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【レビュー】イケメンと世界を救え! 恋愛ゲームと本格RPGを楽しめる『パラナイ~守護騎士 Palladium Knights~』

 RPGを遊んでいる時、ふと「このイケメンキャラとの恋愛イベントが起きたらな……」とか、恋愛ゲームを遊んでいる時に「このキャラともっと冒険できたらな……」と思った女性プレイヤーは少なくないはず。そんな「RPGと恋愛ゲームを一緒にまとめて楽しみたい!」という欲張りプレイヤーにぴったりなのが、この『パラナイ~守護騎士 Palladium Knights~』。

 本作の舞台は、破滅王レヴリスにより平和が奪われた世界。プレイヤーは世界を救う聖なる乙女として召喚され、7人の守護騎士たちと旅に出る。そして魔物の姿に封じ込められた各国の王子を助けるというファンタジーRPGらしい冒険だけでなく、この7人と少しずつ絆を深めていく。

▲世界を救うという過酷な旅でも、ドキッとするようなセリフを言われたら頑張れそうな気がする!


◆王道ファンタジーな世界を守護騎士&クルーと駆け抜けよう

 まずは王城や海岸、洞窟といったフィールドを通り抜けながら魔物を倒していく「クエスト」をこなしていこう。プレイヤーとなる乙女を含めた最大6人でパーティを組み、体力を消費しながら各ステージを進んでいく。

▲魔物ながら、ちょっとかわいい見た目の敵キャラクター達。仲間にすれば心強い味方として活躍してくれる。


 戦闘そのものはメンバーをタップするだけという簡単なものだが、敵の残HPを見ながらこまめに対象を切り替えるのが効率的に進めるポイント。バトルを続けていくと「セイントフォース」が溜まっていき、最大になるとカットイン付きの強力な必殺技を放てる。溜まるスピードはかなり早いので、どんどん使って問題ない。

▲強力な必殺技で敵をどんどん撃破!


 パーティには守護騎士の7人のほか、「クルー」と呼ばれる仲間キャラクターも加えられる。ガチャやバトルの勝利で入手でき、その種類は500以上と豊富だ。

▲ガチャで強いクルーを手に入れれば、より戦闘が楽になる。属性の有利、不利もあるので構成はステージごとに変えるのがベスト。


 パーティに入れられるメンバーは、あらかじめ決められた「コスト」の範囲まで。お気に入りの守護騎士で組んでもいいし、属性などでまとめるもいい。

▲「属性攻撃アップ」など、リーダースキルに合わせて同属性のメンバーを集めるのも有効な手段のひとつ。


◆守護騎士のハートは胃袋とともに掴め!

 バトルに勝利するとクルーのほか、通貨や素材が手に入る。拠点となる街では、各種アイテムを使って鍛冶屋で装備を強化したり、聖堂でお守りを作ったりと、パーティをパワーアップできる。

 ただ一番の注目は、バトルと恋愛イベント双方に欠かせないキッチン。ここで作った料理はバトルでの体力回復のほか、守護騎士たちへのプレゼントとしても扱える。彼らの好きな料理を差し入れすれば歓迎されるのは当然だが、嫌いな料理もたまには差し入れたい。守護騎士たちの反応が楽しいのだ。乙女のレベルが上がるとレシピのバリエーションも増えていくので、こまめに色々な料理に挑戦してみよう!

▲胃袋を掴んだものが恋愛を制す! たくさんの素材を集め、彼好み、または嫌いな料理を振る舞ってあげよう。


 このほか拠点ではステータスの確認や差し入れを行える宿屋、好みの相手や守護騎士同士の仲を深められる滝のほか、発生したイベントを保存し、眺められる本屋も用意されている。

▲差し入れできる宿屋では、守護騎士のステータスも確認できる。レベルや強さ以外に年齢、身長、生年月日など恋する乙女にはうれしいポイントも知れる。


◆あなたは誰を選ぶ? 7人の攻略対象キャラクター

 肝心の守護騎士たちは、ツボを抑えたキャラクターばかり。正統派ナイトのカイル、やや好戦的な自信家のベルナルド、素朴な雰囲気で兄のようなトニー、軽いノリながら明るく素直なフェリオ、捻くれ気味の少年ユーリー、女性のような美しい顔立ちのパトリス、冷静沈着なレンという7人が、プレイヤーとなる乙女とともに戦ってくれる。

 他愛のない会話はもちろん、「これぞ恋愛ゲーム!」と唸ってしまうような甘~いセリフもばっちり。特定のキャラに入れこむのもアリだが、7人からちやほやされる「逆ハーレム」な状態を満喫するのもいい。

 また最大の敵となる破滅王レヴリスも見逃せない。声優にはRPGや恋愛ゲームにもよく出演する浪川大輔さんを起用。どうしようもなく惹かれてしまう悪役という、恋愛ゲームのお約束についハマってしまった。

▲最大の敵、レヴリス。一体何を考えているのか気になるが、とりあえずイケメンなのは間違いなさそうだ。


 RPGらしい世界観とイケメンとの恋を一度に楽しめる『パラナイ』。どちらも好きな人はもちろん、片方しかなじみがない人でも「RPGって面白い!」、「恋愛ゲームもいいかも」と、新たな魅力に触れられること間違いなしの一作だ。

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