◆6月上旬の『Ingress』ニュース
★秋田で2色の花火があがる
秋田県のクロスファクションイベントにおいて、花火が打ちあがりました。
実務面を担当されたBersergaさんのGoogle+
https://plus.google.com/+BersergaBerserga/posts/81nVvbzYWkb
スクリーンショットをまとめた動画もyoutubeに公開されています。両陣営の交流がほとんどないところから、わずかな時間で集まり、まとめあげてしまった手腕に脱帽です。
(ちなみにこのBersargeさんは私を『Ingress』に引き込んだ張本人です。この方がいなければこの連載もありませんでした!)
★新アイテムがくる?
AXA Shield以来の公式コラボによる新アイテムが実装されるかもしれません。流れている情報が正しいのなら国内大手銀行のようです。
リンク先に記載されているようにその効果がアイテム増殖カプセルだとすると、手に入れることが非常に困難であったVeryRareLinkAmpが増やせるのかもしれません。
Fev GamesのGoogle+
https://plus.google.com/u/0/+FevgamesNet28/posts/YhvXYB73eBL
実装されたら詳細を確認してみたいと思います。
★XM Anomaly Primary: Tohoku Japanへむけて
6月20日の開催まであと少しとなったXM Anomaly Primary: Tohokuですが、様々な動きがでてきていますのでまとめてご紹介します。
・公式イベントページ
https://plus.google.com/u/0/events/c2u3in20kbfvtndkf1mnefe3hes
6月5日時点で2800名以上の参加表明がでています。
また今回もグッズの頒布会が行なわれます。出展申し込みはすでに終わっており、出展エージェント名は公開されています。幸い私も枠をいただけましたのでグッズ作成に頑張ります。
・公式ツアー、2つに増える
地方都市に数千人が集結してしまう『Ingress』公式イベントですが、地域によっては近隣の宿が枯渇してしまうようで、宿と移動手段の確保は課題となっています。選択肢のひとつとしていかがでしょう?
・JTBツアー
http://www.jtb.co.jp/tabeat/List.asp?TourNo=9fab9c0a307344b399352b65
毎回ツアーを企画してくれているJTBの東京発のツアーです。MODのアイテムカードが2枚おまけにつくようです。今回も両陣営に別れたツアーがあり、よく考えられていると思います。
・WILLER EXPRESS
http://travel.willer.co.jp/st/3/ja/pc/tour/package/?mcid=4938
高速バスでおなじみのWILLER TRAVELもツアーを組んでいます。こちらは限定でキャラクターカード1枚&アイテムカード1枚がつくようです。キャラクターカードはなかなか入手困難なものですので、わざわざそのために選ぶのも一興かもしれません。
◆PersepolisとShoninとのルールの違いについて
ペルセポリス公式ルールが発表されています。
公式ルール
https://plus.google.com/u/0/115880454950193571355/posts/dVY5oSF7vaR
基本的にはShoninと同様で、XM Anomaly Primary Siteで、同じルールとなっていますが一部得点が変更になっています。
・ボラタイルポータル 6点→12点
・STRATEGIC FIELD MARKERSの全コントロールフィールド(以下CF)配下 200点→150点
・shards(大玉ころがし)1個ゴールに付き 500点→375点
Shardsの得点が大きく下げられているのが目立ちますが、XM Anomaly各会場での戦い方には大きな違いはでなさそうです。
前回の京都での戦いは、Enlightened側のCF事前構築で、大差での決着となりましたが、今回はどうなるでしょうか? またShardsのゴールが台湾のため、現在国内にあるShardsを渡すためには当然リンクが必要で、日本-台湾間のリンクが張られると、必然的に前回のような日本を囲う巨大CFに対しての妨害リンクとなるため、はたして構築できるのか、というあたりも気になります。
◆Artifact shardsは国内での攻防戦が苛烈に
ペルセポリスの勝敗にも大きな影響を与えるArtifact”Shards”ですが、6月5日現在、5つ(!)のShardsが日本にやってきています。
・#10 神奈川県平塚市
・#25 愛知県名古屋市
・#13,#19,#20 京都府京丹後市
※いずれも6/5現在での位置
Intelmapで確認するとわかりますが、いずれも遠方に一気に飛ばされないように妨害リンクが張られています。
なかなかない機会ですのでもし時間が許すのであれば一度現地へ見に行ってみてはどうでしょうか?
前項で述べたとおり、このArtifact戦の結果がPersepolisの結果を大きく左右するため、ゴールに向けての熾烈な争いが今後どうなるのか見ものです。
◆破壊王を目指す「Purifier」
これまで紹介してきた構築系の実績メダルに対して、破壊系のメダルがあります。レゾネーターを破壊することで得られる実績が”Purifier(ピューリファイア)”です。
前回までに紹介した構築系の場合、レゾネーターの設置、リンクの作成、コントロールフィールド(CF)の作成とそれぞれが別の実績としてメダルが存在しますが、現在のところ破壊系の実績はこのPurifierのみとなっています。
こちらの実績は単純にどれだけうまくレゾネーターを破壊できるか、にかかっています。
①レゾネーターのレベルが低い
②レゾネーターが設置されているポータルにMOD(特にシールド系)が入っていない
③リンクが1本もない
といったいわゆる「やわらかいポータル」が破壊しやすい対象になります。そういったレゾネーター(ポータル)がたくさんある場所はどこなのか、となるとこれまた巨大ターミナル駅や観光地などの攻防が激しい激戦区となります。また最近ではミッション・アートといって連作となって1枚絵をつくるMISSIONが増えています(前回の記事を参照)。これらのミッションをこなす人がたくさんいるところは、激戦区と同じようにミッションの対象ポータルの陣営が入れ替わることが増えるため、また、ミッション実行中のエージェントは手持ちのレゾネーターが枯渇しやすいため、結果としてやわらかいポータルが増える傾向にあります。
こうした場所に便乗してXMPバースターをぶっ放し、どんどん破壊することで実績を増やしていきます。ただ壊すばかりだとどうしてもXMPバースターがなくなってしまうのと、やわらかいポータルでは高レベルのXMPバースターの補給がままなりませんので、破壊するときは破壊するとき、バースターを補給するときは補給するときと、メリハリをつけて活動するようにする方がよいと思います。
◆高難易度のメダル「Guardian」について
これまでのメダルの解説で、レベル9を目指すうえで実績を狙う対象から外していた「Seer」「Recruiter」「Guardian」の3種類のうち、Guardianはゴールドまでなら現在でも自力で十分狙えるメダルです。多数のメダルが新規に実装されてしまい、レベル16になるのに必要なメダルから外れてしまった感もありますが、それでも『Ingress』をプレイしているエージェントにとって、憧れとなるメダルが「Guardian」ではないかと思います。
ほかのメダルは自分の頑張りでなんとかなるものがほとんどですが、Guardianについては相手側陣営からの攻撃をいかにかわすかという、他のエージェントの影響が非常に大きなものになります。そのため、Guardianに必要なものは「運」だと思われている節があります。しかしGuardianのGoldまでであれば、決して運だけではありません。
★Guardianの実績について改めて確認
Guardianについてはポータルのオーナーとなってそれを連続で維持した日数が実績となります。
・Bronze 3日
・Silver 10日
・Gold 20日
・Platinum 90日
・Onyx 150日
ポータルオーナーになる必要がありますので、相手陣営のポータルを奪取するか、中立ポータルをキャプチャーする必要があります。またオーナーのレゾネーターが挿さっていないと日数カウントがされません。初期に挿したレゾネーターが1本もなくなっていながら、まだオーナーであり続けている場合、再度アップグレードによりレゾネーターを挿したところからカウントが復活します。
◆Guardian候補に関する勘違い
Guardianの候補ポータルを検討する場合、よくある発想ですと……。
・山奥や僻地の人があまり来さそうにない場所
・物理的に長期隔離される場所
・ポータルそのものの防御を固める
これらは確かに候補にする条件としては良いように見えます。しかし私はこれらは間違いだと思っています。
「山奥や僻地の人が来ない場所」についてですが、そもそもそのポータルを自分が申請して、自分以外に知らないという状況でないかぎりは、誰かが申請して生まれたポータルなのです。すでに誰かが来ていてそれ以上人が来ないなんてことはありえません。IntelMapでそうした山奥のポータルを検討しても、同じことを考える人はいっぱいいるので、重要視して探す必要はあまりないかと思います。
「物理的に長期隔離される場所」についてですが、これらの例として赤坂迎賓館や富士山頂などでポータルの取り合いが行なわれて、SNSなどでその様子が伝えられていました。
確かに迎賓館は一般公開時期が限られていますし、富士山についても山開き期間しか一般には入れません。しかしいずれも施設関係者が『Ingress』をプレイしていた場合はまったくの徒労に終わります。同じことが米軍や自衛隊の施設内のポータルにも言えることになります。
「防御を固める」については、上記のような場所にさらにAXA Shieldを入れて防御力をふやして対抗するということがあります。これは決して無駄ではないのですが、そういう場所にAXA Shieldを入れている=Guardian候補であるという宣伝をしているようなものです。世のエージェントの方々の中にはAXA Shieldを入れてあるポータルなら問答無用で壊しに行くという方々が多数存在しています。またAXAが複数入ってたりする場合はわざわざ壊しに行かずにADA_RefactorやJarvis Virusを使ってあっさり反転させてしまうでしょう。
★Guardianは仕込みの数とちょっとした場所と運
実際のところ、GuardianのGoldである20日なら、東京23区内のような都会でも今でも十分可能です。
まずは候補の数をどんどん増やしていくことです。ひとつの候補で狙っていくよりも複数の候補があった方が単純にとれる確率が上がります。10か所よりも100か所、100か所よりも200か所とオーナーポータルを増やすべくいろんな場所へ出かけていくことです。次にポータルの場所をちょっと考えます。ポータル数が少ないところでは難しいですが、比較的充実しているエリアでもちょっとはずれた場所にあるポータルもきちんと確保するようにします。このちょっと外れたというのが意外と重要です。「いつでも壊しに行ける」と思うと意外とそこに足を運ばなかったりするものです。
▲この5月は、23区以外ほとんど出かけませんでしたが、16日間確保できていました。確認してみたらバス停すぐそばのポータル。特に維持を目的にいろいろ活動していたわけでもなく、いつのまにかそれくらいまで残っていました。都内であっても20日は全然夢じゃないです。
自分がオーナーとなったポータルにはリンクをあまりせず、隣、またその隣とそちらにリンクを集中させて、「敵エージェントの気をそらす」ことも重要です。リンクが5本も6本もあるポータルは拠点化しているわけで、破壊するとAPも稼げ、フィールドが一気に解放されるため非常に狙われやすくなります。自分がオーナーとなったポータルは、あえてリンクを一切せずにCFの中に沈めてしまい、わざわざ壊しに来る気をそらしてしまうということもやってみるとよいと思います。
Guardianに関しては、最終的には「運」ということになります。どんなポータルもIntel map上に表示されてしまう以上、見つからない状態を作ることは不可能です。また周辺エリアを全部壊しに来るエージェントが現れた場合は逃げようがありません。イベント的に仲間内で集まり、市内全域を1日かけて破壊する、といったことも行なわれています。
自分も忘れていていつの間にか取れていた、ぐらいでGuardianのGoldは取れます。ひたすらひとつのポータルの維持をがんばるのではなく、必要な種をまき続けることが重要です。自分も気づかないぐらいなぜか維持されていたポータルが、結果、Guardianを取れる可能性が高いのです。
▲私のGuardianの実績。期間は176日。かなり以前に取得しています。これは地元のあるポータルでとりました。某有名エージェントさんが1日かけて付近一帯を壊してまわっていたときに、バス通りで付近にもいくつかポータルがあったにもかかわらず、ぎりぎり難を逃れて生き残りました。今でもこういうことがいつ起こるかわからないので、種をまいておくのは重要です。
次回はペルセポリスの現地での様子をレポートする予定です。