映像技術「Live2D」を使った長編アニメーション映画を作成。Live2D社はソフトウェアの開発等に向けて採用活動を強化。
株式会社アニプレックス（以下、アニプレックス）と株式会社Live2D（以下、Live2D社）は、業務資本提携を行ない、アニプレックスがLive2D社の株式の過半数を取得したと発表した。
これにより、両社は、映像技術「Live2D」を使用した、これまでにない新しい映像表現を持ったアニメーション作品の制作に取り組むという目標を共有し、その目標を実現するために持続的な協業関係を構築し、長編アニメーション映画の制作に挑む。
また、Live2D社は本提携を機に、ソフトウェアの開発と世界視野の提供を加速させるために採用活動を強化。Live2Dの開発に携わるエンジニア、アニプレックスとの長編アニメーション制作に従事するデザイナーなど、幅広い職種の人材を求めはじめた。
本発表について、アニプレックスの代表取締役である岩上敦宏氏と、Live2D社の代表取締役中城哲也氏が以下のコメントを寄せている。
アニプレックス 代表取締役 岩上敦宏氏
「アニメやアプリゲームにおいて広く利用されているソフトウェア『Live2D』を有するLive2D社と話し合いをしていく中で、同社の技術を駆使した長編映像制作を行いたいという熱意を強く感じました。今回の提携によりアニプレックスはLive2D社のビジネスを支援しながら、ともに映像技術をさらに進化させ、さらなる映像表現を追求していけば全く新しい映像作品ができると確信しております。長い道のりかもしれませんが、ぜひご期待ください。」
Live2D社 代表取締役 中城哲也氏
「Live2Dは国内外のアプリゲームを中心に普及が進んでいます。今回、エンタテインメント事業を全世界規模で展開するアニプレックスとの提携により、長編アニメーション映画制作に挑戦する機会をいただきました。アプリゲーム業界向けのツール開発をこれまで以上に加速させつつ、革新的な映像表現と、それを実現する技術を提供することで、2Dコンテンツ、そしてそれを支えるクリエイターの発展に貢献出来ると確信しております。」