【スマホゲームレビュー乙女系 第9回】伝説のボーイズラブゲーム『学園ハンサム』！ 一度ハマると抜け出せない、カオスなアゴ＆BL世界へ！

　これまで、いわゆる乙女ゲームをご紹介してまいりましたが、今回はな・ん・と、ボーイズラブゲームです！ あっ、「いらね!!」なんておっしゃるそこのあなた！ 待ってください。まずは説明よりも、ゲーム画面をご覧ください！

　どうです？ プレイしたくなりましたよね！ ご存じのかたも多いかもしれませんが、2009年にリリースされた伝説のアドベンチャーゲーム『学園ハンサム』、待望のアプリ版です。はやる気持ちのままに、アプリをインストールしましょう。大丈夫、怖くない。安心安全な無料版もあります！

◆まずは無料版で、レッツハンサム！“校門を抜けるとハンサムだった――”

　インストールを待つのももどかしかったでしょうけど、あなたもようやく私立薔薇門高校に転入してきた男子生徒です。名前を入力しましょう。

　ちなみに個性的な作風に反して（？）、既読スキップやオートモードなど、操作感は抜群に快適です。

　無料版にも、もちろんボイスありの親切仕様。アプリゲームはミュートでプレイしなければならない状況も多いですが、『学園ハンサム』はぜひイヤホンを使ってボイスも堪能してください。聞けば聞くほど虜になるオープニングも合わせて必聴です。

◆誰からも目が離せない！ 特異な魅力のキャラクター達

　転入初日から早速、“トップクラスの猛者”に次々と出会います。個性的を超えた特異なキャラクター達との会話に付いていけていますか？ 薔薇門学園の生活は始まったばかりです。気を確かに！

　転校初日から息もつかせぬ学校生活を終え、自宅に戻っても、まだまだ油断はできません。ハイテンション展開はまだまだ続きます。

　無料版では、2日分しかプレイできませんが、西園寺先生が「授業よりも大切なこと」を教えてくれるクライマックスが用意されています！

　ここから先の西園寺先生との信じられないような一夜のオシャレ体験は、ぜひとも無料版を最後までプレイして確かめてください。その後は、ついつい指が有料版の購入ボタンを押してしまうはず……☆

◆トクベツだぞ！ 有料版の中身、ちょっと見せちゃう☆

　無料版で、何かと主人公を気にかけてくれた、幼なじみの拓也狙いで有料版をプレイしてみました。拓也の魅力はなんといってもボイスです！ おそらくは中の人の技術面の問題なのですが、時折、いや頻繁につっかかるセリフの聴き応えったらありません。

　幼なじみとの再会という設定の手堅さもあり、ほかのキャラクターよりは多少なりとも、ちゃんとしたボーイズラブな展開をする拓也シナリオ。とは言え、遠足や、蓮児との喧嘩シーンなどの、シュールなイベントスチルも豊富で、“ハンサム的見どころ”が他キャラに劣ることもありません。

　攻略キャラクターの誕生日や、夏休みのアバンチュールなどの行動を、適時、優がおすすめしてくれるので、そのたび拓也を選んでいけば問題なくエンディングに……

　……見てのとおり、バッドエンドでした。ただゲームの魅力は十分に伝わったのではないでしょうか。この後、変わり果てた拓也の姿に涙を流しつつ、再度プレイして、グッドエンドにもたどり着きましたが、カオスっぷりはどちらも甲乙つけがたいものがあります。

　ちなみに、「○ロリーメイト」などの伏せ字部分のボイスには、ピー音処理がされているのですが、だいたいズレています。

　展開のカオスさ故に、選択肢はどれが有効なのかかなり読みにくいうえに、選択するとバッドエンドが即確定してしまうものもあるのですが、セーブ数が多めなので、こまめなセーブが攻略の秘訣です。

◆陶酔と恍惚のハンサムワールドが、まだまだあなたを待っている

　有料版をプレイしてもまだ物足りないあなたには、各キャラの設定をシャッフルした番外編『学園ハンサムRevolution』、バレンタイン外伝『学園ハンサムChocolate』と、めくるめくハンサムワールドが広がっております。もはやゲームだけでは気が済まない重度ハンサム中毒者には、カメラアプリやLINEスタンプもあるので、心ゆくまでお楽しみください。

　どこまでも、レッツハンサム！