カプコン、コーエーテクモゲームスとの特許無効審判請求事件に勝訴を発表。

オタク産業通信編集部

6年前

“画像情報から認識できない情報”をコントローラーの振動で知らせる特許の無効を求めたもの。知的財産高等裁判所がコーエーテクモゲームスの請求を棄却。

株式会社カプコン（以下、カプコン）は、株式会社コーエーテクモゲームス（以下、コーエーテクモゲームス）から提訴されていた審決取消訴訟に勝訴したことを公式サイトで発表した。

本訴訟はコーエーテクモが、カプコンの保有する「特許第3295771号」の無効を求めた特許無効審判請求事件で、2017年8月17日、特許庁にて本件特許を維持する旨の審決を受けて、同年9月21日にコーエーテクモが知的財産高等裁判所に審決取消訴訟を提起したもの。

「特許第3295771号」は、ゲーム状況が特定の状況にあることを判定した時に、プレイヤーに対して”画像情報から認識できない情報（例：背後に敵がいること）”を、コントローラーの振動で知らせるものだ。

今回、知的財産高等裁判所は原告（コーエーテクモ）の請求を棄却する判決を下した。これにより、同時期に提訴されていた「特許第3350773号審決取消訴訟における特許維持判決（※参考リンク）」に続き、「特許第3295771号」の有効性が認められた。