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【レビュー】『ピアノタイル2』タイルをリズムに合わせてタップ、以上! シンプルで遊びやすい、隙間時間にピッタリのリズムゲーム!

 今回紹介する『ピアノタイル2』は、シンプルを極めたリズムゲームだ。ゲームシステムは、「上から流れ落ちてくる黒いタイルを、音楽に合わせてタップする」、ただそれだけ!

 グラフィック演出は最小限。緩やかに模様の動く背景があるだけで、キャラクターも登場しなければ映像も流れない。ひたすら演奏する快感のみを追求したストイックさが気持ちいい。ちょっとした空き時間で遊ぶにはピッタリのゲームだ。

タイトル画面

◆気分は名ピアニスト! シンプルながらも演奏の快感はたっぷり味わえるリズムゲーム!

 演奏は、画面上から4列に分かれて流れ落ちてくる黒いタイルを、音楽に合わせてタップしていく。タップするごとに曲の一部が演奏される仕組みだ。ポンポンとリズムよく叩いてきれいに演奏が繋がったときは、まるで名ピアニストになったような気分が味わえる。


▲このように流れてくるタイルをタップ! 本当にただそれだけだが、演奏がピタリつながったときは快感。


▲長押しのタイルも登場する。クリアを狙うだけならタップでも大丈夫。

 曲を1周演奏し終わればステージクリア。その後は2周目の演奏が始まり「無限の階段」モードに突入する。無限の階段では、1周目よりもかなり速いテンポでタイルが落ちてくる。2周目もクリアすると、さらに速まって3周目へ! ベストスコアを目指す自分との戦いが熱い。


▲4周目冒頭で撃沈。そのときのスコアがこれ。おのれ! まだいけた……はずだ!


▲こちらは、曲を初めてクリアしたとき遊べるボーナスステージ。黄色いタイルをタップするたびに聴衆が拍手して、ゲーム内通貨をくれるのだ。連続タップすれば、さながらスタンディングオベーション! うれしい。

◆充実の収録曲。誰もが知る名曲を演奏できる!

 収録されている楽曲は、ピアノ曲を中心にかなりの充実ぶりだ。民謡や童謡からは、「Little Star(きらきら星)」、「Two Tigers(グーチョキパーでなにつくろう)」、「Beyer No.8(ねこふんじゃった)」など。クラシックでは、ショパン「Nocturne Op.9 No.2(夜想曲第2番)」、サンサーンス「The Swan(組曲「動物の謝肉祭」より「白鳥」」、モーツァルト「Eine Lleine Nachtmusik(アイネ・クライネ・ナハトムジーク)」など、誰もが一度は耳にしたことがあるような名曲ばかり。お気に入りの曲がきっと見つかるだろう。


▲楽曲はレベルアップやゲーム内通貨の使用で解放される。


▲いずれ劣らぬ名曲。筆者はショパンの夜想曲第2番がお気に入り! コンサート気分にひたりながら演奏できるのだ。

◆無課金でも問題なしのゲームスタイルで、スタミナ切れの心配無用!

 1回プレイするごとに「エネルギー」がひとつ必要になるが、このエネルギーは時間回復で最大30個まで溜まるので、かなりガッツリ遊んでも底をつくことは少ない。仮にエネルギーが尽きてしまっても、ゲーム内で15秒程度のCMを見ると無料でふたつ手に入る。「遊びたいときに遊べない」という心配はまったくない。


▲エネルギーのほか、ゲーム内通貨「ダイヤモンド」もCMを見れば手に入る。カジュアルに楽しむなら無課金でなんら問題なし。

 シンプルに、遊びやすく、演奏の楽しみをたっぷりと味わえる『ピアノタイル2』は、手軽にプレイするには最適のリズムゲームだ。隙間時間にちょっとだけ遊べるゲームを求めている人や、リズムゲームが好きな人、ストイックなベストスコア追求にのめりこむ人などにオススメだ。ぜひ、名曲を自ら演奏する陶酔を味わってみてほしい。

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