インディーズゲームの祭典「Bitsummit（ビットサミット）2015」を取材すべくはるばる京都へやってきたTAPPLI編集部。会場で見つけた素敵なスマートフォンゲームたちを速報でお伝えします！
■『Strange Telephone』
Magniflopさんが展示している『Strange Telephone』（奇妙な電話）は横スクロール2D脱出ゲームです。
ゲームを始めると主人公の女の子はなぜか薄暗い部屋の中にいます。プレイヤーは彼女を操作して、アイテムを使ったりさまざまな仕掛けを解いて部屋を脱出します。 部屋の中央には「黒電話」風の古びた電話が置いてあり、これがストーリーに大きく関わってくるそうです。
青と緑、白黒で描かれた世界はそこが薄暗い夜であるということを表現するだけでなく、色あせたようなノスタルジックな雰囲気、ミステリアスで静かな空気感も伝えてきます。
制作はイラストもグラフィックも曲もプログラミングもすべて一人のかたが行っているらしく、統一されたひとつの世界観が濃厚に表現されているのを感じました。 謎解きには意外性のあるものもあり、脱出ゲーム好きのかたにもおすすめです！
出展チーム名： Magniflop
対応OS：iOS、Android 、PC、Mac、Linux（予定）
リリース時期： 2015年7月～年内（予定）
ダウンロード料金：200～300円（予定）
公式サイト：http://magniflop.com/
■『JumpGun!』
TeamHiroponが展示している『JumpGun!』は不思議な銃「JumpGun」を使った2Dアクションパズルゲームです。主人公は自力ではジャンプができないので、「JumpGun」という撃った物体が跳び上がる銃を駆使してゴールを目指します。自分が跳び上がりたいときは鏡のようなものに弾を反射させて自分に当てます。
単なるアクションゲームではなく「どうやったら目的地にジャンプできるか？」ということを考えるパズル性があります（けっこう難しい！）。
今回プレイさせてもらったのは森のステージで、謎ときのための仕掛けは「風」がポイントになっていました。風見鶏を反転させると風の向きも反転する仕組みを使って自分が跳びたい方向へジャンプ！ 別のステージ……たとえば「炎のステージ」「水のステージ」などを制作した場合ははまたそれにあった仕掛けを用意するらしく、いろんなクリア方法が楽しめそうです！
出展チーム名： TeamHiropon
対応OS：iOS、Android 、PC（予定）
リリース時期： 来年（予定）
ダウンロード料金：未定
公式サイト：https://teamhiropon.wordpress.com/
■『伝説の旅団』
RPG『伝説の旅団』を展示しているのはOink Gamesさん。こだわって描いたというノスタルジックなグラフィックが壮大な冒険を予感させます。
Oink Gamesさんといえば「App Store Best of 2014 今年のベスト」にも選出されたパズルゲーム『MUJO』が有名ですが、今作はRPGということでストーリーもあります。「ある夜、突然100体の眼が襲ってきて、すべての街から火を奪っていった 」らしく、プレイヤーは奪われた火を取り戻す旅に出ます。
旅の中で得た仲間たちは敵との戦闘時に自動で戦ってくれますが、チームの組み合わせや育成方法、スキルの発動タイミングによって展開は大きく変わります。ぼうっとしているとやられてしまうので、シミュレーションRPG的な深い戦略性を感じました。
スキルは派手でかっこうよく、使うだけで「おお～！」とテンションが上がりました！
出展チーム名： Oink Games
対応OS：iOS、Android（予定）
リリース時期： 今夏～秋（予定）
ダウンロード料金：無料（ゲーム内課金あり）（予定）
公式サイト：http://oinkgms.com/
BitSummitレポートはまだまだ続きます。次の記事をお楽しみに！