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【GO-ONE2015】賞金総額1000万、声優トークセッション、ゲーム大会! スマホゲーム初のe-Sportsイベント『GO-ONE2015』レポート!

 アソビモ株式会社は、スマホゲーム界初ともいえるe-Sportsの祭典「GO-ONE2015」を5月3日(日)にラフォーレミュージアム六本木で開催した。今回のイベントでとりあげられたのは『X-world(クロスワールド)』『GODGAMES(ゴッドゲームス)』『アヴァベルオンライン(AVABEL ONLINE)の3タイトル。それぞれのタイトルで、参加声優などを交えたトークセッションやミニライブといった各種イベントも開かれ、来場者と公式ビーモチャンネルのライブ放送視聴者たちを楽しませた。

集合写真

 e-Sportsとは、ゲームの対戦を競技化したもので、海外では韓国を筆頭に熱狂的なファンも多いコンテンツのひとつ。“プロ”として活動しているプレイヤーも多く、なかには年間1億円以上の賞金を稼ぐ人もいるという。
 今回開催されたGO-ONE2015でも、賞金の総額はなんと1000万円以上! 参加したプレイヤーたちは豪華賞品をめざし、白熱した戦いを繰り広げた。
 以下から、それぞれのゲーム毎にイベントとバトルのレポートをお届けしよう。

◆セクシートークセッションで盛り上がった『クロスワールド』


▲たかはし智秋さんのセクシーな衣装に「私もこそっと見てます」とM・A・Oさん。

 5月7日までα2テストを行っていた『クロスワールド』。5人チームで対戦を行なうアクションゲームで、色々な世界の個性豊かなキャラクターたちが使えるのが特徴だ。
 決勝戦の前のトークセッションでは、シラユキの声優、たかはし智秋さんと、サーシャ・Lの声優、M・A・Oさんが登壇。“セクシーすぎる声優”呼ばれるたかはし智秋さんは、期待通りのセクシー衣装で登場し、進行役のスチュアート・オーさんとともにセクシー談義を繰り広げ、会場を盛り上げた。
 トークセッションの後には、M・A・Oさんのミニライブが開かれ『クロスワールド』のテーマソング「Crime of the Evolution」を披露。サーシャ・Lのコスプレ姿で歌うM・A・Oさんを生でみられる貴重な機会となった。


▲M・A・Oさんミニライブ。会場では、購入特典として100枚限定の直筆サイン入りCDも配布されていた。

 そしていよいよ『クロスワールド』の決勝戦。決勝に残ったのは「Aチーム」と「オルクス」の2チーム。1試合15分の2本先取で開催されたが、1本目の序盤こそ一進一退の攻防が繰り広げられたが、Aチームの隙をついて本拠地へ攻め込む作戦をとったオルクスが2本連続で勝利。一気に優勝を決めた。


▲シラユキの活躍をみて、たかはし智秋さんも盛り上がる。スピーディーな試合展開に実況も追いつかず!

▲優勝したオルクスチーム。2戦とも本拠地に攻め入るタイミングが勝利に結びついた。

◆決勝戦での大番狂わせ!? 戦略性の高いバトルに見ごたえがあった『GODGAMES』

『GODGAMES』も5月3日(日)までα2テストを行っていたタイトル。15人vs15人という大規模戦闘が楽しめるリアルタイムバトルゲームで、RTS(リアルタイムストラテジー)の一部隊を各プレイヤーが担当して相手軍と戦うと考えるとイメージしやすいと思う。
 『GODGAMES』のトークセッションでは、プレイヤーの秘書役であるラスティアの声優である井上喜久子さんと、智将ボレロの声優、種崎敦美さんが登壇。井上さんお約束の“17歳教”挨拶からはじまり、種崎さんが収録時にマイクに頭をぶつけていたエピソードなど、裏話が語られた。
 井上さんと種崎さんは、未公開のキャラクターも含めて、それぞれ8~9人のキャラクターのボイスを担当したこともトークセッションで明らかになった。ファンの方々は楽しみにしていて欲しい。


▲収録ウラバナシに恥ずかしそうにうつむく種崎さん。ほんわりとした雰囲気のトークセッションだった。

『GODGAMES』の試合は、サブステージのエキシビジョンマッチを経たのち、メインステージで決勝戦が開催された。30分の制限時間内で獲得したベストポイント(バトルで活躍すると獲得)で競われるルールで行なわれ、エキシビジョンマッチで高ポイントを獲得した2人の選手(“ハカセ”さんと“yuu”さん)に注目が集ったが、優勝したのは“おやさい”さん。まだα2テスト中ということもあり、プレイ経験が浅いプレイヤーが多いなか、確実にポイントにつながる行動を積み重ねた結果のようだ。最終戦がイメージ通りにうまく立ち回れたためか、試合終了時の「自信のある人はドヤ顔をお願いします」という進行役からのリクエストに、満面のドヤ顔で答えていたのが印象的だった。


▲トークセッションから一転して緊迫した雰囲気となった決勝戦。

▲優勝候補のハカセさんを追い抜いての優勝となったおやさいさん。ゲームを一緒にプレイしていた仲間に感謝の言葉を述べていた。

◆チームワークが鍵! ハイレベルな戦いが楽しめた『アヴァベルオンライン』PvP決勝戦!

 2015年7月で、サービス開始から2年を迎えようとしている『アヴァベルオンライン』。美麗なグラフィックが人気のアクションMMORPGだ。
 『アヴァベルオンライン』では、これからゲーム内にキャラクターボイスが実装されるが、その声優を一般の方々から募るというおもしろい試みを行なっており、本イベントでは声優オーディションとして一次審査通過者のPRがステージで行なわれた。


▲一般の方々とはいえ、一次審査突破者はハイレベル。投票は『アヴァベルオンライン』のゲーム内で今月末まで行なわれる。

 そして、GO-ONEのイベントのトリを飾る『アヴァベルオンライン』チャンピオンシップ2015。『アヴァベルオンライン』では、これまでにもPvP戦のイベントが開催されており、参加選手のなかには、過去の大会の上位入賞者の姿も見られたようだ。決勝戦は、6人vs6人のチーム戦で行なわれ、15分1本勝負のバトルでより多く相手を倒したほうが勝利となる。
 決勝出場を決めたのはDEATHGAZEとタカーズの両チーム。DEATHGAZEは、マジシャンの範囲魔法を中心に攻防を組み立てる戦術、タカーズは高火力の遠距離攻撃が可能なレンジャー3人を入れて、相手チームの有利な間合いをはずすのが狙いだ。


▲プレイヤースキルの高さと息のあったパーティプレイが印象的。画面狭しと動き回るキャラクターを見るのもe-Sportsの醍醐味。

 バトルがはじまり、まずアドバンテージをとったのはDEATHGAZE。立ち上がりの様子見の時間帯から、マジシャンの範囲魔法をバリアのように使って、相手チームを押し込みながら倒すことに成功。一気に10キル以上の差をつけた。しばらくすると、タカーズも落ち着き、一旦は7キル差まで詰めるが、その後は互角の勝負が続き、残り1分半で12キル差。タカーズはその差を詰めることができずに、序盤のリードを守りきったDEATHGAZEの勝利となった。


▲序盤のリードを守りきって優勝を決めたDEATHGAZE。戸田めぐみさんより賞金と賞品が送られた。

◆e-Sportsとしてはまだまだ発展途上! だが今後の成長の可能性は充分!

 GO-ONE2015ではアソビモ株式会社が運用する3タイトルで開催されたが、3タイトルのうち2つがα2テスト中だったこともあり、プレイヤースキルの粋を期待していたe-Sportsの観戦者としては物足りなさを感じる場面もあった。ただ、サービス開始からもうすぐ2年となる『アヴァベルオンライン』に関しては、チーム戦術に合わせて考えられたパーティ編成、自分の役割をしっかりと理解した各プレイヤーの動き、バトル中でもリアルタイムで相手パーティの戦術に対応する柔軟性といった、プレイヤースキルの高さが伺える試合で、一観戦者として素直に楽しめた。このことから、今後はプレイヤースキルが成熟しているタイトルが増えていけば、e-Sportsとして見ごたえあるイベントに育っていく可能性は充分にあると感じられた。
 閉会式でのGO-ONEプロデューサーからの言葉に「今後は他社のタイトルも含め、取り上げるゲームを増やし、もっともっとe-Sportsを広めていきたい」という言葉があった。それが実現すれば、スマホゲーム界だけではなく、ゲーム界全体の一大イベントとして盛り上がっていくことは間違いない。
 次回大会以降の成長を楽しみにするとともに、e-Sportsのファンとしてこの輪が広がり続けていくことに期待したい。

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