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【Ingress情報局・TAPPLI支部】[上級エージェント編]ポータル反転について&リアルキャプチャでの心構え!

◆4月上旬~中旬の『Ingress』ニュース

★4月25日~26日にかけて六本木に集合! 「六本木アートナイト2015」

「生活の中でアートを楽しむ」というコンセプトで、2009年より一夜限りのイベントとして開催されている「六本木アートナイト2015」が今年も開催されます。今回は『Ingress』も参戦! 六本木ヒルズ周辺の18個のポータルの状態に応じて、屋上に設置されたビーコンの色が変わるとのこと。開催期間は2015年4月25日、20:30~4月26日の朝5:30まで! 本当に一夜限りのイベント、エージェントなら行くしかない!

イングレス 六本木アートナイト・スペシャル
http://www.roppongiartnight.com/2015/programs/1101/

Google+のイベントページ
https://plus.google.com/events/cd6bf618qmt3pf0e7tbm7ggud6g

★Niantic OpsのGoogle+アカウントが日本語のサポートを開始

 Ingress公式(情報発信用)アカウント、Niantic OpsのGoogle+において、英語以外の言語として初めて日本語がサポートされました。今後各種イベントの告知なども含め、英語と日本語が展開されることになります。XM Anomaly Primaly Siteに日本の都市が3回連続で選ばれていることなどを含めて、『Ingress』における日本の重要性が垣間見えますね。

★Artifact(大玉ころがし)“Shards”参加者への#Shoninメダル配布が行なわれました。

 公式レポートにも登場したArtifact攻防戦(通称:からあげ戦線)の参加者に対してメダルが配布されました。基本的にイベントメダルは開催地現地に来て、カードをもらった人にだけ配布されます。
 例外的に、ArtifactやXM Anomalyでも現地以外で、各地域での妨害LINK作成などで参加していたエージェントへも一部メダルが配布されることがあります。そこに参加していたことを証明する手段(現地での写真や現地エージェントでの一括リスト管理など)を各陣営で取りまとめてNiantic Labsへ申請し、認められた場合にメダルが配布されています。私の知る限り、完全ソロで現地以外での参加ではメダル配布がうけられないので、各陣営のコミュニティに参加したうえで、その中で確認してください。

INGRESS REPORT – Resistance Capture #Shonin – Raw Feed Apr 03 2015


※この動画の12:50あたりで「からあげ戦線」を取り上げています

▲筆者も2014年夏の#Heliosのとき、Artifact運搬に参加してメダルをいただきました。

★クライアントVer.1.75.0登場

 4月21日にandroid版、iOS版ともに1.75.0が登場しました。内容はいつもの「bug fixes.」でした。早くiOS版のCOMMボタンのバグ、修正してほしいですね。

◆ADA_Refactor(JARVIS virus)によるポータル反転とその対策について

 前回の#Shoninレポートで、「計測時間前にポータルに対して反転耐性確認を行った」ことをご紹介しました。通常の『Ingress』のプレイでは、ポータル反転についてはあまり気にすることがないため、具体的にどういうことなのか、ということが掴みにくいと思います。なので改めて解説したいと思います。

 反転とはポータルの属性を違う陣営の色に変えてしまうことです。反転を実行するには「ADA_Refactor(エーディーエーリファクター)」か、「JARVIS Virus(ジャービスウィルス)」を使用します。
 それぞれ使用方法は決まっており、ADA_Refactorはレジスタンス陣営のポータルをエンライテンド陣営に、JARVISはエンライテンド陣営のポータルをレジスタンス陣営に反転させます。このとき、ポータルのレベル、MODなどの構成はそのままになります。
 ADA_RefactorまたはJARVIS使用時にポータルLevel×1000のXMを消費します。レベル8のポータルであればXMが8000必要となります。反転されたポータルはオーナーが代わり、また構成するレゾネーターやMODのエージェント名もその影響を受けて変わります。XMが不足していた場合はアイテム消費はありません。

・エンライテンド陣営のポータルをレジスタンス陣営のエージェントがADA_Refactorで反転させるとそのエージェントがオーナーになります。

・エンライテンド陣営のポータルをエンライテンド陣営のエージェントがADA_Refactorで反転させるとその”_ADA_”というオーナーになります。これはエンライテンドのエージェントがレジスタンスのポータルオーナーにはなれないためです。

・レジスタンス陣営のポータルをエンライテンド陣営のエージェントがJARVISで反転させるとそのエージェントがオーナーになります。

・レジスタンス陣営のポータルをレジスタンス陣営のエージェントがJARVISで反転させるとその”_JRAVIS_”というオーナーになります。これもADA_Refactorと同様にレジスタンスのエージェントがエンライテンドのポータルオーナーにはなれないためです。


▲ADA_Refactorをかけられてオーナー名が__ADA__となっている状態。


▲ADA_Refactorを使う前に入っていたMODはオーナー名と同じく__ADA__となります。このふたつはエンライテンドのエージェントによってADAを使われたということです。


▲わたしがADA_Refactorを使って反転させたポータル。レジスタンスがADA_Refactorを使ったのでレゾネーターがすべて私名義になっています。

 初心者の方がCOMMやソーシャルネットワークなどで「レベル8のレゾネーターはひとつしか挿せないはずなのに、すべて同じ人の名前になっているポータルがあるのはなぜですか?」という質問をしているのを見かけますが、その答えがこの「反転によるオーナー変更のため」となります。
 AXA Shieldなどでガッチガチに固められたポータルを壊すよりも反転させたほうが楽ですので、そうした理由で行なわれることがほとんどだと思います。

★反転耐性(ウィルス耐性)とは?

 ADA_RefactorやJARVISを使用して一度ポータルを反転させると、そのポータルはそれ以降1時間の間、再び反転させることができなくなります。これを「反転耐性(ウィルス耐性)」と呼びます。免疫がある間(1時間)は再びADA_RefactorやJARVIS Virusを使用してもアイテムがなくなるだけで反転されなくなります。
 この免疫時間をコントロールすることが、XM AnomalyやArtifactといった大規模作戦では重要になるのです。

★Artifactの場合

 Artifact系のイベントの場合、たとえば9時にArtifactが移動するとしましょう。
 この場合、9時ちょうどまでにArtifactがあるポータルを自陣営にして、送りたい先のポータルとリンクしておく必要があります。この時、8時59分まで自陣営になっていたとしても8時59分50秒にADA_RefactorやJARVISを使用されてしまうと、ポータルが反転してしまい、リンクは壊れてArtifactを送り出すことができなくなります。これを避けるために、手前1時間以内のどこかで先にADA_RefactorやJARVISを使って反転して耐性をつけてしまう、ということが行なわれます。

★XM Anomalyの場合

 #ShoninなどのXM Anomalyの場合も、基本はArtifactと同様になります。たとえば計測開始時間が14時であるなら、そのさらに前である12時55分あたりでMODをシールドで固めたあと、敵陣営側に反転させます。このとき、自分たちの陣営からは攻撃して破壊しないように通達しておきます。敵陣営になっているため補強などはできませんが、相手陣営も自陣営になっているのでそれを強化する以外にすることがなくなります。また、反転に気づいていたとしても耐性が発生しているために再反転を仕掛けることができません。
 そして13時55分過ぎ、1時間の耐性がなくなった瞬間に再反転させて自陣営へ戻し、そのまま防衛側として計測開始時間へなだれ込むのです。実際には1時間前ではなくもっとその前からの属性コントロールが行なわれており、直前での意図しない反転が起こらないように調整されています。

 なぜそこまでやるのか。それはArtifactもXM Anomalyも、現場はXMPバースターやUltraStrikeが飛び交うすさまじい戦場と化し、シールドやレゾネーターは一瞬で蒸発していく状況となっているにも関わらず、それでもAXA Shieldの登場や、イベント時の高負荷でのラグによる情報遅延などといった要素もかみ合い、「防衛側として迎えるほうが圧倒的に有利」という状況になっているためです。
 そのために大規模イベント時には各陣営は苦心して耐性のコントロールを行ないます。次回のXM Anomalyが開催される東北でも、おそらく同様のことが行なわれるでしょう。場合によってはそういった専門チームも作られるのではないかと思います。
 もし自分がチームに入らなかったとしても、こういった反転のノウハウを知っておくと、「目の前のポータルで何が起こっているのか」が判断できるようになりますので、覚えておいて損はありません。

◆「リアルキャプチャ」の心構え

『Ingress』はほかのスマホゲームと違い、現実に屋外で活動するため、ほかのエージェントとコミュニケーションをとることがよくおこります。これをいわゆる「リアルキャプチャ」と呼んでいます(キャプチャ=『Ingress』においてポータルに1本目のレゾネーターを挿すことから)。リアルキャプチャは交流のきっかけとなるので楽しいものですが、またそれを拒む人もいることも事実です。そのあたりでの私がなるべく実践している気を付けるべき点、心構えをご紹介します。

★人との出会いは挨拶から

 スキャナー上では見知ったエージェント名であったとしても、実際に会うまではどんな人かわかりません。また自分が知っていても相手が知っているとは限りません。いきなりエージェント名を呼ぶのではなく、まずは「こんにちは」、「こんばんは」と挨拶をしましょう。そのうえで「『Ingress』ですか?」と聞きます。交流に興味を持っている方や慣れている方なら、そこから会話が始まります。

★後ろから声をかけない

 エージェントのみなさんはスキャナー画面に見入って集中していることが多いです。そんなとき、いきなり後ろから声をかけられるとびっくりしてしまいます。それがもし夜であればなおさらです。できれば前から、それが難しければ横に並んで、視野に入ったかなという距離で、さらに少ししてから声をかけてみましょう。視野に入れば存在を認識してもらえますし、驚かせることも減らすことができます。

★無理強いしない

 エージェントにはさまざまな方がいます。集中して『Ingress』をしたい人もいますし、中には交流を苦手としている方もいます。そういう雰囲気を感じ取ったら無理に続けないようにしましょう。たとえ無視されたとしても執拗に絡むのはやめましょう。エージェントプロトコルのIIにもその旨、記載があります。自分の思うような反応がなかったからといって、暴言を吐くなどは言語道断です。これは自分だけでなく、自分の陣営や場合によっては『Ingress』そのものに対してネガティブな印象を与えます。私の経験上でも、声をかけてその時に話に乗ってこない方というのは一定数いらっしゃいました。特に『Ingress』を始めたばかりで交流したことがない人は初めての出来事で、かなり戸惑うことが多いように感じます。同じ地域で活動しているエージェントであれば、また会う機会も訪れますので、一方的な会話は控えましょう。

エージェントプロトコル
https://support.google.com/ingress/answer/4625064?hl=jaIngress

コミュニティガイドライン
https://support.google.com/ingress/answer/2808360

★私(vat_patimon)の実体験は……

 私は比較的早くから『Ingress』で活動していることもあって、声をかけさせてもらったら幸いにして私をご存いただいていることが多く、交流のきっかけにはあまり困りませんでした。むしろその容姿が怖そうに見えてしまうのか、声掛けをいただくことがあまりなく、少々寂しいです。私を見つけたらぜひ気軽に声をかけていただけると嬉しいです!

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