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【カジュアルコネクトアジア】個性派ゲームが続々! リリースが楽しみなインディゲームたち

 カジュアルコネクトアジアに出展するには、公式サイトから応募して採択されればいい。出展費は無料でホテル代も免除される(もっともホテルは相部屋でクオリティはおしてしるべしとのことだが)。渡航費もLCCの普及でリーズナブルになってきた(台北ーシンガポール往復で約3万円)。そのためアジア各国からインディゲーム開発者が集まってくるのだ。

 出展者の目的はゲームのパブリッシャーや投資家探し、そして開発者同士の交流だ(運が良ければインディプライズアワードで表彰される可能性もある……出展作からノミネートされるため)。そのためリリース後よりも、開発中のタイトルを携えて出展する例が多い。ここではそうした開発中の注目タイトルについて、まとめて紹介しよう。

◆TRANSPATHTATION (Silverpoint / インドネシア)

 ジャカルタの街を模したステージ上で行われるパズルゲームだ。各ステージには矢印や、乗降客数が記されたバスの停留所が設置されている。プレイヤーはバスの運転手となり、ステージ毎に決められた乗客を乗せて、規定時間以内にゴールにたどり着かなければならない。バスは矢印の向きに従って進むので、アクセルとブレーキでタイミングを見はからいながら、最適なルートを選択して進んでいくことになる。

 もっとも、ステージが進むにつれてお邪魔キャラクターが登場し、ステージ上を周回してくる。マイクロレットと呼ばれるインドネシア名物の乗り合いバスや、バジャージと呼ばれるオート三輪、飛行機、船などで、これらに追突するとゲームオーバーだ。ブレーキを踏んで通り過ごせばいいのだが、制限時間をこえてもゲームオーバーなのが悩ましい。お国柄が良く出たゲームだ。

◆ATOM (Gear Overclocked / インド)

 画面中央の赤いエネルギーボールめがけて四方八方から飛来するエレクトロンを三重のバリアでガードしていくアクションゲームだ。バリアには紫・黄・青があり、それぞれ対応する画面両脇のアイコンをタップして回転させていく。ただし青色のプロンプトンだけはバリアを通してエネルギーボールに到達させなければならないのがミソ。右脳と左脳が良い感じに混乱すること請け合いで、シンプルだが中毒性の高いゲームだ。

 他に「バリアーに付着し、一定時間以内に排除しなければバリアーを破壊してしまうエレクトン」「同じ色のバリアーでガードしなければバリアーを破壊してしまうエレクトロン」「自ら重力を発し、飛来するエレクトロンを吸着するエネルギーボール」など、さまざまな仕掛けが用意されている。一人だけでなく二人で協力して遊んでもおもしろいだろう。サウンドもサイケデリックで唯一無二の存在だ。

◆Zombie Hazard (APP PIXIE / 台湾)

 画面をタップして攻撃するタップシューティングで、ゲームをスタートすると上からゾンビの軍団が進撃してくる。これを画面下の武器アイコンで武器を切り替えながら、撃退していくという内容だ。ゾンビが画面下まで到達すると徐々にライフが減少していき、ゼロになるとゲームオーバー。また、ゾンビの中にはこちらを攻撃してくる者もいる。武器には固有の装填時間があるので、うまく切り替えながら撃退するのがポイントだ。

 武器には拳銃、ライフル、サブマシンガン、ミニガンがある。このうちライフルは特殊で、攻撃対象のゾンビを遠ざける(ノックバックさせる)効果がある。またオプションで手投げ弾、ロケット、地雷があり、複数の敵に対して一度にダメージが与えられる。グロ可愛い系のグラフィックと、ドババババ・・・という弾丸の発射音、そしてガチャッと装填音が生み出すリズム感が秀逸。スカッとしたい時にオススメのアプリになりそうだ。

◆Monster Go (ThinkBox Studios / タイ)

 横スクロールのラン&ジャンプ系ゲームにRPG要素を加えたアクションゲーム。プレイヤーは巨大ハンマーを操るバーサーカー、剣をふるうアドベンチャー、銃で遠距離攻撃ができるガンスリンガーを選択して、ステージを攻略していく。ゲームはオートでスクロールするので、右手でタップして敵を攻撃し、左手でタップしてジャンプしながらコインをゲットしていこう。ゲームを進めるごとにレベルアップし、より強力な敵を倒せるようになる。

 キャラクターが装備できるアイテムには、「武器」「アクセサリー」「スペシャルアイテム」の3種類があり、ゲーム内で集めたコインで購入できる。スキルツリーもあり、プレイヤーごのみのキャラクターに育てることも可能だ(巨大化したり、衝撃波を放ったり、ダッシュで進撃したりできるスキルもある)。ボスキャラクターも多彩で飽きさせない。Windows Phone先行(パブリッシャーの意向とか)という点でもユニークなタイトルだ。

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