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【デジゲー博 2015】インディーズゲーム開発者が大集合! 注目タイトルをピックアップ

 11月15日(日)、秋葉原UDX 2階 AKIBA SQUAREにて、同人ゲームやインディーズゲームの展示・頒布するイベント「デジゲー博2015」が開催された。今回集まった開発者グループは150以上。
 開場すると、来場した多数のユーザーで会場内は大盛況。会場のあちらこちらで試遊を楽しんだり、開発者と話をして触れ合う来場者の姿が見られ、熱気にあふれたイベントとなった。

デジゲー博

 出展されていたゲームは、PC(パソコン)用、スマートフォン・タブレット用、ゲーム専用機用、製作ツールなど、様々だったが、ここではスマートフォンやタブレットで遊べるものをピックアップして紹介したい。インディーズゲームならではの独創的なアイデアや、テーマの自由さを楽しんで欲しい。

◆Onion Games『勇者ヤマダくん』

 知る人ぞ知る名作ゲーム『moon』の製作者として世界中に根強いファンを持つ木村氏が率いる株式会社Onion Gamesが放つ新作ゲーム。これまでTAPPLIでも何度か扱ってきたが、デジゲー博2015の会場でもプレイアブルのスペシャルバージョンが出展されていた。

『勇者ヤマダくん』PV

 会社の会長からクビを宣告されたヤマダくんが、その腹いせにゲーム内で会長を倒すという、少しひねくれたストーリーだが、ゆるキャラのようなドット絵キャラクターたちと、レトロゲーム風のピコピコサウンドにのせて響く「デ~ンデ~ンデ~ンデデン デ~ンジャゾ~ン!」といった歌詞(?)付きBGMが、世界観をコミカルに演出している。

 ゲーム内容は、マス目で区切られたダンジョンを、入り口から出口まで一筆でなぞって進むというパズル風の作りだが、道中でかち合ったモンスターとの戦闘中に、ポーションや魔法アイテムを使う必要があり、リアルタイムでコマンドを選択するRPGの様なプレイ感。難易度は少しやり応えが感じられるくらいの絶妙さで、うまくクリアできたときの達成感が気持ちいい。
 配信予定は近日。年内には……というお話だったので、もう少しのガマンだ。

公式サイトhttp://oniongames.jp/yamada/

◆irondrill『木造校舎を歩く』

 最近のインディーゲームのイベントでは、Oculus Rift(VRヘッドセット)を利用したVR(バーチャルリアリティ)コンテンツが徐々に増えており、ますます身近になっているが、今回のデジゲー博2015では、ついにスマートフォン用のVRコンテンツも出展。GearVRを使用してスマートフォンでVRが楽しめる『木造校舎を歩く』がそれだ。

『木造校舎を歩く』イメージムービー

 ゲームの内容は木造校舎の中を歩いて探検(?)するゲームだが、GearVRを装着するとゲームの世界への没入感がすごい。壁沿いに歩く感覚から、天井見上げたときなど、かなりリアルに感じられた。
 現在はGearVRのみの対応となっていて、少しお高くなっているが、冬にはもう少し安価で遊べるような体験版をリリースする予定だという。VRがどこまで進んでいるかを体験するのにいい機会なので、ぜひ一度プレイしてみて欲しい。

公式サイトhttp://iron-drill.com/

◆Dobby Games『Legend of Asgard II(レジェンド オブ アースガルド)』

 ダウンロード無料、課金なし、広告なしと、完全に趣味で作られたパズルアクションRPG。パズルゲームのようなマス目で区切られたフィールドが舞台。フィールドに配置されたキャラクターをタップして攻撃するのだが、モンスターの攻撃が飛んでくるマス目にはターゲットマークが表示されるので、攻撃が着弾する前にキャラクターをドラッグして別のマス目に移動させないといけない。タップ連打で攻撃しながら、モンスターの攻撃を避けてとあわただしさが楽しい。
 ある程度攻撃を続けて、FEVERゲージが貯まると点灯するFEVERボタンをタップするとFEVERタイム。タップ連打で鬼のような連続攻撃を撃ち込める。これが爽快この上ない。
 同じ属性のキャラクターが隣接していると攻撃が強くなるなど、忙しいなかにも考えることがあり、やり応えのある一作だ。現在は体験版がダウンロードできるので、興味を持った方はプレイしてみてはいかがだろうか。

『Legend of Asgard II』PV

公式サイト(体験版ダウンロードリンクあり)http://loa2.dobygames.com/

 上記3作品以外にもスマホゲームを多数発見。以下で写真や動画で紹介しよう。

rveroka(公式サイト


▲近日iOSでリリース予定のスタイリッシュ村人アクションRPG『村人とヘビ』。雰囲気のあるイラストで独特の世界観が感じられた。

ウォーターフェニックス(公式サイト
 Appstore新着有料ゲームアプリ1位をとった『一緒に行きましょう逝きましょう生きましょう』の開発者の方も発見。

room6(公式サイト
 『とっとこダンジョン』の開発者room6さんも出展。たくさんのアイロンビーズで作ったグッズが印象的だった。新作『Cocotto Dungeon』を鋭意作成中。

アトリエ余暇(公式サイト
 『この世界にもう一度光を』。アトリエ余暇さんが製作した魔法少女を題材にした横シューだ。

チームEGG(公式サイト
 良作音ゲー『ビート&マジシャンズ』。以前のバージョンからUIを一新! 「千本桜」などの人気曲も追加されていた。

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