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【レビュー】じっくり腰を据えて楽しめる! アプリゲームの域を超えた、本格&正統派シミュレーションRPG『伝説のレギオン』

◆王道ファンタジー的な雰囲気を感じさせられる、謎に満ちあふれたストーリーに注目!

タイトル

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“正統派シミュレーション”としてリリースされ、多くのシミュレーションゲーム好きを唸らせている『伝説のレギオン』。本作の基本的な流れは、ストーリーに沿った内容で展開されるシミュレーションバトルを攻略していくという、シミュレーションRPGではおなじみのカタチになっています。

 5000年前、繁栄を極めていた都アウルムを一夜にして灰塵と化し、人々を壊滅的な状況に追い込んだ“災厄”。生き残った人々が“災厄の化身”を描いたという壁画には、なんと“赤髪”の人物の姿が!! そして今、長い時を経てその“災厄”が蘇ってしまう……。
 といった感じのプロローグから、ストーリー本編へ! 剣技に長けた赤髪の少女アン、アンの幼なじみで魔法使いの少年エドワード、そしてなんとも可愛らしい姿のカーバンクル・ラスティの、2人と1匹の冒険を中心に展開していきます。ベスティア(魔物)との戦いやたくさんの仲間たちとの出会いを通じて、古代文明の謎やアン自身に隠された秘密に迫っていくようです。
 壁画に描かれた“赤髪”の人物、そして“赤髪”の少女アン……彼女の未来にどんな運命が待ち受けているのかは、ぜひプレイして確かめてみてくださいね!


▲序盤のアンとエドワードのやり取りはコミカルな部分が多く、ほっこりした気分になれます。

▲ストーリーは「エピソード」ごとに分かれています。エピソードは4つのステージに分かれており、ステージごとに少しずつストーリーが進んでいきます!

◆小難しいシステムはナシ! シンプルながらもシミュレーションRPGに必要な要素がギッシリ凝縮!!

 シミュレーションパートはターン制で進行。ただし本作のターン制は、味方ターンと敵ターンが交互に来るタイプではなく、敵味方関係なく画面上部に表示される順番で行動し、全ユニットが行動を終えたらターン終了、という形になっています。そのため「攻撃」「命中」「会心」といったユニットの戦闘ステータスの比較はもちろんのこと、ユニットの行動順も十分に考慮して戦術を練ることが重要です。行動順に関しては、1キャラ分遅らせたり、ターンの最後に変更できたりするとはいえ、一手間違えただけで取り返しのつかないことになることもあるので、ユニットはよく考えて動かすようにしましょう。

 戦闘にターン制限はなく、敗北条件を満たさない限り“AP”が尽きるまで戦闘を継続できるのも本作の特徴です。敗北するとアイテムや経験値など、その戦闘中に得た「すべて」を失ってしまうので、慣れるまでは存分に“AP”を使って、じっくりプレイすることをオススメします。 ちなみに戦闘中にユニットが倒されてしまった場合ですが、本作ではユニットのロスト(死亡)はないのでご安心を! 


▲マップ内にはいろんなギミックや地形効果のあるマスがあるのでよく観察してみよう。

▲ユニットごとに演出の異なる戦闘アニメーションは必見! スキップ機能もついているので時間を短縮したい人に便利です。

▲敵の中には仲間になる者も。それらしい敵を見つけたら「説得」コマンドを使って仲間に勧誘してみましょう。失敗すると攻撃されるので注意が必要です。

▲レベルアップするとステータスがアップし、一定のレベルになるとスキルを習得。RPGらしい育成要素も楽しめます!!

◆「武器強化」をはじめ、お楽しみ要素が盛りだくさん!

 つい夢中になってしまう要素が「武器強化」です。これは敵を倒すと入手できる素材アイテムと手持ちの武器を合成して、より強い武器を生み出すシステムです。本作では、攻撃力1~2くらいの差でも大きな戦力アップにつながるので、材料が揃ったらどんどん挑戦してみましょう。


▲武器強化によって、スキル付きの武器が出来上がることも! ぜひ欲しいですね~。

▲「お宝探索」をすると強力な武器を発見できます。“ビッグニュース”によると、強い仲間も連れてきてもらえそうな雰囲気も!?

▲神殿ではベスティアを「アイテム化」できます。育ててからアイテム化すれば一儲けも可能。とはいえ序盤は武器耐久力が無限(修理代がかからない)の貴重な戦力なので、人間の仲間キャラが増えるまでは我慢しましょう。

▲酒場では「クエスト」や日替わりの「納品クエスト」が受けられます。どちらもお金や便利なアイテムが報酬として用意されているのでドンドンこなしたいですね。

 いろんなアプリゲームをプレイしていますが、本作ほど本格的なシミュレーションRPGは珍しいですね。「ガチャでゲットした強キャラでゴリ押し」という強引な戦法が使えるワケではなく、純粋にシミュレーションゲームを楽しめる作品です。古き良き時代のガチなシミュレーションRPGが好きだった方には、ぜひオススメしたいタイトルです。

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