最終的には3Dエンジンで作られたVRサービスやハイエンドコンテンツも表現可能に。クラウド上で動作するファイルとビューワーも提供。
Cynack株式会社（以下、Cynack）は、VR/ARでの閲覧に最適な3D情報を表記するための最も簡易的な新マークアップ言語Object Markup Language（以下、OML）を、技術者向けにオープンフォーマットで公開したと発表。
OMLは、JSONをベースとしたフォーマット。登録されているCube(立方体)やCylinder(円柱)、Sphere(球)、Plane(平面)、Text(文字)などの基本的なオブジェクトに加えて、音声ファイルや3Dモデルも読み込んでオブジェクトとして使用できるのが特徴。
情報性に特化しデータサイズが小さい分野から、Google Chrome・Mozilla Firefoxなどで動作するWebVRを使用したコンテンツを置き換えられるよう、追加する言語によって表現力を高めていく。最終的には、UnityやUnreal Engineなどといった3Dエンジンで作られたVRサービスやハイエンドコンテンツも、OMLで表現できるような体制を整えていくとしている。
また、クラウド上で動作するOML Tutorial開発環境と作成したファイルを閲覧できるOML Viewerも合わせて提供。ブラウザや開発環境をクライアントに用意することなく、クラウド上でコードを記述。リアルタイムで結果が表示でき、QRコードを読み込むことでモバイルVRとしても表示可能にしている。
OML tutorial demo movie
Cynackは、創業以来VR時代における新しいインターネットの形とPCにおけるDesktopを3次元化した独自のInspaceという理想のワークスペースを追求、現在鋭意開発中。今後は、クラウド、クライアントともに技術者向けの開発環境の整備に尽力、3D情報コンテンツプラットフォームの健全なる競争状態の形成に努めるとしている。