◆声優、ロボットデザインなど魅力的なスタッフが揃ったオリジナルロボットゲーム
ひとつのストーリーをクリアすると登場する新たなストーリー、カードのコレクション要素、定期的に開催されるイベント、入手したカードを組み合わせて行う強化、ほかのユーザーによる助っ人システム……基本となるシステムはいわゆるカードバトルRPGの定番だ。しかしそのすべてを「ロボットアニメ」の設定に合わせて大胆にアレンジ。それがピタリとハマり、同系統のほかのタイトルとは異なる独自の魅力にまで昇華したのが、今回紹介する『ジェネラルギア 反撃の神機』だ!
ロボットアニメといっても『ジェネラルギア 反撃の神機』には、いわゆる原作は存在しない。ストーリー、キャラクター、ロボット、そのすべてこの作品の完全オリジナルだ。だが声優には中田譲治さんや早見沙織さんといった実力派を起用し、ロボットのデザインは不知火プロ(ダイナミックグループ)、作画は津島直人さんや藤沢真行さんといった著名マンガ家が担当。個々のクオリティはロボットアニメに決して劣らず、余計な先入観なく、新たな作品を観るように主人公たちに感情移入しながらプレイできる。
▲ゲームにはストーリー、特別ミッション、イベントという3種類のミッションが存在。ストーリーでは、早く次のエピソードが見たくなる秀逸な物語が展開する。
▲ロボットアニメならではの演出が随所に用意されている。コックピットのモニターに表示される情報や倒した敵の爆発シーンなど、こだわりを感じさせるグラフィックも多数。
◆ジャストタイミングコマンドバトルが熱い!
ロボットである「機将(ジェネラルギア)」は200体以上あり、攻撃を行なうアタックタイプ(斬撃、爆撃、射撃の3属性)、防御を行なうガードタイプ、回復を行なうリペアタイプの3種類のタイプに分けられる。
主人公が搭乗するリーダー機を含めて4機で出撃し、ほかのプレイヤーのリーダー機1機を加えて5機で戦闘に臨む。直接戦闘をするのは前衛に配置した3機で、後衛の2機との入れ替えはターンごとに可能。どのタイプをチームに組み込み、どのタイミングで入れ替えをするのか……戦闘において、プレイヤーの判断が重要となる。
そして『ジェネラルギア 反撃の神機』の最大の特徴であり、戦況を大きく左右するのが「ジャストタイミングコマンドバトル」だ。攻撃開始をタップすると前衛3機のコマンドライン(スロットのリールのようなもの)が回転し、ふたたびタップするとストップして、表示されたコマンドに合わせて攻撃や防御、回復を行なう。
コマンドにはS、A、Bがあり、3機すべてで同じコマンドを揃えるとチェインが発生。追加攻撃後にふたたびコマンドラインが回転し、連続して2度目の攻撃などを行なえる。3回連続でチェインを発生させれば、超攻撃「フォルスブレイク」が発動する。本作品のバトルでは、チーム編成で“頭”を、このコマンドを揃えるというシステムで“ウデ”を求められるのだ。
▲機将はミッションのクリア報酬やショップでのガチャなどで手に入れる。
▲コマンドラインは機将ごとに異なり、行動できない空白部分も存在する。慣れるまでは複雑なコマンドラインの機将は使わず、チェインを狙いやすい機将を使うといいだろう。
▲戦闘中にSPが満タンになるとアクティブスキルを発動できるようになる。強力な攻撃やチーム全体の回復など、それぞれの機将ごとにさまざまなスキルを持っている。
ストーリーは全13話で構成され、各話には5つのエピソードが登場。そして最終エピソードに出現するボスを倒すと次回予告がスタートするなど、どこまでもロボットアニメを意識した作りになっている。
もちろんただロボットアニメを踏襲するだけでなく、自ら戦っている感覚が味わえるバトルシステムなど多くのチャレンジも行なっている『ジェネラルギア 反撃の神機』。ロボットアニメ好きなら間違いなく楽しめるゲームであり、新たなカードバトルRPGを探しているユーザーにもおすすめだ。デフォルメされたロボットが気になる人でも一度プレイしてみてほしい。プレイするほどに、頭身が低い機将たちがどんどんカッコイイと感じられるようになるはずだ!
▲機将はほかの機将との合成や「強化ドライバ」をセットすることで強化できる。さらにミッションで入手した素材やパーツを組み合わせて機将を進化させたり、新たな機将を開発したりも可能だ。