サイトアイコン オタク産業通信 :ゲーム、マンガ、アニメ、ノベルの業界ニュース

【レビュー】全国の野球&甲子園&高校球児好きよ、俺たちの甲子園はここにある! お気楽高校野球ゲーム『ぼくらの甲子園!ポケット』


 野球は好きだけどそこまで詳しくない、どちらかと言うと高校野球のほうが好き。本格的なプロ野球ゲームは細かくて苦手、かわいいキャラクターが出ていて手軽に楽しみたい……。そんなあなたの要望に答える育成野球ゲームがこの『ぼくらの甲子園!ポケット』だ。

 このゲームがオフィシャルで謳っているジャンルは“共闘スポーツRPG”!「なんのこっちゃ」と最初は思うかもしれないが、ゲームを進めると、「ナルホド、共闘でスポーツでRPGじゃないか」という感想が思わず漏れてしまう。そのゲーム性を、高校球児に戻ったような爽やかな気分でレビューしてみよう。あ、高校の時は野球部じゃなかった……。
 


 全国の何千にものぼる学校の中から、自分が育てるキャラクターが所属する1校を選択して、ゲームはスタートする。いずれの学校にも全国のプレイヤーが在籍しており、練習して彼らと競い合いながらスタメンを目指すのが当面の目標だ。

 まずは全国の仲間たちとチーム内で競い合う点が、部活動感があり面白い。実際に周りのリアルな友人を誘い、同じ学校でチームを作り上げていくという楽しみかたもできるだろう。そう、これは野球ゲームというよりも部活ゲームの要素が強いのである。

 お手軽にゲーム全体を楽しみたいのであれば部員数がそれほど多過ぎず、適度にスタメンを狙えそうな学校をセレクトするのをおすすめしたい。その後、強い学校に転校するといったことも可能だからだ。なお、現実の高校野球と違い、転校しても1年間の出場停止なんて処分はないぞ!

▲今風のキャラクターが並ぶなか、筆者は実に野球部員な坊主頭のスラッガーをセレクト。高校球児で髪がフッサフサだと!? そんなもんちゃんちゃらおかしのホームラン王よ!


▲野球部といえばそう! マネージャーだ。この娘もかわいい娘なのだが、欲を言えばスタート時に何パターンかマネージャーのセレクトができればより楽しかったかな。

  
◆育成の醍醐味と練習パートの軽快なテンポと面白さで飽きずに遊べ好印象

 ゲームのメインは大きく分けてふたつ。ボードゲーム形式の練習パートと、1日3回行なわれる試合パートだ。インターミッション的にグラウンドパートがあり、学校や街に繰り出す事もできる。街パートではアイテムが手に入るガチャや、ほかのプレイヤーとのアイテム交換、アイテム強化など、スマートフォンゲームらしい要素が楽しめる。


 練習パートはスゴロク形式のボードゲーム+ミニゲーム。サイコロ形式で進め、マス目によってさまざまな練習メニューをし、能力値を上げていく。

 この練習パートが作業になるかと思いきや、テンポがよ過ぎてサクサクと進められる。軽快に楽しめる育成はスマートフォンゲームに非常に適しており、空き時間に何気なくプレイしてしまうだろう。また期間や時間帯によってさまざまな特別練習メニューが用意されており、プレイヤーを飽きさせない作りになっている。

▲特別メニューでは打撃などのミニゲームがあり、通常練習メニューより俄然燃える! 筆者個人としてはこの練習メニューが一番面白い。


 パラメータはパワー、ミート、走力、守備の4つとシンプルで細か過ぎず、成長していく過程がわかりやすく、ライトユーザーでも成長の醍醐味を堪能しやすい。育成シミュレーション好き、野球ゲーム好きはもう少し細かい要素が欲しいかもしれないが、あくまで気軽に遊べる野球を題材にしたゲームとして、万人が楽しめる作りだ。

▲能力値を上げるのは野球の練習だけじゃない! 釣りのミニゲームなど、さまざまなバリエーションが用意されている。能力値だけでなく、レアアイテムが手に入ることもある。


◆試合パートでは独特のエールシステムが印象的!


 もちろんゲームの目的は試合に勝ち、甲子園を目指すこと。練習で鍛えたキャラで数多の部員を押しのけ、スタメンを勝ち取ったらいざ試合へ! 試合パートは1日3回、決められた時間に開催される。

 内容はオートで、キャラクター自体は動かせない。それでも自分のキャラクターの出番になると、学芸会に出る息子を見守る母親のように、活躍を祈らずにはいられず、素晴らしい結果が出たときは思わず拍手をしてしまう!

▲さらに試合を眺めるだけではない! チームメイトをアシストする「エール」や「スキル」といったシステムはさながらベンチにいるよう!


 試合中は体力の落ちてきた仲間をアシストする「エール」が勝負を分ける要素になる。単に気に入った仲間をひたすら鼓舞するもよし、バランスよくアシストするもよし! この辺りにほかのプレイヤーとチームを組んでいるという要素が関連してきて、誰にエールを送るか、さながら某SNSの「いいね!」をどう付けるか頭を悩ませるのに似ているかもしれない!?

◆高校野球をの要素をうまくスマートフォンゲーム向けに昇華!

▲全国にいる顔も知らない仲間たちと味わう勝利はまた格別!


 冒頭でも紹介したとおり本作は「共闘スポーツRPG」というジャンルなのだが、その意味はここまでお読み頂ければわかるだろう。さらにポップな絵柄と親しみやすいシステムで、高校野球ファン全般に受け入れられそうなゲームになっている。特に筆者が気に入ったのは“共闘”の部分。ゲーム内でチャットなど頻繁にコミュニケーションするわけではないが、しっかりと一緒に部活できるのだ。プレイしているうちに、共に闘い抜いた戦友たちとオフ会がしたくなってきたぞ! (でも全員男とゆうオチは信じない!!)

▲筆者イチオシのキャラが保健室の先生。何かこう囁きながら診てくれそうで、自キャラ専用ののマネージャーになってほしい!


モバイルバージョンを終了