12月19日(金)、Super Evil MegacorpはiOS用ゲーム『Vainglory(ヴェイングローリー)』を2015年1月に配信すると発表した。
『Vainglory』は、アップルによるiPhone 6発表時の基調講演でもプレイされた、マルチプレイヤー向けのバトルゲーム。3人編成の2チームがリアルタイムバトルで勝敗を競う。プレイヤーそれぞれが「ヒーロー」を操り、敵チームの基地中心にあるクリスタル「Vain」を破壊すると勝利となる。
1ゲームで使う6人のヒーローは、毎週ローテーションで変更される。同じヒーローを使い続けるには、ゲーム勝利で得られる「Glory」か、課金によって購入する「ICE」を使用して、ロックを解除する必要がある。課金するほど有利になるシステムは導入されておらず、今後もその予定はない。
『Vainglory』には、長距離攻撃が得意なドラゴン「Skaarf」や、気絶や混乱の能力を持つ人間戦士「Catherine」など、さまざまな「ヒーロー」が登場する。またSuper Evil Megacorpの日本人社員Yutaka Toguchi氏に名前を由来する忍者「Taka」も登場。「Taka」の技には、「Kaiten(回転)」、「Kaku(カク)」、「X-Retsu(X烈)」など日本語の名称と日本的なテーマが使われている。
▲Bo Daly氏(左)、Kristian Segerstrale氏(右)
●Bo Daly氏(Super Evil MegacorpのCEO、共同創設者)のコメント
日本のプレイヤー向けに『Vainglory』を提供するにあたって、当社はとくに品質に気を配りながら、長い時間をかけました。素晴らしい日本のパートナーに出会うことができ、『Vainglory』を日本の皆さんに披露することが楽しみでなりません。また、私たちは2015年に日本にオフィスを開設することを決定し、積極的にパートナーと社員を募集しています。
●Kristian Segerstrale氏(Super Evil MegacorpのCOO兼エグゼクティブディレクター)のコメント
日本は携帯型ゲームが生まれた場所ですから、日本の皆さんに『Vainglory』を体験していただくのを今か今かと心待ちにしています。任天堂のゲームを何年も何年もやり続けることから刺激を受けてきた私たちのチームは、ずっと日本のゲーム文化に魅了されてきました。このたび、日本のApp Storeに自分たちなりのユニークな製品を登場させることができたことを光栄に思っています。