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【イベントレポート】『Ingress』XMアノマリー#Shonin参戦レポート! いよいよ後半戦。勝利したのは……?

 前回のレポートの続き。今回は第3回目の計測以降の参戦レポートをお届けします!

■前回はコチラ
【イベントレポート】『Ingress』XMアノマリー#Shonin参戦レポート
http://otakuindustry.biz/archives/1369&cid=25

■フィールドの主導権は完全にEnlightened(エンラインテンド)! 緑フィールドでの戦いが続く

 第3回目の測定時間は16:00から。2回目の計測地点に比較的近い京都御苑で迎えることにしました。移動中に一度緑のフィールドが消えてほっとしましたが、5分ほどで再びフィールドが緑化。Enlightened有利の状態で測定時間に突入します。#Darsanaのときの経験がいきているのか、Enlightenedの大規模CF作戦は本当に素晴らしいですね。本当に脱帽です。

枝垂桜
▲京都御苑。敷地内には満開を迎えたしだれ桜がありました。戦いの合間に記念撮影をするエージェントの姿も。

▲これまでの2回の戦いで、Enlightenedから複数のポータルを奪取するのは難しいと判断。すでに青いポータルを獲られないように、レゾネーターをさしつづける方にまわることにしました。

▲7分ほど経過したところで、京都を覆っていたEnlightendのフィールドが消えました! Resistance側の反応も早くて本当にすごいですね。いずれもイベント開催地である京都にいないエージェントの成果だと思いますが、全国のエージェントたちが#Shoninで戦っていることを実感します。

■両陣営最後の力を振り絞っての最終戦!

 鞍馬口や御霊神社周辺のエリア。さほどポータルが密集しているところがなかったためか、2~3つポータルがかたまって配置されているエリアに大勢のエージェントが集まっていました。3戦目まではスキャナーの背景が青や緑に染まっていましたが、最終戦はそのアドバンテージもなく、お互いに五分の状態でのガチンコ勝負です。最後の勝負ということで気合も十分。残りの物資を使い切る気持ちで臨みます!


▲路地の両側に陣取るエージェントたち。最後の戦いに臨む熱気が伝わってきます。

▲各ポータルの距離が離れている場所が多かったので、場所を決めて1箇所のポータルに集中攻撃。レベル8のレゾネーターやAXAシールドが次々と追加されてきますが、一瞬の隙にレゾネーターがささることを祈って、撃ち続けます。

▲奪取に成功! 獲り返されないように全力でレゾネーターをさしつづけます。EnlightenedのエージェントもXMPバースターを撃ち続けているので、レベル7~8の高レベルレゾネーターでないと一瞬で蒸発してしまいます。このときは、レベル6~8のレゾネーターに枠をあわせ続けて、枠の色で使えるレゾネーターを確認しながら挿していました。緑のリンクが残っているのは実際にはない残像ですね。

■光のパフォーマンスが印象的だったアフターパーティー

 アフターパーティーの会場は国立京都国際会館。戦いを終えたエージェントたちが続々と会場に集まってきます。ステージでは、『Ingress』のSE音などのサンプリングを盛り込んだ“同化P with おもちエイリアン”のライブや、“かぐづちイズミ氏による緑や青を中心とした光のダンスパフォーマンスが行われ会場を盛り上げます。


▲LEDライトを振り回すと「SHONIN」や「KYOTO」といった光の文字が浮き出るパフォーマンス。会場にいるエージェントからも大喝采があがっていました。

▲会場の奥では『Ingress』公式グッズやエージェントたちの手作りグッズが販売されるマーケットプレイスがあり、こちらも販売している様子が撮影ができないほどの大盛況。公式バッテリーであるCheero Ingress Power Cubeも#Shonin特別価格で販売されていました。

 パフォーマンスが終わると、ナイアンティックラボの川島氏が壇上に登場。まずは、「本当にお疲れ様でした」と激戦を戦ってきたエージェントたちへねぎらいの言葉から始まり、京都における『Ingress』の思い出を語ります。
「一年前の雪の日に京都でイベントを開催したときは25人ほどのエージェントの方々が集まってくれましたが、それから1年で5600人を超える(5600人までしか数えられませんでした)エージェントを集めるゲームに育ちました。リリース当初からプレイしていただいているみなさんが、ポータル申請や広めるための様々な努力をしていただいたおかげです」と、当時から『Ingress』を盛り上げるために力を貸してくれたエージェントたちを壇上に招き、お礼の言葉を伝えていました。
 その後、サプライズゲストとして京都市長が壇上に登場。「今日は緑の着物を着ていますが、昨日は水色でした」というようなエージェントの心をがっちり掴むトークで、「京都は2000以上の神社仏閣を千数百年かけて『Ingress』のために作ってきました(会場笑)。歩いてこそ京都、泊まってこそ京都、食べこそ京都」と、『Ingress』との相性の良さや、まだまだ遊びつくせない京都の魅力をエージェントたちに伝えていました。


▲一年前の写真が会場に映し出され、感慨深そうに当時の思い出を語る川島氏。#Shoninのオープニングイベントの記念撮影とぜひ見比べて欲しい。

▲「京都は任天堂発祥の地、そして『Ingress』の町。もっともっと楽しんで欲しい」とも語った京都市長。

 このあと、XMアノマリーイベントのアフターパーティーでは恒例となりつつあるパートナー企業からのプレゼント大会に。京都市長の木製の名刺入れから始まり、new balance、sennheiser、Cheero、そしてLawsonと、様々な『Ingress』コラボ商品が登場し、会場にいるエージェントたちにプレゼントされました。


▲プレゼントの当選者は、エージェントのWeekの実績で決められていました。参考までに選ばれたエージェントたちの記録をあげると、Unique Portals Visited 3700超、XM Recharged 600万超、Unique Missions Completed 200超など、全国の猛者が集まったイベントならではのレベルの高さでした。

 そして、エージェントの代表として、今回の#ShoninでResistance(レジスタンス)のリーダーを勤めたTakane Karasuma氏のスピーチがあり、いよいよ#Shoninの結果発表のときがやってきました。


▲地元京都のエージェントでありResistanceのリーダーを勤めたTakane Karasuma氏。「これだけの人が集まりながら事故もトラブルもなく無事にこの場を迎えられたことが本当に良かったと思います。そしてEnlightenedの方々は本当にすごかったです。こんな方々と対戦できる『Ingress』は素晴らしいと思います」と、称賛の言葉を述べていました。

▲結果発表の前のクロージングスピーチでは、ジョン・ハンケ氏が登場。「京都市長から京都は生きているミュージアムだと聞きました私もそうだと思います。今日は本当にみなさんも楽しめたのではないでしょうか」といった内容から始まり、「『Ingress』史上最大の戦いのあまり激しさにIntelマップのサイトが落ちました。すいません。」とお詫びもありました(笑)。

▲#Shoninの結果発表。京都の戦いを制したのはEnlightenedでした。ポイントは4214対1198と、巨大CFの戦略で一歩先を行き続けたことが、そのまま結果に結びついたような大差となりました。この大差の勝利が世界各国で開催された#Shoninの総合結果にも大きく貢献して、XMアノマリー#Shonin 03(※2015/04/02 #Shonin⇒#Shonin 03 に修正しました)はEnlightenedの勝利となりました。

 結果発表のあと、会場のエージェントたちの記念撮影をしてアフターパーティーは終了しました。
 #Darsana、#ShoninとXMアノマリーのイベントに参加して感じるのは、本当に開催地だけの戦いではないということです。都心部の隙間をすり抜けるリンクを張り近畿地方のほとんどを覆うCFを完成させたResistance、そのCFごと日本の本州を囲ったEnlightened。フェイクとしてダミーのリンクを張るなど、高度な戦略も繰り広げられ、もはや日本だけではなく、アジア圏全体での戦いにまで拡大しています。現地で参戦したエージェント以外にも、国籍を問わずたくさんのエージェントたちが京都の戦いに影響を及ぼしていることに改めて驚かされました。

 ジョン・ハンケ氏のクロージングスピーチの最後には「年末までには、また日本で大規模なイベントが開かれるだろう。そしてそれは、これまで以上の激戦になるはずだ」というサプライズ告知がありました。#Darsanaで5000人、#Shoninで5600人超、現地だけでこれだけの人が関わった戦いを超える激戦とは一体どの様なものになるのか? 今から楽しみでなりません。

 #Shoninに関わった全世界のエージェントのみなさん、本当にお疲れ様でした!

※2015/03/30 表記と画像が誤っていた箇所を修正しました。

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