いよいよ開催を迎えた『Ingress』のXMアノマリー#Persepolis。宮城県仙台市のゼビオアリーナ仙台で行われたオープニングセレモニーの様子から紹介しよう。
TAPPLI編集部が現地に到着したのは午前9時半。その頃から全国各地から集まったエージェントたちが、オープニングセレモニーに参加するために長い列を作っていた。が、今回のイベントではいつもと少し様子が違う……。それはスキャナー画面を会場付近で開いても、XMアノマリーイベントの名物ともいえる（勝手にそう思っていた）ポータルキーの入場列がなかったのだ。これには正直驚いたが、後で調べてみると、サーバーに負荷をかけないためにもポータルキーの大量投棄をやめる呼びかけがあったようだ。最寄り駅からポータルキーをたどって会場に行くのがひそかな楽しみだったので、少し残念な気もしたが、ゲームのスムーズなプレイを心がけるためとあらば納得だ。逆に、会場に来るエージェントたちにその情報が伝わり、しっかりと守られているエージェントの結束力を称賛すべきだろう。
ゼビオアリーナ仙台の中に入ると、会場の内周をぐるっとひと回りしているリボンLEDに目にとまる。ちょうど会場を半分で分断するように「Resistance」と「Enlightened」の文字が表示され、中に入ったエージェントたちは自分が所属する陣営の色側に座るという仕掛けだ。
アリーナでは公式グッズであるPersepolisセットが販売されていた。セットにはレアとベリーレアの2種類あったが両方とも完売したとのことだ。
▲エンターテイメント性を重視して設計されたというアリーナ。天井の真ん中に設置されたマルチディスプレイとリボンLEDの演出で気分も最高潮！
▲海外のイベントで販売されていた輸入セットをローソンが日本で販売。当日だけの限定グッズとあってあっさりと売り切れに。
エージェントたちの入場もスムーズに進む、午前11時頃からオープニングセレモニーがスタート。まず出てきたのは、なんとIngress落語で知られる落語家立川流真打ちの立川こしらさん。「伝統芸能の世界で唯一『Ingress』をやっているのが私です」とはじめると、伝統芸能と『Ingress』の融和性の高さについての小噺を披露。「むかしむかしあるところに～」と桃太郎の話を例にあげ、「おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯に……どうですか、2人とも青なんですよ！」と、さすがの話術で会場を沸かせていた。
▲Ingress寄席で会場を沸かせた立川さん。小道具の手ぬぐいを8人家族で訪れたというエージェントにプレゼントとして送っていた。
立川さんの話がひと段落したところで、Niantic Labsの川島氏と須賀氏が登壇。会場に集まったエージェントへの賛辞と、仙台に来られなかった『Ingress』の生みの親であるジョン・ハンケ氏からのメッセージを読み上げた。
▲ハンケ氏の想いが詰まったメッセージを読み上げる川島氏。2年前に石巻で開催したイベントと、その際に訪れた復興バーへの想い。そして、エージェントたちへの感謝がつづられていた。
この後、秋田の超人ネイガーからの動画メッセージや、仙台駅前でエージェントたちを歓迎する大きな垂れ幕を用意してくれたパルコの紹介を経て、いつもの掛け声（？）で幕を閉じた。
▲田んぼにレゾネーターを設置する秋田のご当地ヒーロー超人ネイガー。エージェントたちにエールを送りつつも、スマホ〝ながらIngress”への注意も忘れない正義の味方だ。
▲仙台駅前には「It’s Time to Move」や「Welcome to Sendai、 Agents」と書かれた大きな垂れ幕が。この他にも6月20日～21日に、パルコのレストランでエージェントのステータス画面を見せるとアイテムカードがもらえるサービスを行っていたが、20日夜に寄っているとすでに配布終了。21日に復活するかは未確認だが、エージェントパワー恐るべしである。
▲XMアノマリーのオープニングセレモニーの〆といえば、川島氏の「今日勝つのはどちらでしょうか？」という掛け声に対して、エージェントたちが自分が所属する陣営を大声で叫び返す。アノマリーイベントのいつもの儀式だ。
オープニングセレモニーの紹介は以上。以下には、会場内の風景やエージェントの写真を掲載する。
▲ネコ耳かと思いきやリンクアンプ！ コスプレイヤーも会場でエージェントたちを盛り上げていた。
▲エージェントの間では有名なリンクアンプ教。お馴染みの「#HeExtends」と巨大なリンクアンプが描かれたフラッグで布教活動？
▲まいあめ工房さんからの差し入れ”Ingress飴”も入口でエージェントたちに配られていた。