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【レビュー】『ガンダムスピリッツ』新感覚のヴァリアブルマップシステムで無限に広がる戦術を楽しもう!


 昨年から引き続きの『ガンダムビルドファイターズトライ』と『ガンダム Gのレコンギスタ』に加え、新作『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』、『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』も放送&公開され、今後も『機動戦士ガンダム サンダーボルト』が控えるなど初代作品の放送から35年以上経っても衰えることを知らないガンダム人気。

 GREEで配信中の『ガンダムスピリッツ』は、そんなガンダム作品に登場してきた数々のモビルスーツがSD化されたユニットを動かし、さまざまなミッションをこなしていく戦略シミュレーションRPGです。更に、パワーアップしたアプリ版はGREE版にはなかったBGM、SEも追加!迫力の戦闘が楽しめます。

 本作のバトルはターン制。家庭用ゲーム機で展開した『SDガンダム GGENERATION』と似たバトルシステムになっていて、自軍ユニットの行動を決定したのち戦闘シーンへと移行するというのが基本的なバトルの流れですね。マップは縦3マス、横5マスで構成されていて、プレイヤーは部隊指揮官としてマップ上のユニットを動かしながら、自軍を勝利へと導いていきます。

 コンパクトなマップなので、最初はシンプルな戦術シミュレーションを想定していたのですが、実際にプレイしてみると、思った以上に戦術が求められました! 近距離/中距離/長距離といったユニットの射程や、突撃/遊撃/迎撃といった属性の3すくみシステム、さらに地形やライン効果といったさまざまな要素によって、ユニットの攻撃力や防御力がその時々で変化していくため、強敵とのバトル時などは特に頭を悩まされます。

▲バトルシーンではキャラクターの名セリフや、カッコイイ戦闘演出も◎。アニメーションのスキップもできるので、スピーディに楽しむことも可能です。


▲行動が終了したユニットと未行動のユニットの位置を入れ替える「スイッチ移動」も本作の特徴。ユニットの行動順や攻撃目標の選別、部隊全体でポイントを溜めて発動する「スキル攻撃」のタイミングが、部隊の戦果に大きく関係してくる。


 たとえば自分と相手のユニットの射程が同じ場合は、属性で有利なほうが大きなダメージを与えられますので、先に攻撃をしかけても反撃で撃破されることもあります。そのため、一方的に攻撃できるポジションを確保したり、先制攻撃で確実に仕留められるユニットを狙ったり、敵軍のターンに備えて隊形を整えたりと、部隊行動を意識しながらユニットを動かしていくわけです。

▲基本的に敵側(画面左)に進むほどユニットの攻撃能力がアップ! 自軍側(画面右)にいるほどユニットの防御能力がアップ!


▲空いているマスに突然敵の援軍が登場! 想定外の事態でバトルがいっそう盛り上がる!


 ゲームモードは大きく分けると2種類。「任務」は歴代のガンダムシリーズの名場面を追体験するシングルプレイモードで、ユニットやゲーム内通貨のGPが手に入ります。「バトル」はプレイヤー同士が「階級ポイント」を賭けて戦うモードで、勝利すると指揮官としての階級が上がっていきます。プレイヤーの階級が上がるほど、特別な報酬がもらえたり、限定的なミッションに参加できるようになったりします。

 両モードをプレイするために必要なエネルギーは別のため、一方をプレイできなくなってももう一方で遊ぶ、といった遊びかたができるのもいいですね。

▲バトルがスタートしたら、まず相手のユニットをチェックするのがポイント。その上で自軍ターンの作戦行動を考えて、ユニットを動かしていくべし!


▲ミッションの勝利条件もさまざま。ミッションごとに設定されている特定条件をこなすことで、ボーナス報酬のグレードもアップ!


 さて、なかなか奥深い戦術が楽しめる『ガンダムスピリッツ』ですが、長年のガンダムファンとしては演出面も讃えたいところ。ビームライフルの射撃音だったり、モビルスーツやモノアイの起動音だったり、金属同士がぶつかり合う音だったり……これらがアニメそのものなのです。というわけで本作をプレイする時は、ぜひサウンドをONにして遊んでみてください!

 大人になってガンダムから離れてしまった往年のファンも、本作で久しぶりに少年時代の熱い“ガンダムスピリッツ”を蘇らせてみてはいかがでしょうか?

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