京都で開催されているインディーズゲームの祭典「BitSummit 2015」は全国からやって来たゲームファンたちによって大盛況！ TAPPLI編集部も人混みをかき分けるように取材してきました！
■『GENSO』
shoji hibinoさんが展示している『GENSO』は一見ふつうの謎解きアドベンチャーゲームに見えるかもしれませんが、実はかなり特殊な遊び方ができるようになっています。これはスマートフォンやPC、同人誌、YouTubeなどさまざまなプラットフォームに散らばった謎を解いていくという「クロスプラットフォーム」のゲームなのです！ 小さな謎はひとつのプラットフォームでも完結するようになっていますが、より大きく深い謎……この世界や主人公に関する謎を明白にするには複数のプラットフォームを参照する必要があります。「ふつうの謎解きじゃ物足りない！」というかたもこれは腕がなりそうですね！
この世界には独自の言語や数字があり、謎を解いていくとそれらを理解できるようになっていきます。ここまで読むと謎解きゲーム好きのかたは「『MYST』に似ている！」と感づくかもしれませんね。本作を制作しているかたは1990年代の名作謎解きアドベンチャー『MYST』をとてもリスペクトしているらしく、作品にも「Mystライクな謎解き」があると言います。『GENSO』は謎解きファンをとことん魅了する作品になるでしょう。
開発チーム名： shoji hibino ( AstralGate )
対応OS：iOS、Android 、PC、Mac（予定）
リリース時期： iOSは年内、Androidは未定（予定）
ダウンロード料金：未定
公式サイト：http://genso-game.net/
■『MUGEN VRITRA』
Salvo Inc.さんの『MUGEN VRITRA』は本格的な2D 横スクロールシューティングゲーム。シンプルルールと少し懐かしいデザインが80～90年代のゲームを彷彿とさせます。
同シリーズの『VRITRA』と同様にドラゴンとヴァジュラ（サブウエポンのようなもの）を操って敵を撃破していくのですが、今作で敵機の量は格段に増えたそうです！ 新アイテム「メガクラッシュ」をうまく活用すると形勢逆転できます。
サブウエポンのヴァジュラには前方集中攻撃型、防御型、広範囲攻撃型、テクニカルな全方向型の4種類があるのですが、筆者はこの全方位型がとてもおもしろいと感じました。 これはドラゴンが進もうとする方向とは逆方向に弾を放つので、前方を攻撃しようと思ったら後ろに下がらなければなりません。慣れるまではかなり使いにくそうですが、うまく活用すると360度どの方向の敵も攻撃できかなりのスコアを狙えるでしょう。
ヴァジュラがパワーアップするブーストボタンの使いどきも考える必要があり、本作はシンプル操作ながら戦略性とテクニックを要する歯ごたえある作品のようでした。
開発チーム名： Salvo Inc.（株式会社サルボ）
対応OS：iOS、Android
リリース時期： 配信中
ダウンロード料金：無料
公式サイト：http://salvo.jp/
■『DARUMA SOUL』
Tengu Boysさんの『DARUMA SOUL』は縦スクロールシューティングゲームです。ぞろぞろと連れ歩いているダルマを敵に投げつけるなどしてさまざまな技を発動できます。
「ある日、ニンジャのチキマルと相棒のダルマは、親友のモチヤマくんがテング団に連れ去られるところを目撃。モチヤマくんを追ってたどりついた場所は、悪いテング団に乗っ取られた町、モンドリタウンだった！！」というストーリーがあり、シューティングゲームには珍しくストーリーのためのムービーシーンもあります（ちなみに名作絵本の「だるまちゃんとてんぐちゃん」は関係ないとのこと）。
制作しているかたはスーパーファミコン世代とのことで、グラフィックも見事にスーパーファミコン風！
今後はほかのステージ（山など）を追加する可能性もあるとのことで、それもどのように表現されるのか楽しみです。
開発チーム名： Tengu Boys
対応OS： iOS
リリース時期： 2015年秋（予定）
ダウンロード料金：未定
公式サイト：http://tenguboys.com/
TAPPLI編集部のBitSummit探検は明日も続きます。追加記事をお楽しみに。