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N高等学校、各ゲーム競技の第一人者たちも参画する「eスポーツ部」を10月2日に発足。

競技タイトルの第一人者やプロチームによる指導や、大会出場の後押しでeスポーツ部部員の強化を狙う。

学校法人角川ドワンゴ学園「N高等学校(以下、N高)」は、コンピューターゲーム競技に取り組む「eスポーツ部」を発足10月2日に発足したこと、部活のユニフォームをメンズファッションブランド「VANQUISH」がデザインしたことを発表した。

N高「eスポーツ部」のユニフォームデザイン(左:正面/右:背面)

N高では、“学習も学校生活もネットで実現する”をコンセプトに、オンラインを中心に活動する「ネット部活」を展開。開校当初から、コンピューターゲームを扱う部活として「サッカー部」と「格闘ゲーム部」が活動しており、高校の部活動としていち早くeスポーツ競技に取り組んできた。なかでも『ウイニングイレブン(以下、ウイイレ)』をプレイするサッカー部では、N高1期生の相原翼氏(高3)が、9月にインドネシア・ジャカルタで開催された「第18回アジア競技大会」に日本代表選手として出場し、金メダルを獲得した。

今回発足した「eスポーツ部」は、ネット部活のサッカー部と格闘ゲーム部が合流したもの。各ゲーム競技の第一人者やプロチームが指導する特別支援タイトルを選定し、プロからの指導支援や大会出場の後押しなどで部員たちの強化をはかる。

これまでの競技種目に加え、新たにバトルロイヤルゲーム『Fortnite』が特別支援タイトルに決定。今後、競技タイトルを追加し、多くの生徒が参加できる環境を整えていく。また、特別支援タイトル以外も活動可能で、必要に応じて部としてもサポートを行ない、さまざまなeスポーツ競技に挑戦する。

部活の指導パートナーとして、ネット部活「サッカー部」特別顧問の秋田豊氏(元サッカー日本代表)が『ウイイレ』を、「格闘ゲーム部」特別顧問は志郎氏(eスポーツ団体「指喧」)が格闘ゲームを担当。eスポーツプロチームからは「FAV gaming(株式会社Gzブレイン)」と「SCARZ(株式会社XENO)」が参画し、各ゲーム競技に応じて指導する。

卒業後の進路に関しては、専門学校等への指定校推薦による進学サポートや、ゲーム関連職種への就職サポートも行ない、eスポーツを将来のキャリアとして目指す生徒への支援体制も提供する予定だ。

また、eスポーツ部では、ゲームの競技スキル以外にも、リーダーシップやチームワークなどの社会技能を身につけることを目指し、リーダーシップ教育の研究で著名な舘野泰一氏(立教大学経営学部助教)と共同で、部活動を通して部員が「自分なりのリーダーシップ」を獲得していけるような学びを構築する。

eスポーツ部の発足に伴い、顧問の秋田豊氏、指導パートナープロチーム「FAV gaming」プロデューサーの目黒輔氏、指導パートナー プロチーム「SCARZ」からコメントが寄せられた。

eスポーツ部 「ウイニングイレブン 2019」競技特別顧問 秋田豊氏
「今までゲームをやっていると親御さんやいろんな人からは「何遊んでるの……」というふうに言われてきましたが、現在のeスポーツは国体やオリンピックを目指すスポーツ競技として認められるようになりました。

今まで肩身の狭い思いをしてきた人たちが脚光を浴びるときです。是非とも皆で楽しく、国体、オリンピックを目指そう!」

eスポーツ部 指導パートナー プロチーム「FAV gaming」プロデューサー 目黒輔氏
「相原 翼君のようなスーパースターが生まれ、高校生の間でもeスポーツが盛り上がりを見せるなか、一石を投じる動きだと感じております。eスポーツのさらなる発展に必要なのは、これからを担う若者たちです。彼らが大きな夢を抱けるよう、改めて環境作りに尽力していきたいと強く思いました。技術面だけでなく、社会人としての姿勢やメンタル面についても、FAV gamingに所属するトッププレイヤーが指導していきます!」

eスポーツ部 指導パートナー プロチーム「SCARZ」
「この度、SCARZはN高様とeスポーツ部の指導パートナーを組んだことを嬉しく思います。

若い世代のプレイヤーが将来輝ける選手になったり、純粋にeスポーツを楽しんでプレイ事を楽しみにしています。

新時代の部活、新しい世代に繋がるeスポーツやゲーム関係の将来を共に広げていければ本望です。」

関連サイト

N高等学校公式サイト
N高等学校公式Twitter

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