スマートフォン用RPGというと、スタミナを消費してダンジョンに挑み、スタミナが切れたら回復を待つ、というシステムのものが多い。せっかちな筆者は、どうもこのスタミナ回復待ちが苦手。早く次のダンジョンに行きたいのに! とフラストレーションがつのってしまう。
今回レビューする『時のドラゴン』は、スタミナ回復の待ち時間が気にならない、ユーザーフレンドリーなシステムを導入したRPG。ひとつのゲームでありながら、短時間のカジュアルプレイ、長時間のハードプレイ、両方とも楽しめるようになっている。
◆アバター作り、素材集め、武器の合成など、楽しさのツボを押さえたシステム
『時のドラゴン』は、オーソドックスなダンジョン攻略型のRPG。自分の分身となるアバターを作り、仲間を集めてダンジョンに挑む。アバターのパーツは非常に豊富で、髪型や顔の形などを選べるほか、目、鼻、口などは、大きさ、位置、傾きなどを調整できる。さらに、身長や太りかたまで自由に設定できるので、そのバリエーションはほとんど無限といってよいほどだ。
街には、ほかのプレイヤーが作成したアバターたちがたむろしている。彼らの職業やレベルを見て仲間に加え、パーティを組もう。職業は、仲間をかばう盾となる「戦士」、魔法で敵を倒す火力担当の「魔法使い」、回復に欠かせない「僧侶」、倒した敵から素材を集めるのに必須の「盗賊」の4種類。どの職業もダンジョン攻略には必要不可欠だ。
◆お手軽にオートで行くもよし、自力で攻略するもよし!
ダンジョンはいくつかの階層に分かれており、それぞれの階層で2回ほど戦闘を行なう。一度攻略した階層は、1階につき20分かけることでオートで探検でき、「スタミナ」を消費するとこの時間を短縮できる。また、オートに頼らず自力で攻略すれば、「スタミナ」は消費しない。
休憩時間にチョコチョコ遊ぶならオートを使えばいいし、休日にじっくりやりたいときは手動で「スタミナ」を気にせず遊べるようになっている。
◆「タイムライン」と「フォロー」による独特の交流システム
プレイ中の行動は、すべて「タイムライン」に記録されている。あらかじめ「フォロー」しておくと、ほかのプレイヤーの「タイムライン」を見ることもできる。タイムラインにはダンジョン内での行動なども記録されているので、どうしても攻略できないダンジョンがあるときは、ほかのプレイヤーの戦いかたを参考にしよう。また、フォローしたアバターは街に現れやすくなるなど、さまざまな利点がある。その他、取引所でどういう商品が売れているのかもタイムラインで調べることが可能だ。
◆遊びやすい工夫が凝らされたRPG!
独特のシステムのおかげで「スタミナ」に縛られず、プレイヤーのライフスタイルに合わせた遊びかたが選べるのがうれしい『時のドラゴン』。素材集めやアイテム合成が好きな人にオススメの作品だ。iOS版もまもなく配信予定。こうご期待!!