームの大枠は「冒険」でストーリーを進め、仲間のカードや銀貨、ホーク珠、アイテム素材などを収集し、騎士団を強化していくというもの。そこでまず注目すべきは、コンボと必殺技の効率的な使い分けが求められる、やりごたえのあるバトルシステムでしょう。
バトルはサイドビューで、味方のキャラクターパネルをタップすることで攻撃を指示。コンボをつなげると威力とドロップアイテムが増えるので、キャラごとに異なる攻撃モーション、ヒット回数を考えて、タイミングよく攻撃することが重要です。
攻撃のたびに上昇するスキルポイントが貯まると、必殺技「デッドリースキル」が使えます。味方5人全員がデッドリースキルを連続発動すると、最後のスキルは「デッドリーシンズ」に進化し、カットインとともに超強力な技が発動! ド派手なエフェクトがバトルを盛り上げてくれます。
▲迫力のカットインとともにディアンヌのデッドリーシンズが発動!
◆アニメの世界観を掘り下げるゲームシステム
バトル終了後に確認したいのが、メニューからアクセスできる「<豚の帽子>亭」。これは本編でメリオダス達が営んでいる移動酒場です。ゲームではプレイ時間が進むにつれ、やってきた客が支払いの銀貨やアイテムを机の上に置いていきます。客の入りやもらえるアイテムは店員に任命したキャラによって変わるので、いらないユニットでも「1回看板娘に試してみようかな?」なんて楽しみかたができます。
▲「<豚の帽子>亭」画面はこちら。店員をタップするとスペシャルボイスが聴けるという、ファンには嬉しい要素も。
さらに「<豚の帽子>亭」には「装備職人」と「万能コック」の機能があり、収集した素材アイテムを合成して装備と消費アイテムを作成できます。合成レシピは店舗自体を強化することで増えていきます。やはりアイテム集めや合成は世界観が広がってさらに面白くなりますね。
◆簡単操作でやりこみがいのあるRPG!
このほか、「冒険」には本筋の「ストーリー」以外に「寄り道」というサブエピソードがあり、キャラクター達の過去の物語を知ることができます。RPG単体としてもがっつり遊べる完成度ですし、原作を知らない人はゲームから入ってもよさそうです。アニメが終わってもこれでまだまだ『七つの大罪』ワールドに浸れそうですね!
この記事を書いた人
ライター。『アブソリュート・デュオ』と『銃皇無尽のファフニール』ばかり見すぎて、「ヤー」と「モノノベ」しか発語できなくなってきました。