4月1日午前11時30分に有償版「Pro」と「Pro Plus」のダウンロード販売を終了。今後は大規模プロジェクト向けの提供に集中。
シリコンスタジオ株式会社は、C#ゲームエンジン「Xenko（ゼンコー）」のダウンロードによる有償販売を、2018年4月1日で終了すると発表した。
「Xenko」は、C#で開発できるオープンソースの次世代型ゲームエンジン。エンジンを司るC#コードは、深部まで調査できるように、オープンソースとして公開中だ。小規模のスタジオや個人向けには無料の「Personal」、中・小規模のスタジオ向けに1ユーザーあたり月額75米ドルの「Pro」、大規模スタジオ向けに1ユーザーあたり月額150米ドルで提供する「Pro Plus」、大規模プロジェクトや特別な案件向けに都度見積もりを行なって提供する「Custom」、計4つのプランが用意されていた。
シリコンスタジオは、2018年4月1日午前11時30分（日本時間）をもって、「Pro」と「Pro Plus」の2種のダウンロード販売を終了。今後、「Custom」の提供にフォーカスすることを決定した。現在、「Pro」と「Pro Plus」を使用している方に関しては、現行バージョンを引き続き1年間利用可能。今後のダウンロード提供は、オープンソースとしてユーザーコミュニティーによる運用を検討中とした。
本発表により、事業の選択と集中により顧客満足度を最大化し、収益性の向上を実現、大規模プロジェクト向けの提供に集中すると発表した。