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ヤフー、ゲームに自由を! 新プラットフォーム「Yahoo!ゲーム ゲームプラス」をリリース

ヤフー発表会アイコン

「ゲームに自由を!」「ゲームはWEBでやれ!」、様々な縛りをなくしたブラウザだけで遊べる新プラットフォームがいよいよデビュー。

ヤフー株式会社が発表した新しいゲームプラットフォーム「Yahoo!ゲーム ゲームプラス(以下、ゲームプラス)」。

このサービスは、HTML5ゲームやストリーミング方式のクラウドゲームをPCやスマートフォン、タブレットのブラウザ上で楽しめるもので、ブラウザが起動できる環境であれば、いつでも高品質なゲームが楽しめるという次世代型ブラウザゲームプラットフォーム。アプリなどのインストールをせずにゲームを遊べるのが最大の魅力で、これまでにない気軽さを実現。プレイしているゲームを友人や知人にすすめるときはURLを送るだけで即プレイが可能(Yahoo! JAPAN IDの登録のみ必要)。まさに次世代というのにふさわしいプラットフォームといえる。

Yahoo!ゲーム ゲームプラスはコチラ
https://games.yahoo-net.jp/

ヤフー株式会社 副社長執行役員 最高執行責任者 川邊健太郎氏。ハードに縛られない自由な体験を提供できる新プラットフォームと発表。

7月18日(火)に恵比寿で開催されたメディア発表会の情報では、ゲームプラスリリース時から遊べるゲームは、HTML5ゲーム12本とクラウドゲーム27本で合計39本。『FF10』や『FF13』といった往年の人気作から、懐かしい名機MSXで遊べたレトロゲームなど、バリエーションに富んだラインナップが楽しめる。現段階でゲームプラスに参画発表をしているゲームメーカーは、スクウェア・エニックス(以下、スクエニ)、タイトー、角川ゲームス、コーエーテクモ、レベルファイブなど、名だたるメーカーをはじめとする52社。今後にも期待できそうだ。

ここからは発表会に登壇した各ゲームメーカーの情報を中心にお届けしよう。

株式会社スクウェア・エニックス

登壇したのはスクエニの代表取締役社長である松田洋裕氏。ネイティブアプリが全盛を迎えている現在において、これからはブラウザが注目されると、ゲームプラスに大きな期待を寄せているようだった。
提供ゲームは、ローンチタイトルである『アンティーク カルネヴァーレ』のほか、『FF10』や『FF13』シリーズ3部作などもクラウドゲームでのリリースを発表。
会場では、ゲスト陣による『FF10』のデモプレイも行われ、その動きのスムーズさとプレイの快適さに驚かされた。

株式会社スクウェア・エニックス代表取締役社長 松田洋裕氏。

株式会社タイトー

株式会社タイトーからは、代表取締役社長である山田哲氏が登壇。ゲームセンター、家庭用ゲーム、スマートフォンゲームと時代の移り変わりとともに増えているゲーム人口に注目。プラットフォームの進化で生まれたゲームプラスをチャンスにして、共に仕掛けていきたいと語った。

株式会社タイトー代表取締役社長 山田哲氏

株式会社サイバード

女性向けタイトルの最先端メーカーであり、イケメンシリーズ8タイトルを運営中のサイバードからは、代表取締役社長の内海州史氏が登壇。ゲームプラスでリリース予定の『イケメン戦国 時をかける恋』の事前登録開始を発表した。

株式会社サイバード代表取締役社長 内海州史氏。

株式会社角川ゲームス

角川ゲームスからは、代表取締役社長の安田善巳氏が登場。シームレスに遊べるゲームプラスに魅力を感じ、年齢や性別に捕らわれない新しいゲーム体験を提供すると発表。リリース予定のタイトルとしてはミステリーアドベンチャーゲームの『ルートレター』と、完全新作タイトル『魔女とネコ』の2作を紹介。ライトノベルやミステリーが好きな人たちや、ゲームに触ったことがない人でも遊べるようにと、ゲームに馴染みがない層へのリーチを目指す。各タイトルの詳細に関しては後日発表とのこと。

株式会社角川ゲームス代表取締役社長 安田善巳氏。

株式会社コーエーテクモゲームス

ゲームは誰でも楽しめるメディアに進化したと語ったのは、コーエーテクモゲームスのゼネラルプロデューサー、シブサワ・コウ氏。自身の35周年という節目を迎え、ユーザーたちによる長年の支持への感謝を述べたあと、ゲームプラス用に開発中という新規プロジェクト『TURN』を発表。『信長の野望』シリーズをはじめ、コーエーテクモゲームスのお家芸ともいえる歴史ジャンル、ではなく、ファンタジー作品になるということ。今後の発表に注目したい。

株式会社コーエーテクモゲームスゼネラルプロデューサー シブサワ・コウ氏。

そうそうたるメンバーによる紹介のあとは、芸人コンビのインパルスと、尻職人倉持由香さん、そして先日引退をした棋士加藤一二三九段が登壇。ローンチタイトルである『アンティーク カルネヴァーレ』をPCとタブレットでプレイし、間口の広さと手軽さや楽しさをアピールした。

倉持由香さんと加藤一二三九段が『アンティーク カルネヴァーレ』で対戦。この勝負の軍配は倉持さんに上がった。

発表会後には、ヤフー株式会社パーソナルサービスカンパニー、事業戦略本部ゲームプラス事業部の須藤氏と脇氏の囲み取材が行われ、ゲームプラスに関するお話しが伺えた。すべては紹介できないが、要約でお伝えしたい。

・ネイティブ全盛時代になぜブラウザゲームなのか
ブラウザは今でもユーザー数が増え続けている。デバイスのしばりがなくなってURLのみで遊べるゲームプラスは、ユーザーだけでなく開発者に対しても間口を広げるプラットフォームだと思っている。HTML5やクラウドサービスといった技術の最先端はゲームであり、それが一番活かせるのもゲームだと思う。技術の可能性を追求しながら、ゲーム業界を盛り上げ、今後の発展につなげたい。

・52社の参画ゲームメーカーについて
ゲームプラスの開発の都合上、ゲームメーカーに話をするのが遅くなってしまい52社と発表したが、話を進めているところは他にもある。また、ゲームプラスと同様の開発を進めているところもあるので、すべての企業が参加するというわけにはいかないが、そのようなメーカーとも競合するのではなく、このジャンルをみんなで盛り上げていき、市場を育てて行きたい。

・マネタイズに関して
アプリゲームと同様の基本無料のゲームと、ゲームによっては有料のものやチケット制で遊べるものを用意している。今後は、これだけでなく、Yahoo! JAPAN IDと連携することで、他のサービスや位置情報と連携した広告ビジネスなども展開していきたいと思っている。ブラウザが使えればプレイできる可能性があるため、他にも様々な可能性を考えていきたい。

最後は出演者全員でテープカット。新プラットフォーム「Yahoo!ゲーム ゲームプラス」出航となった。

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