サイトアイコン オタク産業通信 :ゲーム、マンガ、アニメ、ノベルの業界ニュース

【レビュー】人気コミック「キングダム」の武将たちを率いて中国統一をめざせ! 本格的シミュレーションRPG『キングダム -英雄の系譜-』

◆人気マンガの世界を舞台にしたシミュレーションRPG

『キングダム -英雄の系譜-』のモチーフは、週刊ヤングジャンプで連載中の人気マンガ「キングダム」。世界観やストーリーは原作が元になっているシミュレーションRPGです。
 主人公の「信」を中心にストーリーが展開され、その仲間や戦国七雄の武将たちが登場。原作に沿ってシナリオは進行していきます。プレイヤーは「キングダム」のキャラクターたちで夢の部隊を編成。「稽古」でレベルアップさせながら「戦場」へと出撃させます。そして勝利を重ね、ゆくゆくは中国統一をめざすのが大きな目的です。

名ゼリフ
▲秦の若き皇帝「政」のもとで、めざすは中国統一! 原作の名セリフも多数登場します。

『キングダム -英雄の系譜-』のダウンロードはコチラ

◆戦場で「キングダム」のストーリーと本格シミュレーションの戦闘を体感!

「戦場」メニューを選択すると、原作を追体験できるストーリーが展開。その後の戦闘パートで本格的な戦略シミュレーションに突入します。戦闘パートでは、マップに配置された部隊を1ターンに1歩ずつ移動させ、敵部隊と接触すると戦闘が開始。剣、弓、槍で編成された敵部隊に対し、自部隊に編成している最大5人の武将の中から3人を選択して攻撃します。
 剣は弓に強く、弓は槍に強い、といったジャンケン方式の“相性”があります。敵に対して有利に立ち回れるよう、相性を考慮して武将を選択するのがポイントです。また、武将はそれぞれ強力なスキルを持ち、ターン経過でたまるスキルゲージがMAXになると使用可能。強力なスキル攻撃で敵の兵力を大きく削れば、大逆転もありえます。また、このゲームのために描き下ろされた迫力のカットインは見応え十分ですよ!
 敵の本拠点を制圧するか、敵軍の大将を撃破するとクリアとなります。そのとき、敵の将軍を捕縛していると、戦闘後に説得ができます。説得に成功すると自軍の武将になってくれますが、成功率は低めです。どうしても仲間にしたい武将がいる場合は、同じクエストを何度も繰り返して挑戦してみましょう!


▲ムービーで再生されるストーリーは必見! 原作を知らない方でも、これを見るだけでストーリーを楽しめるようになっています。

▲マスを1歩移動すると自軍のターンは終了。敵軍のターンに移ります。攻撃をしかけたほうが先攻となり、若干有利です。敵のターンに攻撃をしかけられないように軍を移動させるのも攻略のポイントですね。

▲大軍同士がぶつかり合う大迫力の戦闘シーン!

▲スキルカットインには、キャラクターが動いて攻撃をしかけるアニメ演出が入るモノもあります。新たな武将が手に入ったら、どんどんスキルを使ってみたくなります!

▲捕縛に成功した武将はクリア後に説得開始。繰り返し説得していると成功率が上がるようです。

 ある程度クエストをクリアしていくと階級が上がり、「百人将」になると対人戦ができる「軍事」が選択可能になります。軍事では、攻める国を選択後、自動で対戦相手がほかのプレイヤーから選ばれます。基本的なルールは通常の戦闘と同じで、武将3人が率いる軍同士が激突します。
 兵種による相性も大事ですが、最も重要なのはやはり武将のレベルです。マメに「稽古」を行ってレベルアップさせておきましょう。「稽古」は戦場報酬などで手に入る「金」を使うことで行えます。


▲ほかのプレイヤーの武将との対戦なので、一筋縄ではいかないことも。しっかり稽古をつけて勝利をめざしましょう!

◆内政で施設を充実させて、戦場で有利になる効果を発揮させよう

 もうひとつ重要な要素が、自分の領地の施設を建設したり、強化したりできる「内政」です。内政を行うと、戦場のマップ移動時に使える「計略」コマンドの内容が増えたり、武将の兵力が向上するなどの効果が得られます。
「計略」にはいくつかの種類がありますが、たとえば「火矢を放ち戦闘前に敵戦力を削っておく」といった戦闘を有利にするような効果が挙げられます。内政をしっかり実行しておけば戦いがラクになることは間違いありません。


▲担当武将を配置して開発開始。ちなみに配置した武将もちゃんと戦場に出撃できるのでご安心ください。

◆まさに原作のイメージ通り! 「キングダム」の世界観で大暴れしよう!!

 ストーリーパートの随所で、原作コミックの名シーンが再現されます。もちろん原作を知らない人でもきちんとストーリーを楽しめますよ。内政があり、戦略性のある戦闘もあり、本格的なシミュレーションRPGとしての完成度は高いです。原作ファンだけでなく、シミュレーションRPGが好きな人なら思いっきり楽しめる作品だと思いますよ。

モバイルバージョンを終了